Sakura0904![]()
育郎が結婚し、當間家に新たに女性が招かれることとなった2巻。女性に欲情しない育郎は当然妻を抱くこともありません。酔っ払ってふらふらの状態で帰宅した育郎を典彦は妻に預けようとしますが、育郎の裸すら見たことのない彼女は下の世話をするのに躊躇し、結局典彦が育郎に用を足させます。こうして見ると、以前失禁していた蘭蔵も、泥酔して使用人に放尿を見られている育郎も、実は似たようなものなんじゃないかと思いました…
退廃した空気と熟れ過ぎた果実のような重苦しい甘さの漂う作品でした。育郎の兄・蘭蔵に囚われていた父、蘭蔵に奪われた父の愛を使用人・典彦に求めた母、精通を迎えた育郎に手を出し始める典彦、典彦からの愛撫を期待してしまうようになる育郎、そして、父亡き後新たに自分の世話をすることになる郵便局員だった西浦を絡め取ってしまう蘭蔵。どの関係性も禁断であり、不毛。静かにどろどろしているような、独特の後味の悪さがあ…
◆ライフisオンリーわん!(表題作)
受けの由太郎がまさかの狛犬に取り憑かれてしまうという設定で、このファンタジー感溢れる展開を受け入れられるか最初は未知数でしたが、読後の感想としては登場人物全員可愛いし面白いし明るい気分にさせてくれるストーリーだったなぁと思いました。由太郎は幼少期に母親に捨てられたと思い込んだ時からグレてしまい、すっかりヤンキーに育ったんですが、そんな彼に狛犬のツワブキが取…
シリアスな雰囲気が強めの物語でした。政治家である大須賀の、私設警護の任務に就いている七青の下につくこととなった葵。冷静沈着で私情も挟まず淡々と仕事をこなす葵ですが、どうも人を殺めることには抵抗があるようで、それに気付いた七青はさり気なく葵が最後までは手を下さなくて済むように動いてあげています。後々明かされていくんですが、実は七青の下につくことになる新人には共通点があり、それは何かしらの裏事情を抱…
◆俺がお前に何をした(表題作)
タチ専だった一宮が、掲示板で知り合った壱星に掘られてしまうところから始まります。その後会社で再会し、また壱星の下で喘ぐ羽目に。壱星は以前落ち込んでいた時に、たまたま通りかかった泥酔した一宮に励ましてもらったことがあり、それから彼のことが気になっていたようです。ただ、好意を持ったきっかけはよく分かるのですが、だから壱星と再会できて彼を無理矢理組み敷くというのはちょ…
表紙を飾っている受けの八代は女装にハマっているんですが、自分の性的対象などもまだ曖昧で10代らしい不安定さの残るキャラクターです。そして、攻めの百瀬が街で女装姿の八代をたまたま見かけ、彼の中で八代が気になる存在になっていきます。それ以来もう一度八代の女装を見たいと、百瀬は姉の服を勝手にあげたりして半ば脅しのような形で八代に女装を頼みます。百瀬に若干の恐怖を覚えながらも、可愛いと言われることを内心…
今までそれとなく匂わされてはいたけれども鳴りを潜めていた吉宗の過去が、この最終巻では吉宗自身と源路に唐突に突き付けられます。私は吉宗の中で過去との折り合いはある程度ついているのかと思っていましたが、改めて映像という生々しい形で強引に思い出させられると恐怖や怯えといった負の感情が止めどなく溢れ出すくらい、彼にとって相当根の深いトラウマなんだということを知らされました。2巻までは吉宗に欲情しているシ…
過去がトラウマ化していたりイキにくい体質だったりしてセックスに自信のない吉宗と、有り余る性欲を持て余し気味の源路がもどかしいながらも想いが通じるところまでいってくれました。吉宗のトラウマはほんの一瞬描かれるだけなのでそこまで生々しいものではありませんが、彼が源路の性欲や体力に着いていけないのを申し訳なく思っているのが伝わってきてちょっぴり切ない、そんな2巻でした。受けが勝手にネガティヴ思考になり…
シュールなギャグ感と青春らしい劣情、男同士だからこそ出来上がる関係性が混じり合った、SHOOWA先生ならではの空気感をたっぷり楽しめる作品でした。ギャグ要素はとても多いんですが、淡々としていてうるさくないんですよね。個人的にこういう笑いの散りばめ方がとても好みでした。同じ舞台で2CP収録されていますが、私はどちらかというと最初の入江×椿の方がお気に入りです。このCPがもっと多く描かれていれば萌2…
偶然の出会いから発展するノンケとゲイの年の差恋愛ストーリー。流れがとても自然で、ノンケの山田が同性に惹かれていくのも全然違和感がなかったです。自分がゲイであることを知ったばかりの歳の千尋が、山田の言動に度々耳を赤くするのが初々しくて可愛くて、それを見て自分もドキドキしてしまう山田も愛おしかったり。千尋は親友に失恋したばかりではあるんですが、そんな時に山田にこんな接し方をされたら好きになっちゃうよ…
