Sakura0904![]()
ストーリー構成も良いですし、裏世界の雰囲気をたっぷり味わえたのですが、個人的にどうしても若かりし頃の櫓木という人物を好きになれず、萌評価に留まりました。麗華と2人暮らしをしている今の櫓木は哀愁漂っていてとても魅力的。一方、若い頃の櫓木はまさに究極の若気の至りという感じで、自分の実力に限界があるとは微塵も考えず、好きな人のためなら他人の感情を弄ぶことも躊躇わず行動するような男でした。自分の力を過信…
私は『四代目・大和辰之』のスピンオフが当作だと勘違いして、こちらを後に読んでしまいましたが、個人的には十分に楽しめました。ただ、時系列的にもこちらが先なので、今から読むという方は順番通りこちらを先に読まれることを推奨します。
◆みのりの手シリーズ
『四代目・大和辰之』で辰之の心を掴んでいた稔がどんな人物なのか、3人との絡みによって深く掘り下げられていました。施術の客として訪れた辰之や俳…
昔受けに救われたことがきっかけで受けのストーカーになるほど彼に惚れてしまった美人攻めと、組を継ぐ覚悟も気力もない強気受けとのストーリーでした。キャラ設定はとても面白かったです。ただ、距離の縮め方については結構あっさりくっついたかな?という印象です。受けの辰之が心酔していたらしいみのり先生と過去にどんな関係性を築いていたのか分からないので何とも言えませんが、攻めの望に絆されていく過程が本当にヤクザ…
『ピンクとまめしば』で、春馬の兄でアイドルだった篤人がメインの受けとなっていました。グループは違えど、一緒にレッスンを受けてきてエルプラとは別のグループとしてデビューした由紀とのカップルなので、アイドル感全開のBL作品です。アイドルものがお好きな方はたまらないんじゃないでしょうか。違うグループとしてデビューすることや、片方が先にデビューすることへの葛藤だったり、歌とダンスをメインに活動していたの…
倉橋先生の綺麗な絵で読める、生徒×教師ものです。攻めの生徒である春馬の兄が、受けの教師の御子柴が推しているアイドルという設定です。なので御子柴の部屋にはそのポスターがずらりと並んでいて、春馬は事あるごとに兄への劣等感を覚える羽目になります。かつては尊敬する兄と共に自分もデビューを目指していた春馬。しかし、兄のデビューが決まり、兄を超える才能があるわけでもなく、兄に似た顔立ちの彼はデビュー不可にな…
前作は3作品からなるオムニバスでしたが、今作は表題作1本のみという構成でした。前作ではあまりにもギャグ感が強過ぎてハマれなかったんですが、今回は所々笑えるポイントもあるものの、前作に比べると結構落ち着いた雰囲気だったかなぁという印象です。塩田の元彼らしき存在も登場して、猛虎と塩田がすれ違う展開となっていました。
塩田の悩みは、自分のせいで猛虎が女性と付き合える可能性を潰してしまっているん…
◆若き猛虎くんの悩み(表題作)
メインの作品ですが、残念ながらあまりハマれず。今回最もギャグ要素の多い作品だったんですが、そのギャグ感も結構しつこく感じてしまいました。あとは攻め受けの言動の脈絡がないというか、台詞も行動も逐一唐突に思えて、物語の展開が自然な流れに見えませんでした。攻めの猛虎が意図せず怖い顔をしてしまったり、受けの塩田が好みの猛虎の顔を見ると照れてしゃべれなくなったりと、2人が…
鮎川先生の日常感溢れるというか、良い意味で漫画特有の高いテンションだったりギャグ感だったりがほとんどないところが改めて好きだなぁと感じました。1つひとつの台詞からぼそっと呟く程度の言葉まですべて、リアルに言いそうなことばかりなんですよね。当作にもそんな鮎川先生の作風がとても活かされていました。
受けの健は大学や女性など自分の未知の世界に対しては年相応の反応を見せて可愛らしいものの、幼馴染…
上巻とは打って変わって一気にシリアスになるかもしれないと構えましたが、雰囲気はほとんど変わることなく、最後まで記憶喪失ものにしてはライトな作品でした。古藤の表情が憐れさを誘う時もあるものの、やはり下巻でも濡れ場が多く、そっちに持っていかれた感はありますね。エロと記憶喪失、なかなかお目にかかれない組み合わせだったなぁと改めて思いました。
結局藤井が2年間の記憶を取り戻すことはなく、自分が古…
記憶喪失ものの作品だとずっと重厚感の漂っているものが多いイメージなのですが、少なくともこの上巻に関しては、割とライトに読める作品だったかなぁという印象です。もちろん、付き合っていた期間の記憶を失くされてしまった受けの古藤は気丈に振る舞っていても内心は辛いのでしょうが、自由人な性格は変わらずなので、そのお陰で読者もそこまで沈鬱な気分にならずに読み進められます。
それに加え、濡れ場がそこかし…
