Sakura0904さんのレビュー一覧

べな コミック

こふで 

2人ならどこへでも行けるね

 獣のような風体でありながら、顔も体も人である不思議な少年・べな。見世物小屋から始まるストーリーでべなも壱も見世物になることを経験しているので、シリアスな雰囲気の場面もありますが、そこまで配分は多くなく、読後は案外からっとした余韻が残ります。双子の片割れを失い、小屋の仲間に男娼扱いされていた壱が、どんな相手にも啖呵を切れる、どこででも生活できる逞しさを持っている所が大きいかな。美人で顔もタイプだし…

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スズヘビ求愛論 コミック

夏生んな 

食べられてもいいという愛情

 異種間、捕食する側とされる側という攻め受けは珍しくはありませんが、ヘビとスズメという組み合わせで、尚且つ強者であるヘビの方が受けというのは斬新でした。表面的な見た目だけでなく、生殖器についてもヘビとスズメそれぞれの特徴をそのまま当てはめている所も面白かったですね。攻めとはいっても被捕食者であるコマヅは白什以外の捕食者の前ではびくびくしがちで、何とも可愛げのある攻めでした。ヘビでありながら食べられ…

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甘えたい獣 (下) 小冊子付き コミック

ゆいつ 

お似合いの2人

 晴れて恋人になり糖度が思いきり上がってからの、不安、嫉妬、ピンチ、と王道の流れでした。新の潤太への愛情表現が、猫可愛がりというよりは、あくまで兄のような包容力を見せつつ密かに潤太の可愛さを噛みしめるという感じで、年上攻めの良さをこちらも噛みしめることができました。令和の時代にまだこんな喧嘩の売り方をする不良がいるのかはちょっと疑問でしたが、田舎ではまだざらにあることなんですかね。新も元不良だった…

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甘えたい獣 (上) コミック

ゆいつ 

自分を任せることの心地よさ

 いわゆる強面の男性が実は他人に甘えたい、可愛がられたい願望を秘めているという、ギャップ好きにはたまらない受けが登場します。潤太の場合は厳ついのは本当に見た目だけで、喧嘩は売られるけれど本人の性格はいたって温和だし、弟妹の面倒見も良いお兄ちゃんなんですね。長男としていろいろ我慢してきた反動はさぞ大きいだろうなぁと。この歳で年上の女性に甘えるとなると最初から色恋っぽくなってしまうでしょうから、同性を…

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憧れた人は42歳の娼夫でした コミック

松基羊 

42歳の選択

 42歳で男娼をしているキャラなんてそうそうお目にかかれないので、それだけでも一読の価値があるのではないでしょうか。ダンディという名の通り、客は彼に紳士的に包み込むように抱かれたい人ばかりなのかと思いきや、細かい設定のシチュエーションプレイから道具を使ったプレイまで、どの濡れ場もかなり濃かったです。彼の客だった組の若頭の物語も、スピンオフで読みたいくらい気になりましたね。

 同性愛者である限…

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秘め婿 コミック

芹澤知 

生きていると信じ続けられる強さ

 時代物のBLはそこそこ読んだことがありましたが、邪馬台国時代まで遡る作品は初めてでした。芹澤先生のとても現代的な綺麗な絵で描かれるとあまり古代という感じがしませんが、読みやすくて良かったとも思います。

 特に悪いことをしたわけでもない少年少女が神などへの生贄とされる風習は様々な国や時代であったこと。それを当然のこと、仕方ないこととして人々が受け入れているなかで、風習に対して怒ることができ、…

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ビタープレイメイト コミック

西本ろう 

高校生にしてこの色気

 絵の綺麗さが凄まじいので、よくある幼馴染ものでもなんだか壮大な物語を読んだような錯覚に陥りました。でも意外と、高校生達の爽やかさ、青さとマッチしているようにも感じます。受けのガクの一途で遊び慣れしていない雰囲気が可愛らしく、一方で数年海外にいた間に男経験もしてしまったというギャップが良かったですね。昔からタカラの方が度胸もあって、周りとの付き合いも上手かったわけですが、彼がガクにハマってしまうと…

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オレとあたしと新世界 4 コミック

古宇田エン 

不安定な日々は続く

 数年振りにこの2人の物語を読めて嬉しいです。濡れ場は濃く、マコトの乱れっぷりもなかなか。一方で2人の気持ちはお互い強さは同じはずだけど、向いている方向が違う感じですね。10年という月日はけっして一瞬で溶かせる長さではないのだなと、2人も読者も何度も思い知らされます。しのぶの周りに楽しい、面白い仲間がたくさんいることがこのシリアスな物語の救いになっているなぁとも改めて感じました。周りの手を借りるこ…

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わかちあいたい、ね コミック

夏江夢子 

教師だって人間だもの

 どことなく不思議な、ずっと夢の中を揺蕩っているような空気が流れている作品でした。あまり多くを語らない描き方、波乱やキャラの少なさ、そもそものタッチなど、いろいろな要因から夏江先生独特の作風が生み出されているのかなぁと。教師と生徒という題材でありながら、教師の長澤の方から塩川を好きになったこともあり、教師に惚れ込んで困らせるワンコな生徒や立場・年齢の差に悩む教師が登場する物語とは一線を画しています…

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恋をするには透明すぎる コミック

阿賀直己  yoshi 

あざといが過ぎる

 ワンコ系年下×トラウマ持ち年上の雰囲気としては王道な感じでした。攻めの美貴の一途さには疑う余地がまったくないので、安心できる優しい物語を読みたい気分の時にはぴったりだと思います。個人的には美貴の可愛らし過ぎるところが少し鼻についたかな。昔から慕っていたとはいえ、久々に会う上司になる関係の人に「くん」呼びでタメ語だったり、人前でも躊躇なく抱きついたり、本人の性格なのか令和の男の子は得てしてこんなも…

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