フランクさんのレビュー一覧

PLEASE -プリーズ-(新装版) コミック

宮本佳野 

寡黙な高校教師×明るく逞しいウリ専ボーイ

ウリ専ボーイと客という関係で始まった二人を描いた「PLEASE」シリーズ。

無口で表情もあまり変わらない高校教師の佐倉と、明るく前向きな男娼の涼一との仮初め暮らし。
一週間の約束で始まった同棲生活だけど、佐倉の意図が掴めず戸惑う涼一。

ほんと佐倉が言葉足らずなの。
だけど、だからこそ佐倉の「言わなきゃわかんないのか。」涼一「わかんないよ。」という、それ百万遍読んだみたいなやり取りが…

1

君の顔が好きだ コミック

金魚鉢でめ 

二組の男子高校生カプ

あとがきで「BLなのに BLBLしていないのに「それでいいよ」と言っていただけるのは本当にありがたい」とありましたが、それでいいですー!大歓迎ですー!って思います。

エロまで発展しないとBLと認めないという人には不向きな一冊だけど、男子高校生が二人いて、二人の間にある「何か」に萌えられる人は、すごく楽しめると思う。

二作品収録されていて、どちらも高校生同士のお話です。

【君の顔が…

6

毒王は棘姫を寵愛する コミック

ARUKU  

甘い!!

表紙のキラキラ感やタイトルから、パッと見、小説かと思いました。
(あぁ小説の挿絵を担当されたんだぁと)

「毒王」と言われるほど毒に詳しい医者×人に触れると手指に鋭い痛みを感じる謎の疾患持ち
ということで、「毒」や「痛み」がモチーフです。

ARUKUさん×「毒・痛み」ということで壮絶な心の痛みを伴うやつかなぁ…と思ったけど、さほど痛くなかったどころか、むしろかなり甘くてあれれ?と戸惑…

10

男子迷路 コミック

阿仁谷ユイジ 

ドラ、かわいい

「男子迷路」という表題作はありません。
いろんな男達が恋という迷路でぐるぐるしまくってる様子が描かれていて、そこが情けないけど愛おしい感じ。

好きなのは一番目のカプ
彼女に振られて傷心の児玉と、そんな児玉に好き好き言い寄るゲイの心(シン)
児玉のことが泣くほど好きで、何かとびゃあびゃあ泣いて鼻水と涎で酷い顔になってる心がブサ可愛い。


もう一つ好きなのは やっぱりドラ。
かわ…

3

舞台裏のシンデレラ 小説

安西リカ  伊東七つ生 

いい攻めだー。

パワフルでアクティブな女装子だと思っていたカレンちゃんが、早逝したお姉さんへの相反する複雑な思いを消化できずに抱えている様子、私もかつて似たような病弱な妹がいたので読んでてウググ……となりました。

対する攻めは、こりゃモテるわ……!というようなノンケ男。
心臓が弱くて幼い頃から生死と隣り合わせて生きてきたからこそ、本質というか何が重要なのかわかってるんだろうなぁ。
だからノンケなのに、男…

5

うちの女王様はとっても初心で コミック

meco 

遊び人を装うウブな受けがすっごくかわいい

これ好きで、ときどき読み返してます。

幼い頃から綺麗でちやほやされていたせいで、理想ばかり高い受け身体質の受け。

DTどころかキスもした事がないのに「女王様」キャラを演じてる受けが、イケメンに一目惚れ。
遊び慣れている風を装って何とかアプローチしようとするも、いざとなると言葉が出てこず、あうあうしちゃったりする姿がすっごく可愛いんです。
ギャップ萌え!

みっともない……と涙目…

0

恋する若頭 小説

野原滋  陵クミコ 

強面ヘタレ攻めがおもしろい!

見た目が◯◯なのに実際は……というやつ、本人からすると苦労の種でしかないんだけど、BL的にはギャップ萌えが期待できる王道ですよね。

この作品の攻め・伊吹もヤクザな見た目に反して、ヘタレでシャイゆえに童貞というギャップの塊。
そしてオモチャ会社の営業マン・眞田に一目惚れしてしまって、彼の営業先であるファンシーショップの柱の影から、眞田が働く様子をこっそり見つめている……というめっちゃ美味しい…

0

S社長と愛されすぎな花彼氏 小説

小中大豆  のあ子 

ブーメランのような強烈なしっぺ返しにスカッ!

シーモアのあらすじで
「攻めは好きな子ほど泣かせたくなる人らしいのに、こんなに甘やかされてる俺は恋愛対象外ってコト!?」
とあるけど、「んなわけない!」ってやつでしょー、どうせ愛されまくちゃってて受けが鈍感なだけでしょーと思いながら手に取りました。
実際、冒頭から15%くらいまではスパダリだったし。

15%過ぎたあたりから、優しくしつつもチラチラ嫌な感じになってきて、例えば「ゲイだけど…

6

初恋をやりなおすにあたって 小説

尾上与一  木下けい子 

読み応えがすごくあった

プロ将士って過酷なんですね。
将士って頭が壮絶に良い人、というイメージしかなかった私だけど、受けの命を削るかのように将棋を指す姿は壮絶で圧倒されました。

「初恋」という言葉から、何となく甘酸っぱいものを想像していたのだけど、思っていたよりも壮絶な覚悟が込められた「初恋」だったなぁ……というのが読後の印象。

初恋の思い出そのものは、小学生時代ということもあり実にたわいのないエピソードな…

4

恋人候補の犬ですが 小説

名倉和希  壱也 

能天気でポジティブ全開なワンコ

あらすじ以上のものが詰まってるというわけではないんだけど、ワンコ大好きなのでとても楽しく読めました。

攻めは警備員で、毎朝見かける美貌のリーマンが、セクハラ上司から狙われていると知り、ボディガードを申し出る……というやつ。

攻めはただの警備員と見せかけて、実は警備会社の御曹司という坊っちゃまなんです。
坊っちゃん育ちゆえの能天気でポジティブ全開なワンコがグイグイ迫ります。

溢れ…

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