フランクさんのレビュー一覧

家計簿課長と日記王子 小説

海野幸  夏水りつ 

コミカライズ希望

必要最低限のものを買うのですら財布を開くことに罪悪感を感じるという主人公・周平(受け)と、社内で「王子」扱いされているイケメン伏見(攻め)が、寮の火事で期間限定の同居をする羽目になり……というやつです。

受けの周平が良く言えば「極度の倹約家」、悪く言えば「ドケチ」というタイプで、一緒に暮らすことになった伏見に対しても「風呂が沸いたらすぐに入ってほしい」「冷蔵庫を開けたらすぐ閉めてほしい」とか…

1

国民的スターに恋してしまいました 小説

小林典雅  佐倉ハイジ 

さらりと楽しめます

受けの旬が国民的スターなんだけど、「芸能人」というフィルターを取っ払えば、めちゃくちゃネガティブで真面目なただの好青年で、私はそこがとても好き。

下手すると旬が、何かとネガティブモードになってウザいキャラになりそうなところを、ネガティブスパイラルに陥っていくときの思考回路が典雅さんならでは!って感じだったので、そのネガティブさも含めて愛でられました。

「芸能人との恋」がテーマだから、ひ…

3

ないものねだりの王子と騎士 小説

小中大豆  北沢きょう 

とってもいい二人組でした。

理屈詰め王子×脳筋アホの子な騎士見習い。
二人を足して割ればちょうどいいんじゃない?みたいな性格が真逆な凸凹コンビなので、やり取りが笑えました。

王子は蘊蓄好きで理屈っぽい。
それに対して騎士見習いときたら、どこの少年漫画の主人公ですか?みたいな「っつしゃー!!しゃー!!」というやかましい掛け声とともに、気合い上等!で生きてる脳筋アホの子。

だけど、どちらも宝の持ち腐れ状態の残念な…

6

好き好き大好き、全部欲しい 小説

夕映月子  エヌオカヨチ 

リバはとても良かった

リバップルということで首を長〜くして電子化を待ってました。

すごく可愛い二人だったし、愛いっぱいでご馳走だったし、何しろリバがこれ以上ないほど理想的なリバだったので、手放しで神!としたいところだけど、残念ながら一人称の独特のテンションがダメで萌萌どまりです。

確かに一人称のおかげで感情がストレートに伝わってくるし、特にリバに至るまでの思考回路が手に取るようにわかるので、その点はとても良…

5

「嫌われ魔物の大好きなひと」電子限定書き下ろしSS「しあわせ魔物の初旅行」 特典

はじめてのあれこれに大喜びする青がかわいい

恋人同士になって一年近く。
ようやく念願叶って温泉にきた正人と青のお話です。

当初、正人はもちろん二人きりで旅行に行くつもりだったけど、計画を知って大喜びの青が黙っていられるはずもなく……いつのまにか「家族旅行」となっていて、内心ガッカリの正人。
なによりも二人「だけ」という自分の気持ちが、青には通じていない……と。

露天風呂付きの客室を奮発して取り、宿に到着後にいい雰囲気に持ち込…

0

悪い男は飼い馴らせない 小説

成宮ゆり  桜城やや 

ガテン系の攻めがネコちゃんに

面白かったです。

「その男、取扱注意!」シリーズに続いて、この作家さんの作品を読むのは二作品目です。
あちらの作品もこちらも「バリタチなのに受けになってしまう」という「元攻め」な受けが見せる可愛さが楽しめました。
そして単なる攻め攻め攻防ではないところが、面白い。

口説いている男を今まで何度も塩田(攻め)に横取りされている真咲(受け)。
片思いの相手と同居できるはずが騙されて、塩…

0

それは愛だけなんだって コミック

カサイウカ 

「あとは恋だけなんだって」の後日談です。

2カプ分、収録されています。

前作では長い親友時代を経て恋人同士になった殿田×八王子カプ
こちらは付き合い始めて四年後のお話が描かれています。

二人が住むアパートが火事になってしまい、仕方なく殿田の新車で車上生活を送り始める二人。
住みたい家の条件に叶う一軒家が見つかり、ここで一緒に暮らしていこうと決意する二人の様子が描かれていました。

もうひと組の圭×姫島カプ。
こちらは…

2

目黒と秋野は気づかない コミック

ゆくえ萌葱 

無自覚×無自覚による「なんなの、あんたら」なお話

全くのノーチェックでしたが、いるいるさんのレビュー読んで、「あ!面白そう!」と。
試し読みしたら口絵の二人が同体格でどっちも男くさいタイプでそこも気に入ってポチっ。

結果、面白かったです。
いるいるさん、ありがとうございます〜♪

常に考えてしまうのはアイツのこと。
口を開けば、話題はあいつの事ばかり。
いなくなると人生レベルで寂しくなる。

それって好きなんじゃないの?状態…

3

8年目のキス 小説

樋口美沙緒  ケビン小峰 

切ない展開です

高校時代の先輩×後輩の再会もので、前編・後編という構成です。

卒業祝いの酒に酔った先輩・藤川に抱かれたなつき。
「…美由紀」と寝ぼけて彼女の名前を呼ぶ藤川の姿に心が冷えたけれど、ずっと好きだったからそれでもいいと抱かれた。
だけど、翌朝、誤ちに気づいて青ざめる藤川は追い討ちをかけるように「お前、美由紀に似てるだろ…」と弁明。

そんな二人が社会人となり、7年ぶりに職場で再会するんです…

5

メイク・ラブ 小説

芹生はるか  円陣闇丸 

切ない……

腐友さんから「泣けた」とお聞きしたので読んでみたけど、ほんと切ない……。
切なさが爆発しまくりでした。

29歳の医師と17歳の高校生という年の差カプですが、どちらも埋められない孤独を抱えている二人という点が共通しています。

攻めは四年前に恋人を亡くしていて、彼の事は愛していたけれど、世間体を気にする余り恋人らしい事をしてやれなかったという後悔を抱えています。
そして受けは両親から…

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