フランクさんのレビュー一覧

ねかせないで コミック

町屋はとこ 

色んな味わい

渡が営む街のパン屋さんを舞台にしたオムニバスものなんだけど、構成がいいと思う。
いきなりパン屋のオーナー・渡の話から始まるのではなく、彼は他カプのキューピット役みたいな形で登場して、少しずつ人となりを見せておいてから最後に渡のお話がくるので、この男前パン屋にはこんな事情があったのね…とより深い感動に繋がる仕掛けとなってます。

【第1話 君のためのオレンジデニッシュ】【第2話 君がメロンパン…

1

社長と秘書、愛の証明 コミック

町屋はとこ 

3CPの大人の恋

タイトルでちょっと損をしているような気もしなくはないのだけど、3CPの大人の恋が描かれているので、読んでみて欲しいなぁって思います。
特に最後の【今日 幸せな愛を知る】というやつが、すっごくいいんですよー。

【お疲れハイ!】社長×秘書シリーズ
仕事で疲れ切ってさっさと寝ようとする社長の上に「2ヶ月もご無沙汰なんですよ」「勝手にさせていただきます」と乗っかるポーズが妙にエロい。

【愛…

3

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

青春だなぁ。

恋愛に終始していないところがいいなって思います。

もちろん恋愛についてもしっかり書かれているけれど、それと同時にスタイリスト志望の紺と美容師志望の綾野とという二人の青年の夢と現実が絡めて描いてあって、10代後半から20代半ばにかけての青春ストーリーとしても楽しめるので好きです。

田舎町で夢を語り合い専学へ進んだ二人が、いよいよ夢を叶えようと上京&二人で同棲生活を始めようとした矢先に、家…

2

気まぐれなジャガー 2 コミック

ウノハナ 

椎名がかわいすぎる

椎名の高校時代から始まる二巻。

自分が逆立ちしたって叶わない才能を持ってるくせに、ギターよりもアラタが大事だと言い切る椎名。
何があっても椎名にはギターをやめてほしくなかったからこそ、椎名への劣等感や嫉妬といったドロドロした気持ちがいつ噴き出してしまうか判らない自分とは別れたほうがいい…と別れるシーン、切なくて苦しい。

それにしても椎名ってかわいいなぁ。
ほんとかわいいなぁとしか言…

0

金のフォークに銀の匙 小説

かわい有美子  麻生海 

攻めの変化に萌えた

傲岸不遜で合理主義だった男が、一人の青年と出会って同じ時を過ごすうちに、どんどん変わっていく様子が本当に良かったです。

オススメしてくださった方が、もしかしたら攻めの性格が……と懸念されてたんだけど、全然オッケーでした。
確かに攻めの不破は基本毒舌で性格にちょい難ありなんだけど、苦学の末に公認会計士になった苦労人ということもあって、強くなくては生き残ってこれなかったんだろうなぁと思うし、実…

3

コンプレックス×ジジョウ コミック

S井ミツル 

強面顔の筋肉ネコちゃんがかわいい

攻めも受けも強面ゆえに苦労してる二人が出会って……というやつ。
目つきが悪くて強面で苦労してる攻めと受けが人違いでうっかり寝てしまって…というやつなんだけど、怖い顔しつつも頬染めながらお詫びをしあってる姿に、なんなのこいつらかわいいなと。

ぶっちゃけストーリーの妙を楽しむというよりも「強面がゆるむ瞬間」「強面なのに頬染める」というのがたまにあって、そこがすっごくかわいいなぁと思いながら読ん…

2

デートしようよ 小説

小林典雅  麻々原絵里依 

終始笑えて楽しかった。

ぼんぼんな年下幼馴染(攻め)に女の子とデートする事になったから、予行練習してほしいと頼み込まれて拒否するも、それを知った受け姉達のほうがノリノリになってしまった挙句、女装させられて渋々女の子姿でデート指南する羽目になる……というやつです。

受けからぼんくら認定されている攻めは、ぼんぼんゆえの圧倒的なお育ちの良さ感に満ちてて、かつ一生懸命な真面目キャラで好感もてる。
そして受けはゲイなんだけ…

4

ダディダーリン コミック

菅辺吾郎 

20年愛をひた隠す健気なおっさんに泣いた

前作、「ダーティダーリン」のスピンオフです。

「ダーティダーリン」の攻め受けの親世代にスポットを当てたお話で、「ダーティダーリン」のカバー下に載っていた、「年下の幼馴染・龍児が、<あんたの子です>と書かれた段ボールに入った赤ん坊を抱えて、どーしよう花緒さん……と泣きついてきた」という四コマ漫画の内容そのままからスタートしています。

そのカバー下の「その感情を恋と呼ばなかったから 今でも…

5

狂犬ドルチェ 小説

宮緒葵  石田惠美 

予想以上に濃くてぶっ飛んでて笑えた

初・宮緒葵さん作品です。

ちるちるの作家さんプロフィールにある「受けに異常に執着する、ワンコならぬ「犬」攻めが定番」というのを読んで、ワンコ攻め大好き人間としてはワンコと犬の違いを知りたくてたまらなかったんだけど、「渇仰」などのレビューを読むと「こわ‥‥」と思うものがありビビってました。
うっかり飛びつくと火傷しそう感満載というか。

そんな中、この新刊が電子でも発売されレビューをチェ…

1

ふつうにかわいい? コミック

平喜多ゆや 

「好きな相手の好きなものが自分には理解できない時にどうするか」

表題作シリーズは、女装攻めなんだけどキワモノっぽさは全くありません。

幼馴染の穂高に女装趣味があることを知って動揺しつつも「着たいものを着ろ」と肯定した征。
だけど自分の妹みたいに、攻めと一緒にかわいいお洋服をキャイキャイと選んであげることはできないし、そもそも「かわいい」というのも良くわからない……。

「自分にはかわいいとか判らないけど、(かわいいものを見て相手が)喜んでる姿を見る…

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