hepoさんのレビュー一覧

願いかなえば コミック

三池ろむこ 

劣等感とか先延ばし主義とか

中編2つと短編2つが収録されていて、読み応えがあります。

【願いかなえば】(2話)【遠くに在りて】【引っ越しました!】 萌2
大学の演劇研究会に所属している2年生の窪田と八木沼。
感覚や嗜好が似ていて、住んでいるアパートも一緒。
だけど八木沼にはプロが認める演出の才能があって…。
共通点が多くて、対等だと思っていた友人が評価されるのは嬉しいけど、悲しい。
距離が近いからこそ、余計に…

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その唇をひらけ コミック

三池ろむこ 

同時収録がものすごく良い!!!

1冊で1CPじゃない場合、どうしても複数の作品の抱き合わせになりますが、アイキャッチなタイトルの方が表題作になりがちなのは仕方ない。
そんなわけでわたしが毎回、同時収録に惹かれるのも仕方ない。

【その唇をひらけ】【どうしても】 萌
小学校からの幼馴染みのたまきと慎司。
一途派には慎司の束縛っぷりがハマって、強気受け派にはたまきのはっきりした性格がハマると思います。
CP成立するとそれ…

1

裸足でワルツを コミック

三池ろむこ 

妄想癖を刺激する短編集

盛りだくさんな短編集。
設定もさまざまなので、好みの如何に関わらず、広く浅く萌えるかな。

【裸足でワルツを】【ここにおいで】【夏風邪】 萌2
2年前に衝動的に襲って、もう会うことはないと思っていた相手との再会。
作家の阿部の家に訪ねてきたのは、当時出版社のアルバイトだった中原で…。
先生が2年前に中原を襲った理由が自分勝手なものですが(行為自体も自分勝手ですね)、自分本位の一時の衝動…

1

ゆうぐれのまち コミック

三池ろむこ 

恋じゃなくて、愛

中学の同級生の再会ものです。
恋に落ちるのではなく、もっと大きくて深い愛に変わっていくのが素敵な作品。

男性向け風俗店へ借金の取り立て行った旭。
店長はすでに逃げ、住み込みで働いていたという従業員がひとりだけ残っていて…。

こういう場合、攻めが相手の素性に先に気付くことが多いですが、この作品ではカンナが気付くものに、旭は「誰だっけ」状態です。
それというのも中学時代の思い出は、旭…

2

カクゴをきめて コミック

渡海奈穂  三池ろむこ 

可愛いは正義!

主人公の可愛さでぐいぐい引き込まれます。
可愛いだけじゃないのもいい!

【カクゴをきめて】(3話) 萌2
可愛い顔に乙女思考、一皮剥けば893の跡取り。
そんな鉄の素性を知らずに顔だけで引っ掛けた瀬能との心理戦が楽しい。
恋に恋する鉄の乙女な部分は文句なしに可愛くて、その一方でしっかり現実以上のものを見据える眼力を持ち合わせているので安心して読めます。
自分が立ち向かおうとして…

2

兄さんの友達 コミック

成瀬かの  三池ろむこ 

勝負は後半から

ずいぶん前に読んで、評価だけ入れてありました。
前半部分を「どうしてわたしは萌2にしたんだろう?」と首を傾げながら読んでいましたが、後半になってやっと理解しました。
萌は後半にありますよ。

年の離れた兄とその友人たち。
小さい頃に憧れたその人たちの中に入り込んだ男子高校生の目線で、物語が進んでいきます。

母の再婚相手とうまく接することが出来ず、反発的な態度ばかり取ってしまうのぞむ…

3

あなたを食べていいですか? コミック

白松 

表題作と〆の短編がおすすめ

期待したようには、食べ物は出てきてくれません。
でも萌えはあります。

【食べていいですか?】【あなたを食べていいですか?】
【あれから10年後のはなし。】 萌2
国生家の4兄弟の長男・みつると、隣にあるアパートで一人暮らしをしている旭の話。
みつるは最近、母親がいない国生家の食事を作ってくれる旭の匂いを嗅ぐと空腹を覚えるようになって…。
1話目では国生家と旭の結びつきの部分が描かれ…

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王子と俺が恋に落ちたら コミック

白松 

しあわせな気分になれる1冊

白松さんの作品は結構読んでいたつもりが、レビューを残していないものがほとんどで。
というわけで、本棚整理を兼ねつつ、白松さん祭りを実施中。

表題作と3話編成の中編が収録されています。

【だから君はずるい】(3話) 萌2
ベタなのに!ベタだからこそか、何度読んでも泣けるー!!
ついつい捨て猫を拾ってしまう譲が拾ってしまったのは人間!?
自称「俳優」の要司はどう見てもヒモで…。…

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さみしがりの抱き枕 コミック

白松 

ある意味シンデレラストーリー

ご覧ください、表紙のイケメンを。
白松さんの作画って、うっとりします。
綺麗めな少女漫画系の作画が大好きな方はきっと好きなタイプ。

幼い弟妹がいる仲良し家族で育った千里は、ひとりでは眠れない体質。
弟たちのように世話を焼かせてくれて、一緒に寝てくれるひとを求めているものの、いつもうまくいかなくて…。

とことん世話をされて嬉しいと感じるのは、よほどの末っ子気質かペット体質の人くらい…

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焦る鼠は猫を噛む コミック

黒木えぬこ 

こんな攻めが好き過ぎる

アイドルや俳優、モデルといった芸能界ものには苦手意識がありました。
「芸能界」設定というだけで「キラキラしていて当たり前」「モテて当たり前」「イケメンで当たり前」というイメージが自動的についてくるのが物足りないし、そういう「天上界の人々のお戯れ」に気持ちが寄り添えなかったせいです。
そういう壁も、読書量に比例してなくなっていくんだなあ。免疫?

そんなわけでモデル業界です。
イケメンで当…

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