chikakumacoさんのレビュー一覧

肉食の部下 コミック

西田ヒガシ 

センシュアルなタイトルに魅かれて。

あとがきがシュール。物凄く尖っている。
作者は多分照れているんだろうな、と思う。
そのくらい本編はキザだと思う。

ストーリーの展開上、このタイトルだし。部下の時田が圧倒的な肉食系かと思いきや。実はノンケを装った香山の方が肉食系なんだとも思えて、これはちょっとビックリした。
取引先と身体を重ねることも厭わない、出世する事にガツガツしている時田は、そういう意味では肉食系。路チューされてもも…

3

くちづけは嘘の味 3 コミック

サガミワカ 

人の心を玩ぶ。恋は勝ち負けのゲームじゃ無い。

1巻に1つ。事件をテーマに進んで行くのかと思ってたんですけど。
本作は2つ。これを事件のうちに入れて良いのか悩ましいところ。
人が関わること全てがまるで槙尾のゲーム。

和智さんの以前の女癖の悪さ、他人への興味の無さが招いた災い。
和智さんは今や小綺麗な女性では無く、槙尾だけに恋するただの男。
なんですがー、女性の色気でもって金を引き出す美人詐欺師・綾崎は、割とオーソドックスな手管で和…

3

くちづけは嘘の味 2 コミック

サガミワカ 

嘘も真実も。清濁併せ呑んでこそ。

分からないものは怖い。和智さん相変わらず槙尾に執着しております。
1巻に1事件って感じで進んで行くのかな。
本作は和智に近付く詐欺師・清丸と槙尾との対決。

槙尾に執着している和智さんは、まだ槙尾が詐欺師という事以外何も知らない。
槙尾の事が知りたいという一念でストーキングまでしてみるが、途中暴漢に襲われ大怪我をしてしまう。助けてくれたのは銀行のアナリストを名乗る清水という男だった。

3

くちづけは嘘の味 コミック

サガミワカ 

会う毎に、触れる毎に、溺れていく。

騙し騙され。振り回されて。恋の深みに堕ちていく。
最初読んだ時は、槙尾というビッチがなかなか好きになれなかったんだけど。結構シリーズが長く続いている事を知って再読してみました。

和智ってば、結構人として最低野郎。女の敵!だった筈が、槙尾の前では ただ恋に溺れる素直な男になってしまう。本物の恋。じゃあ今までのは何⁈って感じなんだけど。彼女とか、役割を振り当てていた友達関係とは違っていて。夢中…

3

トラの子が♂なのに迫ってくる話 コミック

吾笠花 

必要とされること、嬉しいこと。優しいこと。

このタイトルと、ちょっと試し読みした感じでは、ありがちなケモ耳エッチなストーリーかと思ってました。
拾われて来た小さな虎の子、トラとその保護者となるマユの子供の頃と現在を4コマの様な雰囲気で交互に見せて行く序盤。小さな頃は安心するかの様に膝の上に頭を置いていたのに、今はエッチな感じで触ってくる、とか。甘噛みもいつしかエッチなマーキングになっている。
虎の子は2年で成長するというので、マユはその…

5

クラックスター コミック

倉橋トモ 

ミオくんは魔性の都市伝説。

これはもう、シノくんの先輩Pのセリフに尽きる。
「どっかに、話と趣味が合って、おちつけて。適度にエロい子、おちてないかな〜。」
っていう。
そこはかとなく色気ダダ漏れなミオは突然シノくんの家に転がり込んで来る。
高校時代、何かと気の合う友人だったミオ。ちょっとドン臭くて手のかかるところがまた。
オカン気質なシノくんは放って置けず、家に置いてやるだけで無く、仕事の世話をしてあげる。
ミオ…

3

sick コミック

倉橋トモ 

可愛いはズルい。翻弄されちゃうんだもの。

作者は最初、須藤を結構なクズにするつもりみたいだったし、須藤も冒頭ではナメたこと言ってるものの。結構な溺愛執着攻めになって行くのが良き。
というか、岸くんは自覚無い様だけど、その無防備な可愛いらしさで相当煽っている。
天然煽り受け、岸くんの愛らしさはズルい。これはもし女の子だったら、確実に嫌われるタイプだよ⁈
そんな岸くんに小学生ばりの悪戯で自分を認識させようと躍起になって行く須藤。
他人…

4

嫌いでいさせて 2 コミック

ひじき 

この優しい物語に勧善懲悪は必要だったのか。多面評価の罠。

いきなり余談ですが、私は私の涙を信じてる。熱い涙もほろほろと流した涙も。
それは心を揺さぶられた証し=神評価。ところが、ところが、である。
私はまた涙をガンガン流しながら何かが引っかかってしまう。それは。
この優しい物語に勧善懲悪は必要だったのか、ということ。嫌がる雫斗を無理やり暴力で犯したという村雨は当然許すまじ悪党で、作者も「誰も擁護出来ないクズ」を目指したとあって、これはもう言い訳の仕…

11

秋山くん (2) コミック

のばらあいこ 

まちがえないか。きずつけないか。人を好きになるってこと。

秋山くんとラブラブなシバですが、秋山くんがひとりで居ることを相変わらず心配している。
秋山くんを好きで、好きで。秋山くんの友達がドン引くくらいやらかしてしまった事。
秋山くんが好きだから、秋山くんに笑って欲しいと思える様になれた事。
シバにちょっぴり彼氏力みたいなものが付き始める様です。
そうは言ってもドンくさいシバのこと。自分の言動で秋山くんを傷付けていないか、間違えていないか、ビクビク…

3

新装版 秋山くん コミック

のばらあいこ 

シバは本物のバカ。秋山くんは何をしてもきっとカッコいい。

最初読んだ時、ちょっとこの作風について行けなくて。私の頭には沢山の???が生まれたものです。
シバの、「好きになってごめんなさい。」うぇええええ。からなし崩し的に始まってしまった関係。
友達が見ている前でいきなりセックスをしてしまう2人。正確には未挿入だが。
ちょっと異常な空気を感じて、カッコいい秋山くんの取り巻き達は霧散してしまう。
秋山くんの家にいつ行っても誰も居ないこと。取り巻きが居…

4
PAGE TOP