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表題作コイ茶のお作法 4

蓮根一真 高校三年生 
徳丸円 高校三年生 

同時収録作品番外編 Sweet X'mas

和菓子職人 志村啓吾
官能小説の挿絵画家 常磐水晶

その他の収録作品

  • 番外編 感慨
  • 番外編 不幸の遺伝子4
  • 卓球の貴公子様

あらすじ

徳丸&蓮根、ついに卒業! 人気シリーズ最終巻
希望大学にも無事受かって春が近づく2月。久しぶりに蓮根と出かけたデートで、徳丸は偶然、蓮根の"過去の男"に出会ってしまうが!? 「コイ茶」ハラハラドキドキの最終巻! 蓮根視点のクリスマス特別編も同時収録!

作品情報

作品名
コイ茶のお作法 4
著者
桜城やや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
角川書店
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
コイ茶のお作法
発売日
ISBN
9784048539098
3.7

(18)

(5)

萌々

(6)

(6)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
67
評価数
18
平均
3.7 / 5
神率
27.8%

レビュー投稿数11

最終巻!

久しぶりに1巻から順に読んでとうとう最終巻です。
テンポが良くて読みやすいのであっという間でした。

3巻は夏でしたが、4巻はクリスマスです。
クリスマスに彼氏に肩たたき券あげるな(笑)でも一枚だけ白紙でそれは好きに使って良い券なんて…徳丸はやっぱり期待を裏切らない男です。
蓮根のプレゼントは指輪。中指用に買ったのがサイズ合わなくて薬指用に。
何の気なしに左手の薬指にはめる徳丸にキュンときてますね。

そして最終巻にして蓮根の過去の男登場です!過去の男がそのカップルの中をかき回すのがよくある展開ですが、蓮根の相手は徳丸だということを忘れちゃいけない!
普通にあっけらかんとしてます。むしろ蓮根が嫉妬されないことにがっかりしてます。
こういうあっさりしてるところって徳丸の美点だと思うんだけど、恋人としてはやっぱり複雑なんでしょう。
色々考えた結果、間違った方向に頑張ろうとする徳丸が最高。コイ茶はこうでなくちゃ。
こんなギャグっぽい展開でも徳丸がどれだけ蓮根を想ってるかが伝わってくるのが良いんですよね。
締めはやっぱりコレですね。二人の始まりの場所です。

春平はちょっと切ない。初恋を大事に、また新しい恋を見つけてほしいです。

番外編の啓吾×水晶。
こちらもラスト。クリスマスプレゼントの交換です。超短編ですが十分萌えました。
水晶さんの洋服姿と笑顔の破壊力やばいです。

妹サイドはやっと近づいたと思ったら、オチはいつも通り。琴子頑張れ!

腐女子になりたての頃にハマってすごく面白い!という記憶がもしかしたら思い出補正もあるのかと思ってましたが、やっぱり今読んでも面白い!
たくさんの人に読んで欲しいおススメのシリーズです。

3

大円団‼ 本当に… 結構なお点前でした♡

最終巻は、2人の恋愛のお話がメンイです。

2人恋路がメンイという事で、
蓮根の過去の男の登場で…相変わらずのズレっぷり発揮でグルグル悩む徳丸!
でも、第1巻から考えると徳丸の恋愛観も成長しているなあ〜と思います。
明らかに気にして、嫉妬してるのに気がつかないバカッ子ぶりが愛らしかったです。
悩んだ挙句、出した答えはやっぱり徳丸らしい直球勝負(笑)
それでも、蓮根も本当に嬉しそうで、ラブラブみたいだから良かったね!
『結構なお点前でした』と答えたくなるような微笑ましい2人でした。

そして、話は逆になってしまいましたけど!
クリスマスのお話もすごく良かったです。
クリスマスプレゼントに、「肩たたき回数券」を渡す徳丸。
でも実は…最後の1枚が白紙=好きに使っていいなんて…徳丸くんは何を期待してたの(笑)
蓮根の要求に真っ赤になる徳丸が可愛かったです。
一方蓮根のプレゼントは指輪だったんですけど…
オチをみると、このクリスマス、期待薄かった蓮根にとったら、あったかい嬉し過ぎるクリスマスになったよなあと思います(笑)

そして、春平くん。
彼がいなかったらこのお話の完結はなかっただろう重要なキャラでした。
でも徳丸を好きになっちゃうんです。
徳丸なりに気がついて、真意に答える姿は好感ですけど、
『夢結び〜』で、高校生になっても一途に思っているエピがあるだけに、せつないなあと感慨深かったです。

2人を結んでくれた茶の湯で、徳丸が蓮根に一服差し上げて、最後締めくくる終わり方も良かったです。
しみじみしちゃいました‼

短編のアダルトカップル啓吾×水晶のクリスマス編もエロスでよかったんですけど、心残りは、妹バトル⁉に決着があったら良かったのになあと…
仲良しになった2人も見てみたかったです。

これで終わってしまうのが惜しいほど、魅力たっぷりな作品です。
大人の2人も見たかったですね。
特に蓮根は、私の中では将来エロオヤジ有望キャラなだけに惜しいです(笑)

結局…全神評価となりました。
何回も読んでいるのと、全巻一気読みでしている分、やや甘めの評価になってはいるかも⁉
でも、絶対オススメ作品である事に間違いないので、気になる方は、是非、全巻一気読みで(笑)
オススメしたいと思います。

3

結構なお点前で。

最終巻。
蓮根視点のクリスマス編から始まります。
徳丸の喜ぶ姿なんか有り得ないと思いつつも、指輪を用意している蓮根がなんだか可愛く見えてきちゃいますw
しかし徳丸、「攻撃力高そー!」ってwwwちからの指輪かい!<スルーして下さい
中指用に買った物が、上手いこと薬指に嵌ってめでたしめでたし。

その後、蓮根の元カレが出てきたりしますが、それほど二人の仲に亀裂が生じたりはしません。
徳丸は嫉妬とか全くと言っていいほどしませんからねー。女々しくなくて、そこが良いのですが。

個人的な見所はやはり春平ですね。
この年でキチンと徳丸と向き合って告白したのは偉い。
でも徳丸には蓮根がいるのでフラれてしまうのですがT T
その際、「・・・今は」と、ポツリと言ったのが気になります。
春平は他のシリーズでも登場しますが・・・そちらは全巻読んだわけではないので、春平のその後が気になってきました。
・・・まぁ報われることはないでしょうけども・・・。

最後は徳丸と蓮根、二人の始まりの場所でめでたく幕を閉じるのでした。
最終巻を初めて読み終えた時は寂寥感がハンパじゃなかったですねー。
大学生編が読みたい!って思ってました。

啓吾と水晶の番外編「Sweet Xmas」
ふたりでしっぽりホームパーティー。
なんかもう、長年連れ添ったような雰囲気がw
啓吾からは洋服をプレゼントし、水晶からはBL小説をプレゼント。
「BL小説・・・?」と、微妙な気持ちになる啓吾ですが、自分の為にイラストを水晶が描いてくれたと知り、感激するのでした。(この辺の話は、2巻の番外編から続いてますね)

番外編「感慨」
空手道場の師範、直さんのお話。
徳丸が高校卒業することに感慨深いものが溢れたようなそうでもないような・・・なお話。

そして琴子さんの番外編「不幸の遺伝子4」
練習試合を行う場所が和ちゃんのいる学校でウキウキな琴子さん。
試合後(?)にバッタリ和ちゃんと水飲み場で遇ってしまい、なんとか仲良くなれないものかと奮闘します。
「無視無視!」って酷いな和ちゃん・・・。
タオルを忘れて困っている和ちゃんに、ここぞとばかりに持っていたハンカチを渡す琴子さん。
それは和ちゃんが集めていたものであり、それをプレゼントして好感度アップ!
「メアド教えて?」と和ちゃんに言われ、舞い上がる琴子さんは「お友達になりたいの?」と、何故か上から目線で言ってしまい、またも険悪な雰囲気になってしまうのでした・・・T T
ラブラブな兄達と違って、妹達は友達にすらなれない・・・T T
いや~これ昔読んでて本気でモヤモヤしたものですwこれで終わりなの?って。
今改めて読んで、あの頃の気持ちが蘇ってきました。。。
腐女子の間でもこのお話、それなりに人気があったみたいですし、どこかで二人が進展する姿を見れないものかと願っていましたが、現在でもないとなると、絶望的ですよね・・・。
この二人は妄想でカバーするしかないのが辛いなぁT T

0

和敬清寂

『コイ茶のお作法』
最終巻となる四巻では、萌えどころがたくさんありました。
徳丸くんは、蓮根くんの昔の恋人が現れて色々と思い悩みます。
また、懐いてくれていた小学生の春平くんからは想いを告げられて、
その気持ちに真摯に向き合う姿には好感が持てました。
蓮根くんは、徳丸くんに振り回されている印象が強かったです。
攻めと受けの二人よりも、春平くんのことが気がかりです。
今は辛くて苦しいけど、時間がかかっても消化してほしいと思いました。
春平くんが最後に言いかけた言葉が気になります。
最後は、この作品に相応しい締めくくり方だと思いました。
このような終わり方は、とても良いと思いました。

『Sweet X'mas』
啓吾さんと水晶さんのクリスマスのお話です。
とても和やかで温まるお話でした。

『感慨』
徳丸くんの先輩である豪さんの叔父さんの直さんが、
徳丸兄妹が道場に来た頃のことを回想するお話です。
それを1ページの漫画にまとめています。

『不幸の遺伝子4』
妹たちのお話も、これが最終話となります。
やっと仲良くなれると思った矢先、自分の言い間違いで
さらに悪化してしまいます。
あと一歩だったのに、本当に残念で仕方ありません。
兄2人とは正反対で、前途多難な琴子さんが
無事に友達になれることを強く願っています。


今回は迷うことなく「萌×2」評価です。

全巻を通して、ストーリー構成や内容の面白さ、
人物や舞台などの設定、絵など、
バランスが取れていると思いました。
ストーリーも4巻と、短すぎず長すぎない分量で、
とても読みやすかったです。

3

感動の(!?)フィナーレ

ついに最終巻ですが、相変わらず徳丸のロマンチックさがないw期待通りの人です。
徳丸は蓮根からクリスマスプレゼントにかっこいいゴツめの指輪をプレゼントにもらうのですが、
感想が「おっ攻撃力高そー!」www
徳丸は最終巻だろうがなんだろうが最後まで徳丸でした。
そして徳丸は大学を受かり、蓮根は推薦で受かり。なんとアッサリとしているんだ。
感動のフィナーレもさっぱりしています。
このキャラでこの内容で泣ける話に持ってこられても逆に微妙ですが^^;
でもそれぞれの進路をそれぞれに考えたりするような場面もあって、
単なるお笑いマンガでもないところが良かったです。

最後には二人が出会った茶室でお点前をしてお話が終わります。
きっと二人はずっとこんな感じで大人になっても付き合っていくのでしょうね。
二人の性格が真反対だからこその良いコンビでした。

そして蓮根妹と徳丸妹の番外編は今回も面白かったです。
相変わらずの蓮根妹。徳丸妹とお友達になりたいのに、
なかなか上手くそれを伝えられません。
今までの失敗が祟って、徳丸妹は蓮根妹を警戒しています。
が、試合の後に、水道場で徳丸妹がタオルを忘れて困っているところに出くわし、
蓮根妹はチャンスだ!とハンカチを差し出します。
そのハンカチは徳丸妹の集めていたシリーズの柄で、しかも手に入れられなかったものだったのですが、
それを知って、蓮根妹は徳丸妹に「そのハンカチあげるよ」と言うんですね。
そして徳丸妹の好感度UP!!そこで蓮根妹はやったー!と思うわけですが、
その気持ちを表に上手く表せず、上から目線で「友達になりたいの?」と聞いてしまうというオチ。
がんばれ蓮根妹www

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