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表題作秘めた恋情を貴方に

櫻庭矩篤(能楽師)30歳→31歳
柚木崎恒(外務省勤務)26歳→27歳

あらすじ

外務省に勤める柚木崎恒には、次期家元候補の
能楽師・櫻庭矩篤という幼馴染みがいる。
滅多に感情を表さない男だが、凛とした姿の内に
熱を秘めた男であることを恒だけが知っていた。
しかし永遠に続くと思っていた穏やかな友人関係係は、
恒がエルシア公国皇太子であるラウル殿下の
来日中のお世話役に抜擢されたことで、一変してしまい…!?
「どうしよう。おれはきっと矩篤が思っているより淫らで欲深いかも知れない」焦がれるほどに貴方を求める心と体―

作品情報

作品名
秘めた恋情を貴方に
著者
遠野春日 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044523015
3.3

(3)

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萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

色艶やか〜!

陸裕先生の色艶やかなイラストに惹かれて購入です。

全体的にテンプレ展開で、さほど印象には残らない感じ。
ただ、絵柄効果は抜群で♡
登場人物の静かな艶のある、ストイックな雰囲気は好きでした。

能楽師の矩篤 × 外交官の恒の少し年の離れた幼馴染もの。

幼馴染である恒と矩篤は、少し特別だと思える関係。
ただ、その形を明確になしている訳ではないので、ずっと幼馴染として付き合ってきたんです。

でも、矩篤は長い間、恒への恋心を隠し続けていて。
恒は、矩篤の気持ちも、自分の気持ちに気付いていなかったんです。
それが、とある国の殿下のお世話係に任命され…アプローチを仕掛けてくるラウルの存在が、2人の関係を一気に進展させていくことに…。
簡単にいうと、当て馬登場のお陰で、恒は幼馴染への恋情に気付き、矩篤は秘めていた恋情を打ち明ける…といったお話。

矩篤が、攻様としたら大人しいタイプでした。
能面師っていう役所も大いに関係しているとは思うんですけど、物足らなさはあるかなあ⁉
だから、異国の華やかな王子様ラウルの方に目がいってしまったかもしれません。
恒とラウルの絡みの方が多いかも(笑)

矩篤が能面師というのは、なかなか新鮮で、面白い設定だったと思います。
外交官との絡みは難しいかもしれないんですけど、もう少し、お互いの仕事に絡めた修羅場的なものがあっても良かったかなあと…(笑)
でも、矩篤の和服姿は凄く良かったです。

お互い雰囲気もよく似ている、慎ましやかなカップルといった感じでした。
面白くないわけではないんですけど!
『恋情』のタイトルがついているのに、その辺の、お互いの気持ちが伝わってきにくかった事が残念でした。

私的には、続編として出ている、ラウルと、恒の同僚との熱情の方が好きかも。

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