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表題作微熱を残すキス

古谷 圭吾,28歳,ネット証券会社社長
成瀬 優,26,家具店店員

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

それは、突然の再会。優は勤める店に上客として現れたその男をよく知っていた。中学時代に自分をいじめていた先輩、圭吾。再び当時と変わらぬ激しさで執着してくる男に優は怯えた。だが、強引な圭吾の誘いを断れず会うたび、ふと見せられるやさしさに恐れよりも強く惹かれる気持ちが募っていく…。けれど男には美しい婚約者がいた。切ない胸の痛みを隠し、優はもう会わないと圭吾に告げるが―。

作品情報

作品名
微熱を残すキス
著者
かのえなぎさ 
イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
発売日
ISBN
9784434064487
4

(7)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
26
評価数
7
平均
4 / 5
神率
57.1%

レビュー投稿数1

せつない。。。

田舎の施設で育ち、目立ちすぎる容姿でいじめられっ子だった成瀬(受)といじめてた先輩古谷(攻)の再会から始まります。
素直になれず、好きな子をイジめてしまう典型的なパターン。

素行不良で田舎の中学に転校させられた古谷は退屈でしかたなかった。
いじめられっ子の美少年ハーフ成瀬に興味を惹かれ、、、

自分がいじめるのは良くて、他人がするとムカつく、俺様で独占欲まるだし。成瀬に怪我を負わせてしまってからは優しく接していたが、大人になった成瀬には古谷にいじめられた記憶しかなかった。
成瀬が古谷との記憶を忘れていたのには悲しい理由があるのですが、とりあえず古谷、いい気味だわっ(笑)

古谷は初恋の女神(成瀬)に再会出来て、今度こそちゃんと手に入れようと必死。基本俺様なのに、頑張って成瀬に優しく接するが、記憶が欠如してる成瀬は古谷が怖い。成瀬も、古谷の誘いを断れないのは決して脅されてるからだけじゃないと思い始めます。きっと本能的に古谷の不器用な優しさを覚えていたんだろうなぁ~

しかし、古谷には結納と結婚の日取りまで決まった婚約者がいた!
成瀬に必死なのは良いけど、古谷はまず身辺整理しないと~って思ってたら、やはり後半、まるで昼ドラの様なドロドロ展開に。。。成瀬が可哀想で本当に切ないです。おいおい古谷、しっかりして。

終始せつなさを漂わせてるお話ですが、ちゃんとハッピーエンドですよ。
この作家さんの作品は初めて読んだのですが、良かった!
こんな良作にレビューがないなんて!って面倒臭がりな私が会員登録までして書くくらいには。

8

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