秘密と嘘

himitsu to uso

秘密と嘘
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
8
評価数
2件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ビブロス
シリーズ
ビーボーイノベルズ(小説・ビブロス)
発売日
価格
¥850(税抜)  ¥918(税込)
ISBN
9784835210131

あらすじ

愛なんて信じられない。
こんな不確かでもろい感情はない。
駿一(しゅんいち)はそう思っていた。突然隆士(りゅうじ)に告白された時も、大人のくせにあんまり真剣なのがおかしくて、援助なら、とOKした。どうせ、本気じゃないだろうから。
でも彼は駿一に触れずに、まるで大切なもののように扱う。閉ざされていたはずの駿一の心は……? 
恋をしたくなる表題作ほか収録。

表題作秘密と嘘

サラリーマン 杉浦隆士
高校生 朝倉駿一

同時収録作品BLUE ANGEL

津田直哉,サラリーマン
小関薫,フリーター 

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レビュー投稿数2

関連のない2カップルの話

2カップル、中編2作品が収録されています。どちらも同じくらいの長さで、ちょうど半分位です。

2カップルは関連がないのですが、「年上攻め・年下受け」「攻めが先に受けを好きになる」「受けは『以前の恋人』の結婚を機に別れることになる」と共通点が多いため、似たような印象を受けました。

ただ、似たようでも、それぞれ特徴もあって面白かったです。
特に同時収録「BLUE ANGEL」は、別れを告げられた恋人にもう一度ひと目惚れされるという展開が予想外で楽しかったです。

円陣先生のイラストが作品に合っていて素敵でした。挿し絵を描かれたどの作品でもなのですが、表情とか構図とか本当に素敵で大好きです。表題作「秘密と嘘」カップルの表紙イラストは駿一がネクタイなので社会人か思っていたら高校生でビックリでした。

傷心の受けを攻めが愛する、という展開がお好きな方にお勧めだと思います!

0

同時収録作がよかった!

2作品を1冊にまとめた本で、とくに関係のあるお話ではなくそれぞれ独立しています。
どっちもちょっと古い作品なのですが、年の差カップルのツボを押さえているというか…年の差ものが好きな方には楽しめると思います。

「秘密と嘘」
社会人×高校生。
高校生の駿一に一目ぼれした隆士は、お金を払う条件で駿一に付き合ってもらうことに。これってエンコーなのですが、隆士は駿一が嫌がるようなことは要求せず、駿一もお金は一緒にいる理由をつけたいだけだと言っています。

隆士はまじめな社会人という感じでいい人なんですが、お話の登場人物としてはちょっと面白みに欠けるかも。
反対に駿一は厄介で変わった人間です。無気力で何に対しても「どうでもいい」と云っています。生きるエネルギーがないような・・・。
その原因は過去の手痛い失恋にあるのですが、それがどんなにつらくても勉強も友人関係も大学も遊びも全部が「どうでもいい」ていう生きてないような人間になるのはちょっと不自然な気もしました。

その駿一が、隆士が女性といると動揺したり、風を引いたら焦って看病に行ったりとだんだん変わっていく様子はほほえまし続きかったです。
学生ものとしてはスタンダードな作品でした。こちらに関しては星3くらいかなぁと思います。

同時収録「BlueAngel」
こちらも歳の差カップルのお話ですが、こっちがとても好きで読んでいてせつなくてたまらなかったので神に近い評価です。
主人公の薫はおもちゃ屋でバイトするフリーター。3年前にエリートサラリーマンの恋人・津田に結婚するからといって捨てられた辛い過去を未だにひきずっているのですが、その津田が再び薫の前に現れ、名刺を渡してよかったらお茶でもしないかとナンパをしてきます。

からかってるのかと思う薫をよそに、津田はまるで初めて薫を見るかのように接して来る。
最初はなんでなのかと不思議が先に来るんですが、読んでいくうちに、薫が傷つけられたと思っていた以上に津田が傷ついていたこと、付き合っていた時互いに何を思っていたか、本当はどんなに好きだったかがわかってくる。
ストーリーもよかったけど、それ以上にキャラの奥深くにある心理描写がよく出来ていたと思いました。

「昔の恋人は死んだ」という津田のセリフに胸が苦しくなり、過去この人に捨てられた自分は死んだと思っていちから関係を気付こうとする薫の前向きさもせつなかったです。
二人の出会いからどういうふうに恋人になったのか、別れた時のつらさとか、もう一度出会いまた新しく始めようとする様子は、短いお話なのに運命を感じられるくらい、よく出来ていて感動的でした。
これはこのくらいの短さのお話だからいいのかな、という気もします。
くせのない爽やかな読後感を味わえた作品でした。

1

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