黄昏に花

黄昏に花
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
37
評価数
9件
平均
4.1 / 5
神率
33.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
大洋図書
シリーズ
SHYノベルス(シャイノベルス・大洋図書)
発売日
価格
¥860(税抜)  ¥929(税込)
ISBN
9784813010326

あらすじ

千代田中央銀行のエリートコースからドロップアウト、子会社のビルカム・チヨダの業務課課長・岩井。
特性、不能。
癖の強い部下に振り回され、かつてのライバルには嘲笑われながらも、毎日を淡々と過ごしている。
そんな岩井の前に、エリートコース邁進中、全女性社員の憧れの的・小田原が現れた。
しかも小田原から猛烈アプローチを受けることに!?熱く迫る小田原も不能には適わないかと思いきや、情熱は増すばかり!?枯れた男と燃える男の熱い恋の物語登場。

表題作黄昏に花

銀行勤務(営業担当)・小田原保徳(25歳)
×イチ・インポの銀行子会社課長・岩井忠生(45歳)

その他の収録作品

  • 黄昏て花
  • 黄昏にて花

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レビュー投稿数2

シャイノベルズの

樹生先生をして、シャイノベルズの色物担当と自負、自称されるように至った、記念すべき第1作。
主人公がバツイチ中年のリストラサラリーマン、おまけにインポ。
のっけから、女性部下を相手に、据え膳食わなば男の恥、据え膳食えねばもっと恥と、インポ連呼のオープニング。
これってほんとにBL小説としてどう展開していくのかと心配になる。
それでも、この、インポの岩井課長、リストラされてバツイチ45歳でもかつての美貌は衰えず、見た目は30代スレンダーな長身で、子会社の仕事も上手く回しているし、
岩井課長にアプローチする小田原も、本社営業のエリートでホープ、岩井よりもさらに長身で女子社員の誰もが注目するイケメンだ。
いきなり強姦?で始まった二人の関係、はたしてちゃんとラブに行き着けるのか?
古い作品だけど、今読んでも全然古くさくないし、おもしろいです。

1

早すぎたオヤジ受け作品

ほんの数年前までは30歳代でオヤジであり、受けとは美少年・美青年にのみ許された役割と考えられていたと思うのだが、最近はすっかりしょぼくれた40~50歳代の受けも認知され、いやそれどころかかなりの人気を博している。

本作は、見た目こそ30歳代だがバツイチ・インポ・リストラの憂き目に会った45歳の美中年が、何の因果か20も年下の若者に惚れられてしまうという話だが、何より重要なのが、この作品の初出が2003年だという点である。
おそらく、早すぎたのだろう。
2005年に書き下ろされた続編『黄昏に花が舞う』でも主人公二人の関係がさほど進行しないまま続刊はストップしているし、本作自体も絶版になっている。
しかしたとえそうであっても、本作がオヤジ受けの重要な位置を占める作品であることは間違いない(少なくとも私は、本作でオヤジ受けに関して確実にステップアップした自覚がある)。

樹生かなめ氏の少しシュールな筆致は、「人生の黄昏に向かって」いる美中年の、傍から見れば悲惨この上ないのにどこか飄々とした雰囲気を的確に表現していると同時に、BL作品を読みながらにして老いとは何かということを否続き応なく考えさせられる。
また、表題作で強姦まがいに関係を持った若者がこの中年課長を口説く台詞は、老いを意識しだす年齢の者にとっては、実に魅力的なのである。

なお、課長の持ち場が限りなく窓際のため、部下の女性たち(ほぼ一様に仕事ができないし、その様子は非常に誇張されている)がひどく煩く感じられるかもしれない。
しかし、こういう部下をうまくあしらえる、あるいはやり過ごせるところも含めて課長の魅力ととらえることができれば、物語を存分に楽しめると思う。

6

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