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尻に敷かれたがり〜な受け様に甘ったれな攻め様に私はキュンキュンきました(笑)
ダメ男好きーにはたまらんお話しです。
高校時代からの付き合いで大学卒業間近に二人の関係がこの後まさかこんなに進展しないまま続くとは(笑)
受け様の素直じゃない上に、攻め様の秘書で私生活も慰めるべく体を与えるとかもうテンプレ(。-_-。)
好きだから好き放題な彼を許し恋人と別れるたびに自分を慰めろと定期的に甘える攻め様。
そんな弱々しいことろは自分しが知らないと心の拠り所にしながら恋人ではなくあくまで秘書としてつくす。
攻め様に神経逆なでさせられながらも耐える日々。
なんて大和撫子?違うか?
攻め様の元カノが突然現れ仕事の間だけと攻め様んちに居座りだしたことで受け様ブチ切れ(笑)
あとあと全て、受け様にヤキモチやいてもいたくてやったこととしりあきれま〜。
(^ω^)馬鹿攻めです。どうしよーもねーな!!がしかし、嫌いじゃない!
受け様も惚れた弱みでついつい甘やかす。
仕事はできるのが唯一の救いだ(。-_-。)
恋でしかない
では、攻め様目線で過去を振り返ります。
最初から一目惚れじゃねーか!わかってて手だしたんか!
こんなにごたごたしたあげく世の女の子を泣かせた勝手な男だ!とよくわかるお話でした。
主人公は杉原朋久。切れ者社長の保科義宗の秘書をしています。マンションはお隣同士。公私共にお付き合いのある二人です。
こういう小説では、年上社長の義宗をメインにしてストーリーが展開すると思いきや、中心は二才年下の完璧秘書・朋久になっているところがたまりません。
会社では切れ者で、どんなイレギュラーな出来事に対しても的確な指示を出し、いつも落ち着いていて人当たりがいいレストランチェーンの社長・義宗が、いったんプライベートとなると、部屋の掃除はできない、寝汚くて寝起きが悪い、わがままで人の話を聞かないと、とんでもない正体を出してきます。
このため朋久は公私共に精神が休まるときがありません。
加えて、義宗は普段から朋久を求めてくるくせに、その口実が十河早紀をはじめとする恋人に振られたからというもので、義宗のことを好きだと思っている朋久が逆らえないことを知っていて、延々と繰り返します。
性格、悪いです。
それでも、健気にがんばっている朋久が、ついにプッツン来る事件が起こってしまいます。なんと、八年前に義宗を振った女性・義宗と朋久が最初に結ばれるきっかけを作った女性の早紀が、義宗のマンションの寝室から出てきたのです!
ショックを受け、自分は用無しだと思い込んでしまった朋久は、マンションを出てしまいます。
会社で淡々と業務をこなす朋久。
そんな時レストランチェーンで食中毒の疑惑が持ち上がって…。
そして、それをきっかけとして明らかになる義宗の女性遍歴の真相!!
ストーリーは、山あり谷ありで最後までどきどきして読んでしまいました。
健気で一生懸命・でも口の悪さは天下一品の朋久と、わがままでどうしようもない性格だけど、とってもお茶目な男気のある義宗は、とてもいいカップルだと思いました。
個人的には、朋久を大事に思っている食品輸入会社の社長・安西がいい味を出していました。温和で相手を包み込んでくれる、性格のとってもいい頼りがいのある人物です。(一時は義宗は、朋久さ安西との中を疑ったりします)
この安西との絡みも含めて、もっとたくさん続きが読みたいと思いました。
ノベルスから文庫版になって奈良千春さんの挿絵になったようです。
奈良絵目当てで購入した本ですが、中身も良かったですv
社長×秘書モノ
ふたりは同じ高校の先輩後輩で、生徒会をいっしょに経験し
大きなレストランチェーンの会社を建て直し経営してます。
端正な顔の完璧な紳士である保科を
公私ともに支えることのできるポジションに甘んじて
そこで必死に我慢している杉原は、まさに大和撫子。
途中で反旗をひるがえす場面はスカっとしたと同時に
せつなくもなりましたよ・・・。
自信家で強引だけど偉そうじゃないし、どこかガキ大将みたいな保科。
杉原に拒絶された場面を
イタズラをした犬をうっかり叩いてしまったときのびっくりした顔と
表現してるのが、妙にツボで、大きななりをした社会的地位のある男を
そんな顔させちゃうのってイイですv
場面転換の区切りが良いのか、すごく読みやすくって
ぐいぐい引き込まれました。
攻めの性格は大変に難があるのですがw
これも奈良絵マジックでしょうか?
ちっとも嫌な男には感じませんでした、かわいい男に思えたのは
挿絵の影響が大だと思います。
文庫化に際して書き下ろしされた「恋でしかない」は
保科モノローグでのはじめて身体を重ねた夜の話でした。
大胆不敵で、ビジネスにおいてものすごい手腕を振るう保科が
杉原にだけは頑固に「好き」って言わないのは
絶滅危惧種の日本男児だからなんでしょうねw
リーフノベルズだったものに書き下ろしをプラスしたようです~
前は挿し絵誰だったんだろう??
それはさておき、真崎さんは最近なかなか好みなので楽しみにしていた新刊です。
高校時代に無理やり生徒会に入らされてからの付き合いの二人が、大人になって同じ会社で働くようになって…みたいな!
受けはずっと二個上の先輩である攻めのことが好きなんだよね!片思いネタ大好き(*´Д`*)
自由奔放な上司と、神経質な秘書っていえばわかりやすいかな♪
なかなかおもしろかったです。
奈良さんのシリアスじゃない挿し絵ってとても好きなんですがvv
2005年発行のリーフノベルズに書下ろしショートです。
最初、なんとなく二人は同級生だと思い込んでいたので、杉原(受け)が年下であることにちょっと違和感がありました。ただ、後日談的ショート「恋でしかない」で保科(攻め)が杉原が隠しているはずの本音をあっさり見破っていたという辺りで、経験値の違いだけでなく年上でもあるからというのも感じて、やっぱり先輩後輩で良かったかも!と思い直しました。
表題作「恋でなくても」は杉原視点のためか、保科が甘えていたり情けない場面ばかりで、杉原が言うほどの格好良さがいまひとつ伝わってこなかったです。部下達に好かれてはいるのでしょうけれど、「切れ者」というピリッとした場面も欲しかったです。
ショート「恋でしかない」は保科視点。初エッチの場面の回想では「恋でなくても」の保科バージョンという感じ。セリフが同じなので、くどく感じる方もいるかもしれませんが、私は楽しかったです。
奈良先生のイラストは好きなのですが、表紙ほどクールな杉原が挿絵でなかったのが残念でした。保科と一緒のためか、赤面していたり表情が豊かなものが多く、ピシッとした秘書姿が欲しかったなと思いました。
互いの前だけでは本音が表れてしまう「特別な関係」という二人は好きなのですが、違いが分かりやすいように、もう片面のみんなの前だけの姿もあれば嬉しかったです。ツンデレなんだけど、自分の前ではデレばかりという印象を受けました。
ただ、ヘタレ保科が元彼女を連れ込んだり仕事でトラブル発生したりと次々と起こる展開に引き込まれ読み進めてしまいました。リーマンすれ違い設定がお好きな方にはお勧めだと思います。