エディドヤ(新装版)

エディドヤ(新装版)
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
18
評価数
5件
平均
3.8 / 5
神率
40%
著者
 
媒体
コミック
出版社
メディエイション
シリーズ
Hug comics(ハグコミック・メディエイション)
発売日
価格
¥619(税抜)  ¥669(税込)
ISBN
9784331900376

あらすじ

野瀬が住むアパートの隣の部屋に越してきた篠田という男。
篠田は親から莫大な遺産を引き継ぎ、毎日同じ絵ばかりを描いて暮らしていた。彼は、自分の絵を「旧約聖書に登場する女、パテシバの絵」だとういう。(パテシバとは旧約聖書の英雄、ダビデに姦淫されてしまう女)しかし、目の前にあるのは、延々と続く風景ががあるのみ・・・・・・。
男が見るこの風景の意味とは・・・・・?野溝が感じるこの気持ちは、篠田への愛なのか・・・・・・?

表題作エディドヤ(新装版)

隣人に振り回される大学生 野瀬・21歳
絵を描くニートで変人の隣人 篠田・27歳

その他の収録作品

  • パテシバ
  • アブサロムの沈黙
  • 二十三時
  • おまけのその後

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レビュー投稿数4

奇妙な三角関係

えっと最初と最後の二つだけが続いていて、真ん中二編は別の話ですよね。
微妙に関わりありそうで別の話だったので、混乱しました。
でもアブサロムだし。まだ読みが足りないのか。う、うーん。

歩田川さんは、この頃の絵が一番好きかもしれません。全体的に細長いですが。
色々対話で話が進むスタイルで、オチが……とてつもなく斬新な三角関係の結末でした。
ああ、そうか。そうなるのか(笑)
旧約聖書の下地があれば、読みやすい話だと思います。

0

だけど…じゃない

この作者さんの作品を語る時の枕詞として
『独特な絵柄』などと言われる事がありますが、
評者はそこまで独特だなと捉える事が出来ずに
います。
それはきっと貼り付けた表情の奥からにじみ出る
色々な匂いに気が行ってしまっているからなの
でしょう。
カバーからして額面通りの笑みだとは正直評者は
信じておりません。

表題作シリーズ(バテシバ・羊・表題作・おまけのその後。)
でも併録作でも嘘つきな正直者が厄介な真理相手に
それなりの格闘を試みており、それなりの勝利を
収めております。
決して英雄に数えられようなどと思う事無く。

2

リンク、してないよね?

表題作のシリーズ4篇と、それぞれ独立した短編2編で編成された作品集。

で、いいのよね?

唐突に子供時代を回想する話とか始まるし、
唐突に主人公の勤め先が画廊だし、
なので、どこかリンクしているのかと思って、名前とか確認したけど…??

リンク、してないよね?
私の読み方が間違っている訳じゃないよね?

ということばかりがとっても気になって、あまり浸れなかったんですが、、、

それにしても、初版から1年で新装版の大人の事情が気になる、、、






2

久々に旧約聖書を引っ張り出した。

旧版は09年の4月なのに、もう新装版?
これには事情がありまして・・・新装版ということで何か変わったのか?と思いましたがどうやら何も変わっていない感じが(旧版を手放していた身なので)
当時、あまり好きになれなくてすぐ手放してしまったが、時間が経って見てみると、、、好きじゃないか!!
会話の底に含まれる、心の奥底と憶測。
彼等の会話の意味を考えながら噛み砕いていく作業の心地良さ。

旧約聖書のダビデ王のエピソード・・・聖書のページにしてたった2ページに満たない小さな逸話を、こんなに広げて比喩する能力のすごさ。
自分にとって謎解きのように、奥深く踏み入って一体彼等は誰なんだろう?
その姦淫をした妻・バテシバ(口語訳ではバト・シェバ)と、王・ダビデ、妻を寝取られ殺された夫のウリヤ。
多分そうであろうという結論が出る結末に、聖書より奥深い人の心の寛容さと優しさを、聖書よりもより深く感じる事ができるのです。

ああ、篠田は絵を描くことによって、失った恋人・千春を追いかけるきっかけが欲しかったんだ。
その背中を結果的に押すことになったのは、篠田に恋をした野瀬。
野瀬に押さ続きせるきっかけを作ったのは、篠田の恋敵でもあった井上。
この変な三角関係が、微妙なバランスの上で、篠田の背中を押す時、胸に何とも言えない切なさと温かさがこみあげてくる。
ああ、バテシバは篠田、ダビデは井上、ウリヤは千春だったんだ!そして、彼等の感情によって成長した野瀬こそが彼等の子供のような存在・ソロモンになぞらえられてよいのだ・・・と・・・
作中にも野瀬に指摘されているが、ウリヤの死体は確認できていなし、バテシバは嘆き悲しんでいる。
その肝心部分を除いて野瀬に解説した篠田は知っていたのだ。
そして、待っていたのだ・・・誰かが背中を押してくれるのを、そして自分が許される時を。

かなり作品の世界観になぞらえた文章をかいてしまったが、単純に彼等の会話を読めば、それは解説されているし、少し読解する必要はあるが、きちんと読めば理解できるものだと思う。
作者も自分も、こむずかしく考えるのが好きなのだ。

篠田がその後出してきた絵ハガキの「聖家族」これもまた象徴的であるが、幸せを感じる。
おまけのその後、を読むに多分、期待ではあるが井上と野瀬は・・・でいくのではないだろうか?
井上、こんな飄々とした人物なのに、、、いや飄々としているからこそ、ずるかったのだろうか、掴みどころのない男の存在、彼はキーポイント的存在だ。
観念的世界観を考えながら読むことが好きな方にお勧めなのです。

4

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