超人気作が待望の復刊!!

その熱情に染められて

その熱情に染められて
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
12
評価数
5件
平均
2.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
アスキー・メディアワークス(角川グループパブリッシング)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥640(税抜)  ¥691(税込)
ISBN
9784048689090

あらすじ

「俺に抱かれろ。拒絶は赦さねぇ」
デザイナーの瑞葉は、精悍で著名な書道家・羽染と昔からの親友。瑞葉はずっと羽染に片恋していたが、彼に嫌われるのが怖くて、想いを隠していた。ある日、社運を賭けた仕事で、瑞葉は羽染にロゴを書いてもらえるよう交渉する。一度は快諾した羽染だったが、この企画に二人の学生時代の先輩・両院が関わっていることを知り、激昂する。さらに羽染は、引き受ける代わりに、瑞葉の体を要求して!?
(出版社より)

表題作その熱情に染められて

羽染成夜 書道家 25歳
紺野瑞葉 デザイナー

その他の収録作品

  • 墨染の恋心
  • おまけのあとがきSS

評価・レビューする

レビュー投稿数3

書家なので…。

昔リーフで出された本の文庫版。
それにネット配信されてたのとかおまけ付き。

デザイナーの瑞葉には大学時代からの親友で書家の羽染がいる。
羽染は周りの人間から見れば扱いづらい人間で。
けれど、長年付き合ってきた瑞葉には、その人となりはわかっていて、長らく片思いしている相手でもあった。
ある日、仕事で羽染に書を依頼することになるのだが、その企画には大学時代の先輩でもある両院も関わっていて…。

俺様×真面目だそうです。
お互い恋をしていながら答えを出さずにいての、片思い×2なパターン。
更に言えば、両院は横恋慕と見せかけて瑞葉の気持ちを知った上で大学時代に「避難所」となってくれたセフレで。
この存在が2人の間を引っかき回してるんですが。
…元を正せば、大学時代に瑞葉が告白するか、羽染が気持ちを言葉にしていればすんなりうまく行ってたんですよね。
それが、瑞葉は散々羽染が彼女を作ったりノンケな部分を見てるから今の居場所さえ失うのを畏れて言えなくて。
一方の羽染は種を明かしてみれば「あれだけ一緒にいるようにしてたんだから察しろよ」というタイプ。
この言葉にせずに察続きしろっていうのが察せないから擦れ違うんですよねー。
偶然、両院と瑞葉のキスシーンを目撃した羽染は当然2人がデキてるものと勘違いし。
両院の大学卒業と同時に2人の関係が終わるのにも口を出して。
それでも瑞葉のことを想っているから、瑞葉が両院を好きだと思ってるから自分の気持ちは言えないんですよね。
両院はわざと瑞葉にベッタリして羽染に奪わせようとしてたのに。
そんな羽染と今回仕事で組むことになった瑞葉が両院が参加することで羽染から出された交換条件はその身を差し出すことで。
その乱暴で手荒な扱いからは攻撃的な感情しか読みとれなくて。
でも、瑞葉にとっては大好きな人で。
せつなくてかなしくて。
なのに、身体は素直に感じて。
羽染に命令されるがままのように発する言葉の中に本心を込める瑞葉がせつなかったです。
強引なようでいてどこかせつなさを滲ませる羽染も結構好きかも。
書家ということで筆プレイやら墨プレイやらほかではない感じのプレイもあって楽しかったです。
あと、結構イラストが多かったような…。

0

憧れが過ぎるのも…

今回は若くして芸術性を認められ成功している書家と
企画デザイン室をもつ大手会社のデザイナーのお話です。

お互いの気持ちに気付いてまとまるまでの本編に
ショートで過去編とその後編をそれぞ1本収録。

受様は某芸大デザイン科を卒業して
シンプルながらスタイリッシュな商品を
世に出している会社のデザイナーです。

常に新しい物を模索する会社が
新たに立上た企画が「和心」シリーズです。

「和心」シリーズは
生活用品を全てを和をテーマにして
統一イメージでデザインするという
大規模なプロジェクトで、

社内の5名のデザイナーのコンペ実施に加え
商品アドバイザーとしてネームバリューのある
京都の和雑貨店オーナーを迎える程
社運を賭けた企画です。

この和雑貨店オーナーと受様は
芸大の先輩後輩であり、
一時期は互いに慰め合う関係でもありました。

というのも受様は
大学で知り合い親友となった同級生に
切ない恋をしていたのです。

受様が恋をしている相手こそ
今回の攻様になります♪

受様と先輩との関係は
先輩が卒業して実家の京続き都に帰った事で
終わりを迎えますが、

受様と攻様は在学当時と変わらない
親友付き合いを今も続けています。

受様は前述したように
企業デザイナーとなりますが、
攻様は書道科卒後に書家となり
国内外でも著名な人物となります。

飴色の髪や高い鼻梁を持つ攻様は
像作だけなら日本人離れしていますが、
高級な大島紬を泰然と着こなす様は
気難しく扱いづらい人物と言われています。

実際、長年の付き合いのある受様も
攻様を扱いづらい男だと思っていますが

恋する受様にとっては
我が強くわがままな攻様を
思うように扱えると思う事自体が
不遜と言う事になるのですよね(苦笑)

そんな受様の言動は
本人的には究極の選択でなされたのですが
先輩との関係を含めて
攻様には大きな傷を与えていたのです。

その為、攻様は
「和心」シリーズの商品ロゴの仕事を
一端は引受けながら
和雑貨店オーナーの関わりを知ると激昂
依頼を拒否してしまうのです!!

突然の攻様の豹変に
訳がわからず狼狽する受様。

どうにか思い留まって欲しいと縋る受様に
攻様が出した条件とは彼に抱かれる事!!

俺に抱かれろ。
俺が望む時にいつでも、何度でも。
拒絶は赦さねぇ。

選択の余地なく受様は
強引に身体を奪われてしまいますが
それでも攻様への恋を捨てられません。

果たして受様の恋の行方はいかに?!

絶版書籍収録作と初出出版社のHP発表の番外編に
書き下ろし短編を収録して文庫化♪

水瀬さんの初期作品リメイクなので
私は旧版も持ってますが番外編の為にGETです。

最初の釦をかけ間違えたために
少しづつお互いの誤解が深まっていくという
いかにも初出レーベルらしいお話で

ホントは両想いな二人に
受様を気に入っていた先輩が関わったために
それぞれが恋する相手を見誤り
更なる誤解をしていくというヤキモキ感が
非常に楽しい一作です。

傲慢な俺様攻様ですが
攻様を立てる健気な受様という
両極端な二人なので
お互いに対するアプローチも正反対。

攻様は最初に見た時から受様に目をつけて
絶対手に入れると心に決めて
受様を驚かせない様段階を踏んで
ゆっくりと手名付けていたのに

攻様を絶対視していた受様は
好かれているなど微塵も思わず
好きだと知られたら嫌われると
ひたすら気持ちを隠します。

そうこうするうちに
現れたトンビ(先輩)にアゲ(受様)を
奪われた攻様ですので
トンビが再びアゲに接近したと知れば
何をおいても隠そうとするのは
しかたがないのかも?!

短編は2本、
本編で攻様の誤解の元となった
大学の飲み会のお話と
本編後のラブラブな二人のお話です。

本作は秋のビプリフェア開催時発売の為
フェア店で購入すると特典ペーパーがつき
更にもう1本番外編が読めます。

内容は本編終了後の二人になりますが
思わせぶりな攻様に
いたぶられる受様のお話になります(笑)

今回は本作同様リーフのリメイク版、
早水しおりさんの『この愛にひざまずけ 』
をご紹介作としますね。
こちらもいかにもリーフって感じ(笑)です。

0

遠回りの恋。

本当は両想いだったのに、色んな事が絡まってしまって両想いに纏まるまでえらく時間のかかった人達の話でした。

大学生のころにお互いに素直に気持ちを認め合い、何らかの友達以上の歩み寄りがあればこんなことにならなかったのに。
羽染の不器用で分かりにくい性格、瑞葉の優柔不断ともとれる優しさと弱さ、ふたりの友達の域を出ない付き合いと、第三者両院の狡さが招いた結果、ふたりがここまで遠回りしてしまったのではないかと思ってしまった。

書道家の羽染に新しく『和』をテーマにしたシリーズを展開するにあたって、そのシンボルともなるロゴを書いて欲しいと依頼する。
あっさり上手くいきかけたと思いきや、とある人物の名前を聞いて、羽染は突然降りるとゴネはじめてしまう。
しかし、ある条件を飲めばロゴは書いてやるということになって・・・それが大学生の頃から友人付き合いをしている瑞葉の体でした。
といういかにもお約束な展開ですが、そのお約束展開の中にも色々絡まっている感情・事情が当然ながらあり、今回はお互いに想っているのにずっと片恋し続け、なおかつこんなことのになってしまったが、好きな人に「抱く」「抱かれ続きる」という嬉しくも複雑な感情が読みどころ?なのかなぁと。

萌え所としては他の人は分からないけれど、瑞葉には羽染の表情の変化や言葉使いでその時考えていることが分かる、という所。
気難しく扱い辛いと言われているけれど、本当の所は分かりやすい性格なのだ、と知っている瑞葉。
付き合いが長いということもあるだろけれど、羽染の事をそれだけよく見ているってことなんだろうな、と。

しかし、そんなよく知る羽染に大きな声で怒鳴られたり強引に迫られると瑞葉は本気で怯えてもいる。
羽染がそうしてしまうのは、彼の性格が災いしていることも原因のひとつだけれど、もうひとつ羽染が知っていて、瑞葉が知らない事実も関係しているんじゃなかろうかと思われます。
なんにせよ、好きな相手には優しく、ですよ。
じゃないと、幾ら好きな相手とはいえ萎縮しちゃいます。

読んでいて一番ぐっときたシーンは後半に実は・・・、と色々ふたりの気持ちが明かされていき羽染の「バカヤロウッ時間を戻しやがれっ」の台詞。
本当に、本当に、本当に読んでいてそう思いました。
本当にそうだよ!
駄目もとでも告白していれば、瑞葉の初めては両院ではなく、羽染だったんだ!
両院は両院で彼も辛い恋の中に身を置く一人として、瑞葉を誘ったのだと思うのですが。瑞葉を慰めると同時に自分も慰められていたという彼の役どころは終始、狡賢くも優しい年上の男でした。

う~ん?と思った所は瑞葉が社会に出て数年経つリーマンにしては、優しく少し可愛い口調かな?
彼のデザインは「やさしい」ということなので、デザインに通じるやさしさを反映したのかなぁ?とは思ったのだけど、所によりちょっと幼すぎ?と思わせられる部分もあり、イラストとちょっとチグハグな印象を受けました。
あと、シリアスなのにちょっと笑ってしまったのが羽染が瑞葉の髪を、墨をたっぷり含んだ筆のような~見ていると無性に書をしたためたくなる~という言葉。
これは書道家ならではなのか?凄いインスピレーションの湧き方だな、とちょっと笑ってしまった。

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