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表題作厄介なおとなりさん

大沢,27歳,訳アリ貧乏のだらしない隣人会社員
三咲望,21歳,経済観念しっかり者の大学生

その他の収録作品

  • その後のおとなりさん
  • あとがき

あらすじ

ゴミの分別は不十分、深夜の洗濯も当たり前!?
「節約命!」な大学生・三咲(みさき)の部屋の
お隣に越してきたのは、一見エリート風の
イケメンリーマン・大沢(おおさわ)。
この人、一人暮らしの知恵もなければ、
多額の借金があるのに贅沢しちゃう天然ぶり!
――「俺が節約させてやる!!」 見かねた三咲は
自ら世話を買って出てしまい?

作品情報

作品名
厄介なおとなりさん
著者
秋葉東子 
作画
秋葉東子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
ISBN
9784199604638
3

(25)

(1)

萌々

(6)

(12)

中立

(4)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
9
得点
69
評価数
25
平均
3 / 5
神率
4%

レビュー投稿数9

本当に厄介なのは?

表紙が可愛かったんで衝動買いφ(〃∇〃 )
ダメな子ってのが好きなんですワシw
~お話~
節約大好き、毎日品祖に頑張っている受。
そんな受のお隣に引っ越してきたサラリーマン。
安いアパートに住んでるくせに毎日贅沢してて家事力もゼロ。
いったいなんなんだ。
いい印象が無かった相手から~始まるお話。
金を稼ぐべく~とはじめた弁当作りから近づくほどに心開いていくというつくりなのですが、これがまた可愛かった。
「なに懐いてんだオレ!」←好きですww
あれ?あれれ?あれれれれ!?
そんな展開好きなのです。
案の定女の人が現れてたり、弟さんやってきたり
どたばた なんやかんや あってのハッピーエンド
エロは少なめですが、ほのぼのラブがおいしい1冊でした

3

BLにもこれくらいの奥ゆかしさが必要ですw

この作家さんはストーリーしっかりしてて、安易で勢いだけの恋愛じゃないので安定して読めます。すっごいときめいたり、すっごい胸キュンだったりってのはケースバイケースですが、どの作品も話がしっかりしてるので、ハズレがありません。
今回は1冊まるまる1組のカップルのお話なので、なおさらしっかりかっちり描き込んでくれてます。

基本が裕福な家庭で育った坊っちゃん基質の攻めと、倹約家でしっかり者の世話焼き体質な受け。見てみぬふりができないほど攻めがだらしないので、受けが世話を焼き始めたのがきっかけですが、その後の展開も丁寧に描かれてるので、どうして二人が惹かれ合ったのかよくわかります。
告白も初エッチも、もどかしいくらいちゃんと段階踏んでる、かなり健全なカップルです!笑

攻めが年上で大人らしく、受けの事を思いやっているのがステキ。だからなかなか手を出せないくらいなんですが、BLには奥ゆかしさが不足しがちなので、これくらいが丁度いいかも!
攻めの弟がいい感じに邪魔したりフォローしたりしてくれてるのも楽しかった。
個人的に、ドストライクなキャラじゃなかったのでこの評価ですが、読んだことを後悔するってことは絶対ないと思える作品なので、あらすじで興味もてる人には普通にオススメできますよ(★゚∀゚)ノ・.。*

《個人的 好感度》
★★★★・ :ストーリー
★★・・・ :エロス
★★★・・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成

3

びっくりするくらい常識的

秋葉さんの漫画に出てくる人たちは「ホモに走ったことが不思議」な気分になる位普通の人が多いのですが、この二人は特にそんな感じがします。
別にホモに嫌悪感があるとかそういうのではなく、のっけから大沢はゲイなんだけど自分もそれをカムフラージュするため結婚もしてた(でもバイじゃないので別れちゃった)
そしてそれと反対側に三咲も大沢を好きになっちゃってるけど大沢はそれでも三咲に対して「ひきずりこんではいけない!」という強固な自己規制をして壁を作り、せっかく両思いになったのに体の関係ともなると「そうなると戻れない」とさらに壁を作る。
せっかく自腹はたいて温泉に行っても(突然飛び込んできた弟をはがせなかったけど)お互いタオルをがっつり巻いて目をそらしちゃうようなうぶうぶさ・・・。

うっかりすると一目逢ったその日から瞳孔も尻の穴開きっぱなしな展開すら多いBLの中で「普通に恋愛にガチで向き合いすぎてる」がゆえに萌えるという面白い感覚を感じました。

3

身につまされる節約術w

主人公がだんだんと性格が変わって可愛くなっていくのが@@!な一作。
お金に苦労した為に、質素倹約(清貧?)している主人公が、だらしない隣人に色々と苦言を呈す節約術に、無駄をしているわが身につまされて、思わず説教されている気持ちに!?
ラストまで紆余曲折、お邪魔虫も登場して中々くっつかい二人にやきもきして、やっとエンドを迎えた時ほっとしてしまいましたw

父親が借金を残して母と二人苦労して生きてきた大学生・望は、高校の時に母も亡くし、一人でボロアパートに住んでいる。
食事を一人分作るのはもったいないと、大学の仲間に昼の弁当を作る契約をして、小金も稼いでいる、ある意味(しっかりもの)ケチな男子でもあると思う。
そんな彼が、ゴミ出しのあまりのヒドさに注意したのが最近越してきた隣人の大沢。
それ以来、大沢のお弁当も作るようになり、段々と大沢の生活に望が入り込んでいくようになります。

最初は大沢との馴れ初めなんですが、望の学校の弁当依頼者の男子が、望のあまりの愛想のなさ、弁当の金を受け取る時だけ笑って、あとはツンとしていて誰とも慣れ合わないのを責めるシーンがあります。
彼の言い方は、キツくて酷いかもしれないと思うけど、金にこだわりすぎて、人としての優しさがどっかに行ってしまっていると思われる部分は、的を得ているな~と思うのです。
しかし!!
大沢がその場に居合わせて、望を弁護するのです。
いや、弁護してもいいけど、望も少し反省してほしいかな、それに気が付いて、自分でも気持ちのゆとりをもとうとか自分を変えようとする努力をするのかと思いきや、全然それはそこで終わってしまって・・・
しかも、その男子、望にわざわざその事を言いにくるくらいだから友達になりたいと思ってるとおもうの!
だから、後の話に何か関係してくるかと思ったら、彼はそこまで・・・・えっ!?
何だかそこは思った流れとは違いましたね~
あくまでも、望と大沢の関係を中心にしたいみたいでした。

それにしても、望はアルバイトしてる風もなくて、弁当作って小金稼いでるだけ、金にこだわる割に・・・?な感じです。

そして、それ以降として、大沢がバツイチだった事実、タラシの弟がストーカーに追われて大沢の元に居候して、望と大沢の邪魔をする、という流れになっていきます。

大沢の元妻の登場で、自分の気持ちに気がつく望。
余り人と関わって生きて来なかった望だから、生活に入り込んでしまった大沢が特別な存在になるのですねv
また、大沢が実はゲイだったという事実も手伝って、結構トントン拍子に進展するかと思ったら、弟が登場するんですよww
キス止まりだったから何とか次に進みたいと考える大沢がいきなり温泉とっちゃうっていうのが・・・!
弟がいるから二人きりになりたくて、という発想はわかるけど、すごい天然なのか?この人って思考ですよねww
結局、弟まで付いてきちゃうんだもん♪
何だかラストに行くにつれて、望の細かいところは多少出てはきましたが、お金へのこだわりとかいう面はどっかいっちゃいましたね(汗、)

大沢と望が中心だから一緒の部分がクローズアップというのはわかるのですが、やはり、望が主人公なら、彼が大学でどうなったか。
恋人を得た事で何か変化があったかとか、そんな部分が見たかったかな?とも思うのです。
それより何より、大学行ってたんかい!?って言うくらい、途中からその話が出ない!!
心配しちゃいました。

1

普通にほっこりなお話

ボロアパートでお隣さんになった、生活能力低めのお兄さんと、節約生活がしみついたオカン系大学生のラブコメ。

最後まで色っぽい展開は無く、作者本人が「温泉旅行にまで行ってるのになんもしない話って初めて見た!」とご友人方にツッコまれてる通り、ほんまにラストで朝チュンがあるだけですが、ストーリーで読ませる方ですね。

特に社会人なぶん、手を出しあぐねて「普通とは」になやむ大沢さんの葛藤がリアルでした。
受のミサキくんも、生活能力は抜群なのに素直になれない不器用さがなんとも可愛い。
自由人な弟くんといい、脇までキャラが立ってて面白かったです。

しかし、ひとつだけ言わせて。貧乏でエアコン無しのボロアパートなのに、冬にミニトマトと茄子は収穫できんやろ…夏野菜やで。

0

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