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平凡なサラリーマン悟嶋とイケメンだけど常に無表情でおたくな藤原。趣味もあう、一緒にいると楽……これって運命の人?
なんとなく巴里子先生読み漁った日に、この本に到達。
(他のお姉さまがおっしゃっている通り一作目の扉絵がーーーーーー!
可愛すぎるっ)
BLって評価じゃなく、表題作の攻めさんがめっちゃ好きだから神評価。
人見知りだからって訓練するために、カラオケいってアニソン歌いまくるって努力する時点で どんだけ頑張り屋さんなの、この人!
ということで陥落。
そんな人見知りさんなのに 名前のわからない
でも気になる人を呼ぶ時に呼んだ「ガゼルレッド」
(架空のアニメキャラと思われる)。
きっと彼の心臓は破裂寸前だったのでは。。。
それでいて表情は完璧クール。可愛すぎるっ
ほんと、湖面を泳ぐ白鳥のように見えないところで
必死に努力するキャラでした。弱いの こういうのに。
それと最後の短編 教師が女子生徒の制服着る話。
もっちゃん(先生)可愛すぎる。からかわれキャラって永遠に
モテるんだよね。。。羨ましい。
ちゃんとスーツ着てた先生なのに あまりの女子制服似合いすぎに
巴里子先生の画力の偉大さを感じた次第です。
とーってもよかったです!倫敦先生の絵柄は綺麗でそれでいてすっきりと見やすい線で
いつも読みやすいです♪
今回の表紙はいろいろネタが詰め込んであって面白いですね~!
収録されているどの作品も素敵だったのですが、特にお気に入りはやはり表題作です。
倫敦先生のリーマンもの、いいですよね~!!
平凡で人見知りな【受け】〈悟嶋〉は数合わせで参加した合コンでカラオケでは
アニソンメドレーが鉄板だというイケメン(同じ社の開発室の室長)【攻め】〈藤原〉と出会います。
この藤原がイケメンで仕事もできて完璧なのに、無愛想でオタクというキャラがいいの
です!そして実は合コンに参加する理由も『尋常じゃない程の人見知り』の訓練のため。モテるという自覚もなし!
人見知り同士、気が合った藤原と悟嶋は仲良くなりますが…
倫敦先生は心情の描写が上手いというか素敵です!
悟嶋が女子トークをこっそり聞きながら『運命』を考えたり、『分かります超分かり
ます』と共感したり…
藤原もいいキャラなのですが、悟嶋も親しみあって親近感が沸く素敵なキャラなの
ですよ~!
趣味も合って波長も合って一緒にいて楽。そんな関係を心地よいと感じつつも
『恋人としてどうなんだろう?』と手を出されないことについて考える悟嶋ですが、
その後判明した藤原なりのちょっぴり分かりづらいアピール方法が可愛いです♪
藤原も藤原なりに不器用ながらもいろいろと考えていて、でも思っている言葉をきちんと
正直に悟嶋に伝えてくれる藤原の姿に胸キュンでした!
そしてもう1つのお気に入りなお話「月の裏側」
これは1話のみのお話なのですが、切ないお話でした。
短いページの中でよくまとめられていて、きちんと読ませてくれる作品でした。
タイトル『月の裏側』と最後に上手く締めているのも素敵です。
きっと、ずっと好きだったんだろう…と最後にわかる受けの健気さに、きゅーっと
切なくなります。でもハッピーエンド!
読みやすくって、それでいてしっかりと読み応えもあり。
胸キュン部分もあり、クスッと笑えたりちょっぴり切なかったりと
丁寧で素敵な作品集でした♪
巧いよね(*`▽´*)
ガツンと何かくるというわけでも、派手さが或わけでもないのだけれど
読み終えたあと、なんだかしっくり来る。
短編なのだけれど、しっかり1話完結として、起承転結の結まで
しっかり読んだ気がしてしまうのがイイ。
倫敦さんの作品はどれも好きですが、期待にそれず~なお話でした。
まぁ、これといってガツンとインパクト!という意味では弱いのだけれど。
表題作「運命って~」
よくある話。あさの占い、相性、出会い。
よくある話が、あれよあれよというまに、自分の体験と重なっていくというお話。
男女ならそこで恋に落ちるパターン。
それなら男同士なら?自然の成り行きで、ひかれあって触れた躰。
その後に~なもどかしいすれ違い。
ちょっとコミカルなタッチあってのハッピーエンド。
タンパクで、そっけないと思っていた相手が実はwそんな結が面白い。
美形のクセに、無口で人見知り。しかも無愛想でオタク。
アリw
「キミの声が~」
さて、問題は、受が処女か否かだ!←違う
すれ違い、カンチガイ。想いがあるからこその~な部分からの
再会もの。自分だけが~そんな攻と、触れてみたいから~の見上げる仕草にキュン。
ホノボノで甘酸っぱい
「月の裏側」
受は実は・・・・ベタなのだけれど
結局こういうエンドにはキュンとしてしまう。
自分の裏の部分をかくして悪ぶってみせる。
けれども本当の、見えていなかった、、、見せていなかった本当は
こんなことされたら・・惚れてまうやろーーーーっ!!!
せっかくなら、もうひとつ、攻にちゃんと抱かれて感じている受が見たかった
きっと甘いんだと思うんだ(*´∀`*)
表紙がなんとも可愛らしく、表紙買いしてしまいました。
表題作「運命ってことにしませんか?」
同じ会社の社員 藤原さん×悟嶋くん
扉絵からしてもう良い!無表情で、ネクタイを頭に巻いて振付け付きでアニソン歌ってる藤原さんにノックアウトされました。
見るテレビ、好きな映画、小物の趣味、いろいろなモノの好みがかぶりまくりで男女なら「運命の出会い」と言っても良いんじゃないかと思うけれど、でも自分たちは男だし。普通なら友達で良いのに、それじゃイヤなんだ、なんでだろう。どうしよう、っていう二人のぐるぐる感が良かった。
あまり感情が表情に出ない藤原さんの陰ながらの努力が笑えました。
「君の声が聞こえる」
海洋系の学者(か研究者)・堤×通訳・尾崎
数年前に語学留学していた尾崎くんを堤が襲ってしまい、他にもいろいろあって音信不通だった二人が、ある学会を通じて再会して…、というお話。
現在と過去のお話が混在しているため、ワタクシがアホなせいか1回読んだだけではちょっと話の流れが分かりませんでした。
攻めの堤先生がちょっとなんというか、アレです。アホです。憎めないキャラなんですけれど。
尾崎くんを「ヒトミ」と呼んだり、元妻と比較するようなことを言ったり。そりゃ勘違いもされるでしょ。ちょっとデリカシーにかけるよなあ、とは思うのですが、でもそれにも彼なりの想いがあったわけで。数年かかったけれど、思いが通じてよかったなあと思いました。
しかし「May I give you a hug?」てそういう意味なのか…。知らんかった…。
「月の裏側」
同じ会社の後輩・横田×先輩・飛鳥
同じ独身寮に住んでいる二人。横田くんはそのお向かいにある女性独身寮に住んでいる女性が好きで、夜な夜な彼女の(別の男性との)夜の生活を覗き見しながら涙を流すわけです。
それなら自分を彼女の代わりだと思って抱いていいよ、と飛鳥さんに提案され、そのままセフレのような関係になる二人なのですが。
飛鳥さんの切ない恋心にズッキュンときました。飛鳥さんの気持ちとリンクさせた「月の裏側」というタイトルが素晴らしいと思います。
「あおげばとうとし」
いやいや、成人男性がJKの制服が着れるとかないし。と思わず突っ込んでしまった。
カバー下も爆笑!表題作の二人は人見知り、っていうよりヲタクだよなあ、と親近感がわいてしまった。
あと、「ふりむけばトミエ」。見たいなあ~(切望中です)!
まるっきり派手さがない作品なんだけど、なんだか心惹かれるのですよ。
控えめで、不特定多数と親しくなるようなタイプではない受け様が合コンで
出会った同じ会社の攻め様と恋するお話なんですが、その攻め様も人見知りで
かなりシャイなタイプなのですが、顔はイケメンでモテモテさんなのに社内では
愛想が無いと言われているのに、合コンではアニメオンパレードなんか歌いながら
まわりを盛り上げまくる。
受け様はイケメンなのに残念な人だと思っていたりするのですが、意外にその
盛り上げる方が無理してる姿だと知り、人見知りだと聞いて親近感を持つ。
友人として付き合ううちに、一緒にいると落ち着き、趣味や物事に感じる瞬間が
凄く似ている感性の持ち主だとお互い思うのです。
男女ならお付き合いが始まってもおかしくないと話してるうちに同性でも運命の
相手になると・・・
そして二人は恋人として付き合う事になるのですが、思っている以上に攻め様が
モテ顔してるのに、恥ずかしがり屋でそれが態度や顔に出ない根っから不愛想なので
恋人同士なのに、友人同士みたいに二人でまったり過ごす時間ばかりになるんです。
似た者同士だから分かり合えるはずなのに、恋人の付き合いって事になると
何故か互いの意思の疎通が出来ないジレンマが起きる。
作品全体が大人しい地味目の雰囲気があるけれど、目に見えない熱量も感じる
何とも味のある作品だと思いました。
同時収録の作品も同じようなすれ違いの雰囲気ですが、恋をすると臆病になってしまう
そんな思いが感じられる作品でした。