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評価に迷った~。
なのでなかなかレビューできず、まあ迷ったといっても【萌×2】との迷いなので、そんな時は高めでもいいかと【神】評価に。
何が【神】かというと、この作品に出てくる攻めの執事・グレアム・レジンスカが素晴らしい!
こんな凝った執事は見たことがない。
まずは衣装・首元から見えるのは黒いレースの襟。
そして左右非対称な黒い執事服。
片方の腰元から覗くレースは手元から見せているレースと同じもの。
眼鏡は片側だけの丸い造り。
その眼鏡には細い長い鎖がついており、細い鎖の先をたどると耳たぶにホールが出来ているのでそこを通す造り込み様。
髪型は片側で束ねた縦巻きロールで、細い黒いリボンで結ってある。
極めつけは髭!口ひげ・アゴヒゲバッチリ。
何だ、このこだわり様は!
更にはそんなグレアム・レジンスカが上から目線で高圧的な物言いをしたり、人を蔑んだり、ちょっと温情を見せたり、ため息をついたり、ヤキモチ焼いて焦った顔を見せてくれたり、自分の気持ちに思い悩む表情を見せたりと実に多彩に色々な顔を見せてくれる。
そして濡れ場ではグレアム・レジンスカのあの縦巻きロールが崩れて乱れているのである!事後はもはや崩れた縦巻きロールすらなく眼鏡もかけてない素の顔も拝める。
更に更に終わりの方では、髭を生やした登場人物にお約束の髭がなくなったらどうなるのかという(レジンスカの主人の養子の子供に剃られてしまったらしい)、これまたお約束の使用人がことごとくその魅力にヘナヘナとなってしまうそんな髭なしバージョンまで用意されていて、もうお腹いっぱいという気分だった。
グレアム・レジンスカだけでなく、出てくる主要登場人物全てに細部までよく描きこんであり、作者のこだわりが本当によく詰まっているのが感じ取れる。
ストーリーは他の方が書いておられる通りなので割愛だが、本当に話も絵にあっていて読ませる仕上がりだった。
久々、ヒットな攻め様だった!
今まで読まずにいたなんて・・・なんて勿体ないことをしていたんだ!!
前作の「No.99:人間玩具」は、エロはよかったけれどストーリー的に心惹かれるほどではなく、
同じ2012年に発売され人気が高かった「たつのおとしご」も、あまり好きにはなれなくて、
この本の二話目を雑誌で読んだけれど、いまいちピンとこなかったので
(今思うと、単に登場人物の関係性がよく分からなかったせいだと思われる)、
多分、皆の評価が高いだけに同じ気持ちになれずに、読んだらガッカリ・・・なんだろうなぁ~
そう思って読まずにいたのです・・・
今となっては、そんな過去の自分にガッカリ!!
ちょっと気持ちがモヤモヤしていて、
ああもう、スッキリするにはエロだ!!
「バンフォード~」なら多少話は好きじゃなくてもエロ補給は間違いなくできるはず!
そう思って買いましたら、
エロ補給は勿論のこと、心もすっかり満たされました~♡
この本、バランスがすごく素敵。
単にエロティックなわけじゃなくて、一途な気持ちと、悲しい過去とが合わさって、重みがある。
“愛する” というとこが、ちゃんと描かれているのが素敵だったな。
放尿や体位で読者の視覚を刺激しつつも、
本の雰囲気や、美しい風景や衣装や装飾品でそれらを悪目立ちさせないのもいい。
CPは3組で、そのつながり方も関係性も分かりやすいし、
少ししか出てこない脇役にも、ちゃんと存在感と登場意義があって、とてもまとまりのある一冊だった。
でも、なんといっても、グレアムかなぁ~♡
ヒゲと片方だけの眼鏡と、綺麗に結わえた長髪、その基本スタイルでも十分素敵なのに、
眼鏡を外したバージョン、髪もおろしたバージョン、最後はヒゲまで剃っちゃって!!
変化するごとに、クラっとくるよ~~~
自分を殺す部分と抑えきれない部分とがあって、いつもはすごく冷静なのに、
チラッとそうじゃない一面を覗かせる、で、ベッドでは・・・!!
うん、最強の攻め、でいいと思うw
これ、現代ではなかなか味わえない萌えだよなぁ~、長髪にヒゲにましてや、あの眼鏡はね。
というか、池玲文さんの画力があってこそか。
堪能させていただき、大変満足です♪
そもそも私は、外国系のカタカナ名前苦手。
執事だとかも特別好きな訳じゃない。
けれど読みたくなる。それが池玲文さん。
…キマシタよ、池玲文さん欲してる病が…っ!
いつか来るんじゃないかと冷や冷やしていたら、本当にキテしまいました。
だって表紙からして私の好みのお方がいらっしゃるんですもの。
実は私、こちらの前作を読んでおりません、まだ。我慢出来なくて、「もしかしたら分からない事だらけかも」という危機を感じつつも読んでしまいました。
そんな方でも、割かし読める気がします。疑問点は勿論有りますが。
寧ろ、読み順が逆になるのも面白いのでは?
「あぁ!これがこうなのね!」みたいな発見は、何歳になっても楽しい物です(誰)
……あぁもう我慢出来ない……
グレアム素敵過ぎますっ!!久々に大興奮しました…!(ハアハア)
まず髭。何ですか似合いすぎです。
長髪。昼間は結って巻いてあります。…私も巻かれたい…
そして何と言っても、美体!あの服装の中はあんな美体でしたかそうですか!
すみません、グレアム愛のダダ漏れです、止まりません。
カブトムシ腹は苦手なのに…グレアムもオイシク頂いてしまった…
アレックス、本当にグレアムがお好きなのですね。
城の他の男達に色目使う辺り、本当にアレックスも美男なのでしょう。
でもその「色目」そのものが、グレアムに対する愛情からなるもので、あてつけという感情ではないのが何ともいじらしく可愛らしい。
「俺が他の男に抱かれてもっと床上手になれば、グレアムはベッドの中だけでも俺に夢中になるはずだ」
そういう感情からなのでしょう、可愛過ぎです。
グレアムが嫉妬する瞬間も可愛らしかったですねー。
アレックスのモノローグは、大正解だったんじゃないかと思います(笑)
誰もが相手に愛してほしいし、自分も愛しているという感情が強くある筈なのに、それが行き違ってしまって苦しい思いをする事もある。
けれど信じてぶつかっていけば、必ず相手に響く。
そんな事を感じたお話でした。
ただ、1つだけ…
とっても素敵で惚れ惚れする絵柄の池玲文さん。
でも、遠目?ひき?の時の人物の絵柄をもう少し緻密に描いてくれたらなー…というのは贅沢でしょうか。
そこまで凄く綺麗に描かれ、展開的にも面白いしいい!と思うのに、たまーに手がグローブみたいなヒキの画を見ると「あれ?」と、私の中の何かが途切れてしまうのです。
多分絶対贅沢ですよねすいません(笑)
オヤジスキー(グレアムはわざとオヤジ風味にしてますが)にはタマラナイ1冊です。
『No.99:人間玩具』のスピンオフ。
上記のメインカプ(レナード×フィン)の話も入ってますが、本作から読んでも十分楽しめる内容です。
本作は何といっても「最強の攻め」グレアム・レジンスカの魅力に尽きると思います!
優雅にカールした銀髪は常に右肩に垂らされ、モノクル(片眼鏡)越しの鋭い眼光、
こけた頬、口顎の髭、眉間の皺、濡れ場でもめったに脱がない執事服に手袋・・・と一分の隙もなくカッコイイ激渋ダンディ攻め。ベッドで髪下ろした姿は垂涎モノでした。
一流執事で相手の心を読む洞察力に長けるグレアムにとってアレックスは赤子も同然。
酸いも甘いも噛み分けた老獪さでアレックスをいじめて楽しんでいるのですが、
アレックスも無垢ゆえの?一途さでめげずにグレアムに迫る。金髪美青年な外見に似合わない猪突猛進ぶりが楽しいw
そんなアレックスにいつの間にかハマって嫉妬しているグレアムにニヤニヤ。クール攻めがデレる瞬間は美味しいです。
一つ注文をつけるならグレアムの表情?
汗とか困った顔とか、第1話から見せていてアレックスにほだされている感が
読者的には結構ダダ漏れ。
クーデレ好きとしてはもう少し出し惜しみして欲しかった!まあカッコイイからいいんですがw
バンフォード侯爵家にはこの執事カプの他にもう1組カップルがいて、
これが前述の『No.99:人間玩具』に出てきたレナード×フィン。
あまエロ路線なグレアム達に対して、こっちは痛シリアス系?
貴族であるレナードの結婚話についてすれ違う二人が切ないお話でした。濡れ場は痛々しいけど、こちらも最後にはラブラブ。
広い屋敷内のあちこちで2組のカプが事に及んでいて、どっちかのカプの一方が
最中のシーンや事後を目撃することも。それでも攻め二人が時代設定ならではの味なのか、全然背徳感なくあっけらかんとしてる風なのがいいですw
◆【The Show】は独立した読み切り作品で、こちらは結構背徳感アリの双子もの。
サーカスで見世物として絡む二人ですが、実はお互い兄弟以上の感情があり、
その気持ちを土壇場で打ち明け合うラストが感動的かつこの先が気になるお話でした。
『No.99:人間玩具』のスピンオフと言うことで同時購入しました。同時収録されている『The SHOW』をpink goldで読んだ時に衝撃を受け、読み始めた池先生。美麗な絵が色っぽくて、男性の体のラインが男らしくて大好きです。
・『バンフォード侯爵家の執事』『バンフォード侯爵の恋人』
グレアムが相変わらず素敵です!執事キャラの中で一番好きかも、このキャラクター。髭、長髪、モノクル、眉間のしわまで全てがとてもいい。グレアム×レナードの攻め同士な関係も素敵だろうな~と思ったけど、レナードには運命の恋人フィンがいるので、今回現れたグレアムのお相手は新人バトラーのアレックスです。金髪の容姿端麗な若者ですが、可愛らしくていかにも受っぽい!過去、助けられた時に一度だけ関係(キスともう少しだけ)を持ったグレアムのことが大好きで、彼の言葉に一喜一憂する姿が健気で可愛いです。
俺は優しくないぞと言いながらアレックスを抱くグレアムですが、充分に優しいんです!「奉仕してやる義理はない」なんて言いながら、思いっきり奉仕してるし、辛辣な物言いをするくせに「ブロンドは嫌いじゃない」と頭をくしゅっとしたり、見た目だけじゃなくて中身まで素敵です。もう一つの萌えポイントは『アレックスの靴下止め』です。裸の下半身に靴下止めってすごくエロい。本当に衣装デザインも凝っていて素晴らしいです。
相手の顔を見れば何を望んでいるのかわかる才能があるというグレアムは、アレックスを喜ばせるのも悲しませるのも簡単だと、ベッドでも翻弄するのですが、Sッ気のある攻め方が、萌えるんですっ\(//∇//)グレアムが好きで言うことを聞いちゃうアレックスも可愛いわエロいわで、アクロバティックな体位では「えええ?カバ○バか!」と突っ込みたくなるような柔軟性を見せます!
グレアムがフィンに抱いていた好意に気付いて落ち込んだりもしますが、一途なアレックスに絆されたグレアムは「お前がいい」と優しく抱き締めます。はぁ、最後までグレアムは格好いい。両思いになった二人のHが濃厚ですごいです。グレアムの乱れ髪がセクシーで、最強の攻め様の一人になりました。
もう一つのカップル、レナードとフィン。跪いて「結婚はしない、お前だけを愛していたい」と愛を誓うレナード、これってプロポーズですよね。うっとりするほど素敵です。だけど本当の親にさえ捨てられたフィンは、傷つくのが怖くてレナードの愛が永遠だと信じられない。「お伽噺のような幸福を手に入れる人間が、一人くらいいてもいい」「おまえは幸せを手に入れたんだ」というグレアムの台詞が好きです。
貴族が同性の恋人のために結婚はしないなんて、夢みたいな話だけど、レナードは養子を取って、後継ぎとして育てるといいます。養子を取ることを勧めたのが、同性愛者の夫を持つキャロラインだったと言うのも、レナードへの友情が理解できてよかった。ただのお伽噺で終わっていない。温かなファンタジー。彼らのお話はもっと読みたいな。
・『The SHOW』
サーカス、見世物小屋、美しい双子の兄弟、妖しい夜の狂気のショー。仄暗い耽美な世界で繰り広げられるエロティックで残酷な物語。泥沼の世界から逃れた双子の兄弟は、幸福と絶望を同時に手に入れる。「恐ろしいのに嬉しくてゾクゾクした」というモノローグがあるのですが、顔を覆った指の間からそっと覗き見てゾクゾクする様な、そんな物語です。とても美しくて恐ろしい。
双子の兄弟に逃れるための小切手を渡したのは、フィンだったのですね。レナードに救われたフィンが今度は双子を救う。嬉しくなりました。
美麗な絵柄にぴったりな貴族の世界。グレアムのキャラ。レナードとフィンの純愛。やっぱり『神』になっちゃう。