ぼくらの不思議な恋事情

bokura no fushigi na koijijou

ぼくらの不思議な恋事情
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
38
評価数
11件
平均
3.5 / 5
神率
9.1%
著者
 
媒体
コミック
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
シリーズ
POEBACKS ~ポーバックス~(コミック・ふゅーじょんぷろだくと)
発売日
価格
¥680(税抜)  ¥734(税込)
ISBN
9784893938688

あらすじ

”怖くて怖くて堪らないなら、
ねぇ、キスに集中して。”


冷静沈着で頼りになる真面目な後輩
×
好奇心満載だけど超怖がりなヒゲ男子

静まり返った消灯時間、大学の2階、渡り廊下にはナニかがある――…
とっておきの夜におきた、とっておきの恋。

ときめきとスリル、両方のドキドキを贅沢に堪能。
大学一年生の三島(みしま)は学内の変人が集まるサークル「超自然科学研究会」のメンバーで、サークルを率いる好奇心旺盛で底抜けに明るい部長・森(もり)に恋をしていた。所謂オカルトについて日々探求する会にも関わらず、森は大の怖がり。そんな森の様子を不可解に思いながらも、ついつい気になってしまい、三島の想いは募っていく。そしてある夜三島に少し怖くて、だけどご褒美のような”チャンス”が訪れる。
その他、同シリーズの別カップリングと大正ロマン溢れる作品を収録☆

表題作ぼくらの不思議な恋事情

三島 オカルトサークル所属の大学一年生
森 怖がりのサークル部長・ヒゲ男子

同時収録作品ぼくらの不思議な恋事情2

夏目 絶対霊感を持つオカルト狂
川端 極度の憑依体質

同時収録作品バンカラ君と書生君 ほか3話

関口 不良学生で活動家
小嶌 学士を目指し上京してきた学生

その他の収録作品

  • バンカラ君がとおる
  • バンカラ君の煩悶
  • バンカラ君がゆく
  • あとがき

評価・レビューする

レビュー投稿数7

気持ちが動いていく刻、それがときめきとスリル

大きく言って2つの物語が収録されています。

「ぼくらの不思議な恋事情」1・2
大学のオカルトサークル「超自然科学研究会」内の2組のCPの話。
1は、一年の三島x部長の森のCP。
森は部長のくせにすごい怖がりで、ある時急にブレーカーが落ちて三島と森で手動で上げに行くことに。肝試しでCPになりました、的な展開だけど、三島の抱いている恋心や妖しのネコの存在などで雰囲気のあるお話に仕上がっています。
2は、変人夏目x憑依体質の川端のCP。
浮遊霊に憑依され、体を乗っ取られて幽体離脱してしまった川端。クールでそんな状況を笑って楽しんでいたような夏目だが、本心は『二度と俺の前から消えるな』。意外と甘々でした。

「バンカラ君」4作
大正ロマン的作品。文字通りバンカラ系学生関口xマジメ書生小嶌のCP。(でも恋人未満?)
バンカラ君は何かの学生運動をしているらしく、小嶌に金をせびってはカラダで返すなどと言って踏み倒している。
だが、そうやってからかう時に一瞬見せる小嶌の悩ましげな表情に惹かれ始め…
小嶌も、うるさくて情熱的な関口に自分にはないたくましさや眩しさを感じていた。続き
そんな時「学連検挙」の報が入り、関口がそこに飛び込もうとしている。その晩遂に二人は…
この二人はその後どうなったんでしょうね。凄く余韻というか想いを巡らせるようなラストです。
売り言葉に買い言葉みたいな、水と油みたいな、そんな二人が感じ始める一種の恋情や執着心のようなもの、または独占欲的な感情の動き、遂に時代が動いていくその時に自分も『後悔したくない』と飛び込んでいける勇気を、地味で勉強だけと思われていた小嶌が持っていたことが素敵でした。

1

おいていかないで

同人誌や、ツイッターからの再録ということで、
この、唐突に始まって、いきなり終わる感じが、
書きたいところから書いて、描きたいことだけ描いたらおしまいっていう、放置プレイ感が、
良くも悪くも商業出版物にはない味わいだなと、
ちゃんと商業誌で連載されていた作品なら、この本に掲載されているお話が核になるとしても、前後にそれなりのなにがしかが付いて、読み手をもうちょっと心安らかにしてくれるような何かがあったりもするけど、
まあ、無理にまとめにかかんなくても、これはこれで、すごくお買い得な同人誌再録集だと思うと、とってもいい本だった。




1

「心よ 我が心よ しずむなかれ 汝が運命に堪よ」

まず、オカルトチックな表紙が目を引きます。
しかし、中身は明るくライトなオカルトサークルの話。
それと、大正時代の学生運動の話を描いた「バンカラ君」シリーズ。
2編でなりたっていました。

私の好みは「バンカラ君」の方。
時代を感じさせる小物一つ一つにも心躍らされました。

   ◆◆   ぼくらの不思議な恋事情 1   ◆◆

大学のオカルトサークルには、4人の男性が在籍。
ある夜、ブレーカーが落ちてしまい、部室が真っ暗。
それを直しに受けと攻めが、真っ暗な廊下を歩いて行くと……。

印象としては子供騙しのような怪談話。
でも当の本人にとったら怖いのでしょうね。
結局、幽霊に遭遇(?)した受けは、怖さの余り、勢いで攻めに告白。
両想いになった二人でしたが……結局幽霊の謎は闇の中…という話。

   ◆◆   ぼくらの不思議な恋事情 2   ◆◆

「1」とは、また別の2人の話。
こちらは既にカップルとして出来上がっちゃってます。

憑依体質で幽霊に憑かれやすい受けと、傲岸不遜な攻めの話。
ある日、幽霊に憑かれた受け。
しかし中身は生続き霊のような形になってしまいます。
受けは、調子がおかしくなり、現世から消えてしまいます。
一度は天国へ昇った受け。しかし、現世に戻ってきます。
いつもは傲岸不遜な攻めが、弱気になり最後は愛の言葉を囁きます。

「1」「2」、どちらもモノローグ担当の猫が登場します。
おそらくは現世のものでない「何か」だとは思うのですが、
一番の謎が、その猫の存在かなぁと思いました。

   ◆◆   バンカラ君シリーズ   ◆◆

大正デモクラシーの波が吹き荒れる中の物語です。
学士を目指す受けと、金にだらしない飄々とした攻めの学生の話。

受けに金を無心するばかりの攻め。
「借金が10圓(えん)になったら、同衾してやる」と
笑い飛ばしながら、いつも金を借りていきます。
そして、事あるごとに受けを押し倒します。
そんな攻めに嫌々ながらも翻弄されてしまう受け。

うーん、可愛いです!
なんやかんやで、流されてしまうタイプですね、受けは。
「攻めにもっと厳しく接したらいいのに!」とも思いますが、
流される受けもやっぱり可愛いんです。

そんなとき、学連検挙が始まり、攻めもそれに参加することになります。
逮捕されれば、最悪の場合、死刑……。

受けにも攻めにも、後悔したくないことがありました。
そして二人共に思いが通じ、エッチへ。
翌日、攻めは「またな」と書き置きを残し、消えていきました…。

寂しさの漂う最後でした。
受けは、攻めの書き置きを見てどう思ったのでしょうか。
再び彼らが出会える日が来ることを、願わずに入られません。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

2編ともに、味の違う話で、「一冊で二度美味しい」というやつ
でした(笑)

バンカラ君シリーズは、高下駄や学生服、学生帽、書生服、黒の外套と
小物が光り、時代背景がすんなりと頭に入ってきて、
大正の風を感じる話でした。

2

全くもって不可解な事に

本の構成からして不思議っちゃア不思議のこの一冊。
普通の本なら初っ端に来る筈のカラー口絵が一番最後に
しれっと来てるんですからね。
本文がアレで構成がコレなんですから狐につままれた
気持ちになるのもそりゃあ道理だなと。

この本はカバー及び帯と本文を別物と考えてそれぞれ
愉しんだ方が良いんじゃないかと言う気が殊更にします。
なんかこう着流しに羽織袴を着せてる感じがしてチョイと
居心地が悪い。
カバーと帯の仕事が一寸ばかし懇切丁寧過ぎるんですね。
美味しいだしは本文のあちこちに潜んでますんで、
ゆっくり浸りながら身にしみこませて読むと丁度良い
感じがします。
表題作シリーズも併録作シリーズも、鍵になるのは
さりげない情。
飴玉みたいに転がし味わうのもまた良しかと。

6

不思議な話

ぼくらの不思議な恋事情はオカルト系BL
バンカラ君~~は大正のバンカラ君と真面目な書生君のBL

「ぼくらの不思議な恋事情」
じんわり怖い幽霊のお話。
オカルトに寄りすぎてるわけでもなく、かといってBLの恋愛主義でもなく
まさにカバーの裏にある
「ときめきとスリル、両方のドキドキを贅沢に堪能。」という感じです。
『ぼくらの不思議な恋事情』は2話収録だったのですが
もっとこのシリーズを読みたいと思いました。
ホラーやオカルトというよりも、不思議な話。


「バンカラ君~~」は大正時代の"バンカラ"と真面目な書生のBLです。

読み終わったあとにふと「バンカラ」って実際なんなのか知らない事に気づき、ググってみたら
「身なりや言動が粗野なこと。わざと汚れた格好をして粗野にふるまう人のこと。」
バンカラとは蛮カラで、ハイカラの逆……
なるほど、確かに関口は確かにバンカラだ……
時代背景については、大正14年大正デモクラシー末期の地方都市が舞台みたいです。
バンカラ関口はなにか学生運動のようなものをしていたみたいですが
マルクスの本を売ろうとしていたわり続きに、学連の加勢に行く?など謎な点も……
治安維持法の反対運動でしょうか??
別の方も書かれてますが、関口が政治的に何か志をもって活動していたわけではなさそうww

最後は悲しいような余韻を持たせるような終わり方ですが、
「あえて」巻末に配置してあるカラーイラストがENDのその後なのでは?と気づき
ほっこりしました。




収録作品
ぼくらの不思議な恋事情1 商業
未発表作品 同人誌「徒然奇譚」?
ぼくらの不思議な恋事情2 商業未発表作品 同人誌「徒然奇譚」?
バンカラ君と書生君 webサイト「underdog」 7頁
バンカラ君がとおる 商業未発表作品 13頁
バンカラ君の煩悶 描き下ろし 36頁
バンカラ君がゆく 描き下ろし 24頁
あとがき 2頁
最後の遊び紙?にバンカラ君のフルカラーイラスト
157頁程度・表紙下無し
装丁:Rika Nomoto

黒にイエローのカッコいいデザインのカバーをめくると
蛍光イエローの表紙、そして見返しと遊び紙はシルバーです。
帯がなぁ……

収録作がWEBサイト発表、またあとがきにて
バンカラ君はもともとtwitterで殴り書きしていたものが発端と書かれていたため
探してみましたが、現在は両方とも休止中のようですね><残念

5

もっと読んでみたい!

表紙の装丁が小説の表紙みたいで、夜の風景と灯にぼんやり浮かぶ背景が何と言っても素敵です!!
カバーを取ると本体は黄色の無地、開くと銀色、カラー口絵は何故か後ろに。
同人作品やwebのものを収録した1冊なのだそうですが、一つはオカルトもの、一つは大正時代の学生モノと、時代は違うのに作品のカラーがしっくりとなじむのです。
どのお話も、まだ読みたいと思わせるほどに魅力的で、ほんとうに小説を読んでる感じにさせるし、完成度が高いのでは?と思わせるものがあるのです。(自分的)


大学のオカルトサークルを舞台にした2カプの不思議なお話。
【しっかり者の後輩・三島×本当は怖がりの部長・森】
夜の部室で、ブレーカーが落ちてしまった為にそれを上げに行くことになった後輩の三島と部長の森。
霊感のある夏目が気をつけるようにと言った渡り廊下で彼等がそこにまつわる学生の失踪話しを思い出しパニックに陥るのだが。
森に特別な感情を元々持っていたと思われる三島と、三島を特別な後輩と感じている森に起きるオカルトというほんのちょっとのきっかけが、見事に吊橋効果を発揮する展開なのだが、そのオカルトとほの続きかな恋という部分の融合具合が絶妙なバランスなのです。
もちろん、オチはその失踪の噂話しは・・・?というものがあり、締めくくりは笑いがあって、実に味わい深いのです。

【見える男・夏目×憑依体質の川端】
この二人は関係を持っている設定なのですが、それは川端が憑依体質でその為に本人が知らない間に…ということがあるらしいです。前の話しの時にもネコに憑依されてエッチな流れになってましたし。
今回は事故現場を通った川端が霊に入り込まれた衝撃で、自分が本体からはじきとばされてしまうという出来事が。
夏目はそれに気が付くのですが、本体と霊体の川端はヒモで繋がっていてそれが切れたら川端はこの世からいなくなってしまう。
お気楽に霊体を楽しんでいたのだが、ひっ迫した状態になってしまい~
いつも、当たり前のようにつるんでいた二人が、この出来事を通して大事な互いなんだよ、と実感する話です。

この2カプ4人、突出したキャラというわけでもなく、ごくごく普通の思考の普通の人達。
オカルトが”世にも奇妙な”雰囲気をかもしながらも、それを基盤にちゃんと人間の気持ちが変化・進展する要素として使われてそれが出張ってメインになってない。
オカルトも恋も両立して楽しめる素敵な作品。
もうちょっと、彼等の姿が見てみたいな~

『バンカラ君と書生君』
大正時代のデモクラシー運動に明け暮れ金をせびりにくるバンカラ学生と、金を取られる真面目な学生の話し。
これってjuneっぽいです。
バンカラはいわゆるイデオロギーを理由に自分を正当化しているどうしようもないヤツだと思うのだが、この時代のこの学生の気質を表している。
最初は真面目な学生への嫌がらせで金を無心に来るバンカラは、本気でなくてからかいで借金は身体で返すと押し倒したりしてみて。
突っぱねる真面目学生だけど、嫌な奴でも気になる奴になる。
はっきりした恋愛というわけではなく、何となく反発がシンパシーに変化していく姿に訪れる一夜と、そのラストが、当時の青春を感じさせるのです。
袴・ガクラン・高下駄。書生服・丸眼鏡・下宿と火鉢と猫。
雰囲気もノスタルジックで、素敵です。

7

レトロ感が素敵

ホラー小説のような装丁が大変気になっていました。

「徒然奇譚」というタイトルで同人誌に書かれた表題作と、Web掲載の同時収録作をまとめたものだそうです。

登場人物の名前が文豪にちなんでいたり、
同時収録作は大正時代のお話だったり、全体に漂うレトロな雰囲気が素敵です。


■【ぼくらの不思議な恋事情】2話+おまけ
「超自然科学研究会」なるオカルトサークルを舞台に
2組の大学生CPが登場します。

三島×森は、
サークル加入したての1年生(霊感アリ)×怖がりのサークル部長でほのぼの。
部室が停電し、三島と森の二人でブレーカーを上げに行くが
旧館には研究員が謎の失踪を遂げたというウワサがあり…。

超常現象(?)が起き、死を覚悟して窓から飛び降りようとする森w
三島はそれを必死で止め、死んでほしくない、と本気の告白を…。
これからが気になる二人です♪

夏目×川端の方が色っぽかったかな。
サークル部員の川端は、すぐ霊にとりつかれてしまう憑依体質。
ある日、幽体離脱してしまい、命の危機に…。

両想いだけどすれ違う二人。
川端は、オカルト続き狂の夏目は自分の体質を面白がっているだけだ~と誤解して素直になれず、夏目もそんな川端を泳がせている節があり、微妙な距離感です。
川端が元の身体に戻れないという危機が訪れたとき
お互いの素直な気持ちが噴出する展開はスリルがあって良かったです。
ツンデレな川端が、猫に取り憑かれて夏目にゴロゴロ甘えているおまけマンガに萌え♪

2つの話、どちらにも霊的な存在が関わっていて
特に2話目は、「生きられなかった」人によるちょっとホロリとくる一言もあり、ほのぼのながら考えさせられる話でした。


■【バンカラ君と書生君】ほか3話
大正ロマン溢れる時代モノ。
学士をめざす生真面目な学生・小嶌の下宿を度々訪れるのは、不良学生で活動家の関口。
ヘラヘラした言動と、微妙になまった口調がいい味出してます。

治安維持法など、時代を感じさせる出来事も絡み
二人の距離が近づいていきます。
意地っ張りな小嶌が、運動のため出て行く関口に素直になり
ちょっと誘い受に近い形で迎える初めての濡れ場に萌え♪

「愛している」とかではなく、あくまで仄かな恋。
二人とも、それぞれに夢中になれるものがあり、
その延長戦上に互いへの恋があるような…。
志を遂げたあとで、再び出会い結ばれそうな爽やかな二人です。


できれば、それぞれの話を丸々1冊で読みたかったかなーー
萌×2に非常に近い萌です☆

6

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