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吸血鬼ものといえば、愛する人と血を分け合って
人間側が吸血鬼となり永遠を共に生きる。
これがよくある設定なのですが、
「薔薇」という設定を加え、吸血鬼にならずして
ある意味エサと言えなくもないが、体液を与えられることで
永遠を生きるという設定が面白いなと思いました。
仮契約というのが、どの段階までの行為をすれば成立するのか
というのが少々気になるところではある。
そんで、一応中に体液そそがれていなければ契約にならない
といはいえ、どこまで進んでるのか・・・というね。
あんなに頑なに人間を拒絶していた攻が
変わっていく様子もよきでございました。
まとめて読むのおすすめ。
ツン(デレ)俺様王様吸血鬼
×
貧乏なほだされ凡人
設定が細かく考えられており、作品にのめり込んでいました。上下一気読みしてしまいました。
異種族、年齢差、身分差、、ありとあらゆる違いを超えた運命的な恋...きゅんでした。
「福音の薔薇」という特異体質(希少な血)の人間なのもあって、本当に危機一髪だらけですね...それでもまだまだ「本契約」(すれば攻めだけのものに...!)しないというわけで...これからも狙われ続けそうで不安です.......
上巻よりもアンリの湊への愛情が感じられ深まり不器用ながらも何度も湊を助けるところはキュンとしますね。
湊は福音の薔薇で吸血鬼の誰とでも契約できる存在だったのですね。
それでアンリと想いが通じてからもアンリは焦って。仮契約しかしてないのでいつ誰に湊を奪われるか心配で。
そんなことは知らない湊は体目当ての彼氏を持つ気分で。
不器用アンリのおあずけ状態はいつまで続くのか。
ただでさえ経験のない湊にはとってもハードルが高いですね。してもいいって言ってやっぱりそれは無理!とかアンリを翻弄してますね。
王道の展開で幕を開けた後半戦ですが、そこで丸く収まってくれないもどかしさ。
手放した後も、こっそり湊の様子を見に来ているアンリが可愛いv
一難去ってまた一難と、次々と問題が持ち上がる二人ですが、
ヒナとエルがいい活躍でフォローしてくれてる。
どうしても素直になれないアンリと、
そこのところが理解できない恋愛音痴の湊の組み合わせなので、
なかなか大団円にはおさまらなくて、その辺がもだもだ。
なんだか問題が解決しないまま終わった感があるので、
すっきりしない感じですが、その分続きを期待できるということなので、良し!
総じて、やはりこれからの物語のエピローグ的出会い編という感じ。
さて、続きを読みますか!…という気にさせてくれたので「萌×2」!
上下巻合わせてのレビューです。
ヴァンパイアもの、イコール耽美!人外!
そして俺様ツンデレ、執着、すれ違い、両片想い、
その上ネトラレの危機!
身分差、年の差、花嫁の要素も?
絵柄は非常に綺麗で、子供は可愛らしく、背景も良く書き込まれて素晴らしい。
Hシーンは無く、キスも下巻になってから2回と少ない。でもアンリが湊の血を吸うシーンなどはちょうど良いエロさで物足りなさは感じません。
また上巻番外編・下巻番外編のコミカルなテイストは、本編を良く引き立てています。
なぜ東欧の吸血鬼が日本に?とか、なぜアンリは生きる気がないのか?とかの疑問は解決しないところが減点かなぁとは思いますが…
上下巻でアンリと湊が一応両想いになるところでエンドですが、これからがメインですよねー。エロはどうしたエロは!
と言いたいところに、下巻末にSS小説「ヴァンパイアは食べざかり」が収録されております。まだ「本契約」は為されてなくて、アンリが湊にフ○ラで飲ませたがるけど…という話。