やがて優しくひかる夜

yagate yasashiku hikaru yoru

やがて優しくひかる夜
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
25
評価数
7件
平均
3.6 / 5
神率
14.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥580(税抜)  ¥626(税込)
ISBN
9784344833784

あらすじ

初めての恋、何もかも楽しかったあの頃から6年。自堕落に暮らす彰二と同棲する史人は最近疲れてしまっていた。まだ好きなのに……。

表題作やがて優しくひかる夜

矢井田彰二,フリーター,大学からの恋人,26歳
青木史人,サラリーマン,28歳

その他の収録作品

  • てのひらのひかり
  • あとがき

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レビュー投稿数1

生々しいダメさ加減

年下ヒモ男に、地味健気受けが
ひたすら尽くしまくるという作品。
読めば暗ーーーく嫌ーーーな気分に
なること請け合いです(?)。

攻めも受けも悪人ではありませんが
それぞれにダメな部分があり
そのダメな部分を自分でもどうにもできず
苦しむ様がリアル。
読んでいて全く癒されませんが(むしろドッと疲れる)、彼らの行く末が気になって結局最後まで読んでしまいました。


二人は大学からの恋人で、同棲中。
学生時代はアウトロー風でカッコよかった攻めですが、今や定職なしのヒモ男。
会社勤めの受けの収入で生活しています。

この攻め、
受けの金やカードを無断で使用したり
酔って仕事に遅刻しクビになったり
酔って女を家に泊めたりと
絵に描いたようなダメダメぶり。
やる気がないわけではないけど
目の前に楽しいこと(酒や遊び)があると
何も考えられなくなる、非常に直情的なタイプです。

受けは、会社でいじめられるような大人しい性格で
攻めを養うのに精一杯でスーツも靴下もボロボロ。
ストレスで肉体的にも弱り気味です。
一見同情すべき人物ですが、あとがき続きにあったように、健気すぎるのも考えもの。
思っていることをハッキリ言えない受けの性格が
「優しさ」でなく「弱さ」として
比較的冷めた視点で描かれていたように思います。


攻めが家に女を泊めたことで受けはとうとうキレて
出ていきますが、数年後再会。
心を入れ換え真面目に働いている攻めと復縁します。
しかし、攻めがいつか身体壊すんじゃないかとか
受けも再就職で苦労しそうだな~とか
心配は色々あり、明るい未来は想像し辛い結末。
そんな微妙なハッピーエンドが良かったです。

これだけ理性の弱い攻めなら
受けに暴力を振るったり、他の相手と寝たりする
展開もありそうなものですが、その一線は
ギリギリ超えなかったのが
ちょっとリアリティに欠けるかな?と感じました。
しかし全体的には、人間のダメな部分や思考回路が
生き生きと描かれておりとても印象深い作品でした。

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