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表題作闇のつがい~金狼とヴァンピール~

ヴァルト,金狼一族の末裔,バーテンダー
霧人(キリト),吸血鬼一族の生き残り

その他の収録作品

  • あとがき 遠野春日
  • あとがき 周防佑未

あらすじ

人間界に潜み、郊外の洋館に住む美貌の吸血鬼・キリトは、夜ごとクラブで踊り明かしている。
店で客に色目を使われるたび、狼男のヴァルトに荒々しく抱かれる日々。
魔物ハンターに狙われたことをきっかけにふたりの関係は変化し――?

作品情報

作品名
闇のつがい~金狼とヴァンピール~
著者
遠野春日 
イラスト
周防佑未 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796406994
2.6

(10)

(0)

萌々

(2)

(2)

中立

(6)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
20
評価数
10
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

これって

なんとなく、既に持っている本の続編のつもりで買ったんだけど、、、
あれ?
この前段の話って読んだことない?
買ったまま埋もれさせている?
???
と思いながら読み終えて、後書きで「はじめまして…」
あれ?

既に、あれやこれやがあって、出来上がっているカップルに、波風が立つ系のストーリー。
この二人の、出会いのお話って、絶対あってもいいと思うんだけど、、、。
っていうか、出会いのお話が1冊分あってのこの展開なら、キリトが「あんな出会いだったから付き合っていても素直になれなくて」と、うっかり違う男にふらついて、あげくに騙されて触手で搾乳でになっても、まあ、納得できる許容範囲かなって、
この先も、もう別れられないとか言いつつ、またうっかりキリトが他の魔物に喰われて、ヴァルトが取り返しに来て、やっぱりおまえだけ…な、シリーズ展開ものになる気分満々で読み終えたんだけど、
あれ?
この本単体で完結となると、いろいろ物足りない感じがしてきたので、萌一つマイナス。

2

搾乳シーンはエロイですが……

ヴァンピール(吸血鬼)の生き残り・霧人(受け)と
狼族のヴァルト(攻め)は
たまに会ってセックスする関係。

霧人は、魔物ハンターに
仲間を根絶やしにされており
一緒に生きる仲間を常に求めている。
ヴァルトのことはそれなりに気に入っているが
異種族の彼はいつか狼族の雌と一緒になるのだろうと
思い込んでおり、なかなか素直になれずにいます。

そんなとき、行きつけのクラブで
誠実そうな人間の男・遠矢に口説かれ
面白半分に彼と付き合い始め…という展開。
この遠矢との絡みがかなり多いので
一棒一穴主義の方は要注意です。

ヴァルトは男前で絶倫、霧人はツンデレでエロくて
組み合わせとしては好みなんですが
ストーリー的には疑問に思うところも多く…。

ヴァルトは遠矢を不審に思ったのなら
一人で調べる前にまず霧人を止めるべきでは?とか
霧人とヴァルトが大昔に出会っていた
エピソードをなぜラストにいきなり出すのか?とか。
二人が結ばれる運命だったことが
後付けっぽく強調されていたのが
逆に不自然に感じてしまいました;


エロシーンはかなり濃厚で
特に触手責めと乳首責めには気合いが入っています。
乳首責めというか乳絞り?ミルク出てます。
魔物ハンターに長時間犯されたあげく
乳を吸われまくる一連のシーンはなかなか苛烈です。
これらの拷問シーンのインパクトが強いため
ヴァルトと霧人の絡みが霞んでしまうのも
ちょっと残念でした。

また、狼×吸血鬼という設定ですが
ヴァルトの狼の姿はほとんど出てこないし
霧人が血を吸うようなシーンもなく
あまり設定を生かせていないような?

同じく今月出た遠野さんの新刊『疵と蜜』の方が
ストーリーに無駄が少なく
攻め受けのシーンにフォーカスしている分
個人的に好みでした。

9

エロ特化を目指したのかな?…と

遠野さんの今回の話は甘さやロマンチックさよりも、触手の罠に掛かって捕らわれて陵辱されて乳首からミルクを絞り出されて…と、エロ特化のほうに力を入れたのかな?とは思った。

長い年月の間、孤独の中で過ごしてきて偶然出会った狼男のヴァルトと吸血鬼の霧人。
対話よりも身体の相性を重視した快楽主義な関係に疑問を持っていた受けの霧人は、ナンパされた相手とも関係を持ってしまうが…。

霧人は人を見る目が達観していない為にあっさりと敵に騙されて、攻めのヴァルトに普段からお姫様扱いされているのが分かる気がする。
多少世慣れしているヴァルトとの年の功の違いが出ている。

誤解のきっかけは霧人の思い込みからくるすれ違いが原因なのだが、そうした二人の心情にいまいち感情移入しづらいままエロシーンに気を取られたので、いまいち萌えきれなかったかな…。

あと、この話は不老不死となった異形の者同志として割り切って読めばしっくりくるかも知れないが、人外ものとしての狼男×吸血鬼としてのそれぞれの活躍が読めないと物足りなさが強く残ってしまう。
特にヴァルトが傷付いた時に、狼男の姿をさらけ出したほうが終盤になってからの霧人の過去の想いでエピソードがより効果的だったのではないか?と感じた。

3

エロと言えばエロですが…

狼×吸血鬼 滅茶苦茶大好きな設定なので、これは読まねば!
とワクワクしながら読みましたが…
狼も吸血鬼もほとんど出て来ません(残念)

吸血鬼の霧人(受)は百数十年前に大規模な魔物狩りから逃れ離散した一族の生き残りで、以来仲間の行方を捜しているが今もって一人も見つけ出せずにいます。

狼のヴァルト(攻)も仲間とはぐれて二百年ずっと一人で暮してきました。

お互い唯一無二の存在だと思っているのに霧人は、他種族であるヴァルトが、素敵な伴侶を見つけ自分を放り出してしまう日がくるのをおそれ、そうなる前に自分も誰かを見つけなければと焦ります。
そこに、霧人が恋人にしてもいいと思う遠矢と出会います。
遠矢とはHもして、血も吸いますが、霧人は魔物ハンターだと気付きません⁉︎
どうして?何で?貴方、吸血鬼でしょ?
ヴァルトも高科さんも気付いてるよ⁉︎
血も吸ったなら人外だとわかるでしょ⁉︎
吸血鬼は、淫乱で多情との設定ですが、あっさりと遠矢とも寝てしまうし、一途ラブ好きな私はここいら辺で、ちょっと面白さが半減に
触手攻めも、乳首攻めも特に好きでもないのに延々と
攻め以外とのHシーンはエロいと言えばかなりエロかもしれませんが、
私的には、攻め以外という事で全く萌えず。
しかし、ヴァルトの霧人に対する一途さ、傷つきながらも自分の弱った姿は絶対に好きな相手には見せたくないと強がる姿にはキュンとしました。
お互いが想いを確かめ合ってからのヴァルト甲斐甲斐しい様子が書かれていますが、こういうラブラブがもっと読みたかったな(笑)

最後に、霧人が四、五歳の時に金色の毛並みが見事な狼を見たが…というエピソードが急に出てくるが、それもヴァルトには告げす…
なんだか萌エピソードにもかかわらず、全く展開させずに、霧人の心中で完結しちゃってるし、今一つ全体的にエロ以外中途半端な感じがして萌設定の筈なのに残念でした。

3

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