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表題作旦那さまと花咲ける新妻

彗英,蒼平の国の第二皇子で双子の兄
花凛,皇子の寵姫となった稀少種『花人』

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  • あとがき

あらすじ

花人の花凛は、愛されるとその身に花を咲かせる。
皇子・慧英の寵姫となるが、彼は父皇帝によって双子の弟とそれぞれの花人に花を咲かせることを競わされ、勝った方は王位を、負けた方は死を賜ることになっていた。
苦悩する慧英に花凛は一途に寄り添う。
だが、ふたりが想いを通わせ花凛が蕾を付けた頃、残酷な事実を知らされる。
花を咲かせた花人は、やがて枯れ消えるのだと──!

作品情報

作品名
旦那さまと花咲ける新妻
著者
柊平ハルモ 
イラスト
壱也 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
ISBN
9784829625910
3.5

(10)

(1)

萌々

(5)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
34
評価数
10
平均
3.5 / 5
神率
10%

レビュー投稿数1

愛される事を糧に花が咲く(#^.^#)

愛される事でその身に美しい花を咲かせることができる『花人』と呼ばれる人ならざるものが存在する世界のファンタジー。

受け様は、そんな花人の花凛。
双子の花響と2人、奴隷市にて蒼平の国の皇帝に買われ、「どちらか先に花を咲かせた方を後継ぎに、できなかった方は郎党もろとも死罪」という非道な宣告とともに、双子の皇子に差し出される。

双子の皇子の内、兄の慧英が今回の攻め様であり、その寵姫となった花凛。

最愛の妃を失った事で愛というものを憎み、我が子でさえ憎んで弄ぶような父皇帝。
そんな皇帝のせいで、慧英は愛する人を傷つける事を恐れ誰も愛せないできた。

花を咲かせなければ郎党とも死罪、でも咲かせれば弟が死罪。
どちらにしても苦しい選択の中、苦悩する慧英に寄り添う花凛。
無垢で健気な花凛に心を和ませ、大事にしたいと思うようになる慧英。
一途に慕ってくれる花凛と睦みあった翌日、花凛が蕾を宿す。

弟の命に関わる事態に動揺する慧英は、更に花人は花を咲かせるとそのまま種子を残して消える、という事実を知ることに。

皆を助ける道を模索し、父皇帝を弑して自ら皇帝となった慧英。
愛しさが募り、口づけた花凛の蕾が綻び、花が咲き始める。
花凛を失うまいと強く抱き締める慧英にきゅん( ☆∀☆)
幸せそうな笑顔で種子を残し消えた花凛(つд;*)
残された慧英の悲嘆やこれいかに。
もうね、この辺りがめっちゃ萌えなんです!
ここが読みたくて、何度も読み返しちゃう(*´∀`)

どうなることかと読み進めましたが、なるほど、こうきたか。
ハピエンを迎えられてよかったです。


イラストは壱也先生。
硬質な男前の慧英と無邪気でかわいい花凛で、イメージぴったりでした。

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