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表題作義兄をひとりじめ

富久隆太、大学2年生、義弟
富久和音、大学3年生、義兄

あらすじ

資産家の富久家は八人兄弟の大家族。親から捨てられ富久家の次男になった和音は、くり返し告白してくる義弟の隆太を振り続けていた。だけど和音の心は揺れる。本当は和音も隆太が大好きなのだ。初めて会った幼い頃から、隆太のまっすぐで強い部分に惹かれている。それでもこの気持ちは伝えられない。自分がもっとも欲しいのは家族だから…。そしてとうとう隆太に「俺、和音のこと諦めた」と告げられてしまうが…。

作品情報

作品名
義兄をひとりじめ
著者
森本あき 
イラスト
壱也 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796407465
3.6

(5)

(1)

萌々

(1)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
18
評価数
5
平均
3.6 / 5
神率
20%

レビュー投稿数2

家族愛+義兄弟モノ

…な1冊で、ホノボノとキュンキュンを堪能できて、面白かったです。最後にあとがきを呼んで、『義兄弟のひめごと』のスピンオフだと気付いたけど、この1冊だけでも問題なく読めました。

主役は、資産家の8人兄弟の次男・和音と三男・隆太です。
と言っても、この2人は(8人兄弟とも)血が繋がっていません。8人兄弟全員が、親から捨てられるような過去があって、子供のいない夫婦に引き取られたのでした。
この両親と子供たちの絆が、ホノボノとしてウルッときます。一度傷ついて人を信じられなくなった子供たちが、愛情をたくさんもらって本当の家族以上に家族になってるのが感動します。

そんな中で育った和音も、もちろん家族が大好きで。
隆太のことは初恋と言えるほど昔から好きだったけど、兄弟の関係を壊したくないと封印していたのでした。実際は、家族の中の、自分の居場所を無くしたくない臆病さから逃げていただけだったけど…。
一方の隆太も昔から和音が大好きで、高校生の頃に何度も告白をしてきたけど、その度に振られて。
そして、2人が大学生になった頃には、とうとう隆太の「諦めた宣言」も飛び出してしまいます。
だけど、隆太に彼女ができる度に、和音の胸は苦しくなるのでした。

この和音の、家族を大切にする気持ちと、諦めきれない隆太への想いに挟まれて、葛藤する様子が切なかったです。
対して、彼女をとっかえひっかえしながらも、和音を諦められない隆太にもキュンとなります。でも、意外と腹黒かったことや、和音の想いに気付いていたこと、和音の家族への思いを受け入れて待つことを決めた隆太がカッコ良くて萌えました。
そんな、お互いの想いを知りながら、口にせずに最初で最後だと覚悟しての、初エッチが切なくてキュンキュンします。

最後は、和音がやっと家族も恋人も失いたくないと気付いての、和音からの告白でハッピーエンドでした。ここまでジレジレ感を味わったので、この結末にホッとして嬉しくなりました。
この2人や他の兄弟たちが好きなキャラだったので、前作も読んでみようと思います。

9

表紙買い!!

ちるちるさんの紹介で気になり、
発売してからすぐに買ってしまいました!!
何と言っても、私がこの本を買おうと思ったきっかけは、
綺麗な表紙に目がいったから。
「なんなんだ、この美男たちは!!」と(笑)
お話についてレビューさせて頂きます。
【本編】
まず、すらすら読めました。
ページを捲る手が止められない位すぐに読めちゃいます。
ストーリーに飲み込まれずにぱぱっと楽しみたい方向け。
それがなぜか考えたら、『改行が多い』。
私はあまり気にならなかったのですが、
改行が多いのが苦手な方にはあまりお勧めはしません。
そして、内容。
大富豪の冨久家に養子として迎い入れられた、和音。
和音は密かに、同じ養子であり家族の隆太に恋をしていた。
自分の気持ちに素直な隆太は、前から和音に告白を繰り返していた。
ただ、和音は隆太を受け入れられない。
なぜなら、家族とのつながりを断つわけにはいかないから。
自分の恋より家族の絆を取る。もう二度と、捨てられたくない。
そんな、和音と隆太の恋の物語です。
◎感想◎
・和音の性格が悪いので、ご注意。
・えっちは1回。
・話の流れがびゅんびゅん飛ぶ。
あんな少ない枚数の中で、場面がころころ変わる。
・登場人物が多い。名前が覚えづらい。(私だけ?)
・私一個人としては、よくも悪くもない微妙な作品でした。
うーん、なんか物足りなさが残る。
☆こんなカンジです!!
少しでも皆様の参考になれれば幸いです。☆

3

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