鬼人の契り

kijin no chigiri

鬼人の契り
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
18
評価数
5件
平均
3.6 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041037568

あらすじ

呪術師の家系に生まれた橙弥は、目覚めると妖だらけの異世界にいた。「鬼を探せ」という親友の言葉を頼りに正親という美しい鬼と出会い、ともに生活することになるが、正親は何故か橙弥を覚えているようで…?

表題作鬼人の契り

正親 橙弥の式神である鬼
東 橙弥 23歳 呪術師

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

健気な鬼なんです

「契り」シリーズの第3弾です。
「白虎の契り」の清夏の従兄弟である橙弥(受)とその式神である正親(攻)とのお話です。
ガッツリネタバレしていますのでご注意下さい。

東家の呪術師である橙弥が、正親と呪術師としての仕事の帰り道に穢れの気配のある神に見初められ穢されてしまい、そして穢された橙弥は、正親との式神としての誓約が破棄されてしまいます。
それにより18歳から23歳までの記憶を失い、誓約が結ばれた事により解放された力も知識も失ってしまいます。

そして正親は、式神でなくなったと同時に鏡の裏側からは出られなくなってしまいました。

身を穢され、誓約が破棄された橙弥は只人に堕ち、東家の一族の秘事を知られる訳にはいかない為、橙弥は東家から放逐される事が決まっていましたが、清夏は、身体も心も傷つき目も見えない状態の橙弥へのこの処分が許せないし、このまま家を出されたら橙弥はもう二度と正親に会う事が出来なくなる事に反発して、橙弥を鏡の裏側の世界へと送り込み、穢れ神も追いかけて…というお話です。

橙弥は記憶を失っていますが、自分には恋人がいた事は朧気に覚えています。
普通続きに考えたら、正親が自分から式神であり、恋人であったと言えば済む事だと思われるのですが、橙弥の今後の為を思いやって正親は黙っています。

正親は元々人間であり、ある事から鬼に変化してしまったのですが、これがまた悲しい経緯で…
そして鬼であるが為に常に人間からは忌避される存在で、
橙弥であればもっと力や格の高い妖を式神にできたのに、
そうしたら穢される事も無く守ってもらえたかもしれないと後悔します。

とにかく正親は自分の事を所詮鬼と卑下し、忘れてしまったなら橙弥の為に身を引こうとする健気な鬼なんです。
その健気さ一途さがもう堪りません♡

そして橙弥もまた一貫して男前でした。契りを交わした二人の絆の強さを感じられたお話でとても面白かったです。

一度穢され誓約を破棄されて結びなおす方法がエッチの上書きという、結構簡単な事だったのが意外でしたが、
由羅が橙弥に事の詳細を聞き取りメモを取る時に、普通に式神である黒豹がタブレットを出してきたところに笑ってしまいました。

第3弾という事ですが、一応前の2冊を読んでいなくてもお話は理解できますが、出来たら「白虎の〜」は読んでいる方が話の世界観がより理解できて楽しめると思われます。

神様であるのに人間によって穢された水神様も、癒やされ伴侶が得られるお話を次は読みたいですね。
という事でまだ続くかな?楽しみにしています。

2

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