恋文代筆承ります

koibumi daihitsu uketamawarimasu

恋文代筆承ります
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
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  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1件
平均
4 / 5
神率
0%
著者
  
媒体
小説
出版社
学研プラス
シリーズ
もえぎ文庫(小説・学習研究社)
発売日
価格
ISBN

あらすじ

大正八年。新橋で税理事務所を開いた槙は、副業として恋文の代筆も請け負っている。その宛先のほとんどは、新橋界隈の芸姑や女給たちから絶大な人気の倉田組・三代目だった。ある日、槙は暴漢に襲われたところを偶然、倉田に助けられる。今まで何通も恋文を書いてきた相手である倉田を目の前にして、槙はなぜかずっと恋い焦がれていたような気持ちになってしまい…。

表題作恋文代筆承ります

倉田青慈,倉田組の三代目
槙久弥,税務士兼恋文代筆屋,26歳

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レビュー投稿数1

デビュー作のようですが纏まっております

デビュー作ということで申し訳なくもまったく存じ上げない作家さんでしたが、最近読んだあびるあびいさんの表紙にホイホイされました。
時代背景とあびるあびいさんのイラストが意外に合うんですね。
スタイリッシュな感じの作家さんだと思っておりましたが、意外や意外。

**********************
受けは税務事務所を営む槙、26歳。
しかし不況の為、本職でない恋文の代筆稼業をしていて、そちらの方が有名に。

攻めの青慈は、新橋界隈を仕切る任侠一家倉田組の三代目。
精悍な顔立ちで、若い女性たちから熱い視線を送られる存在。
**********************

女性たちの恋文はほぼ青慈宛。
青慈を直接は見かけたことはなかった槙ですが、恋文を何通も書くうちに気になる存在となっていました。
そんな時、事務所へ現れた暴漢から救ってくれたのが青慈でした。
すぐにポウッとしてしまった槙の恋は、もしかしたらそれまでの恋文による下地によるもので自己暗示に近いものかもしれませんが、なんというか槙自身が良い具合の天然さんで可愛いのでそこまで読んでいて気になりません続き
青慈の方も言葉にはハッキリせずとも槙が喜びそうな場所へ誘ったりと、両片想い的なのはすぐにわかるのでちょっとした行き違いもスラスラ読めてしまいます。
その辺りは、もしかしたら物足りない方もおられるかもしれません。
が、青慈も気持ちの良いひじょうに男らしい攻めですし槙も可愛らしい。
嫌な気持ちにならない作品だと思います。

時代は日露戦争後の不況真っ最中。
そんな時代背景とぴったりな地の文の作品です。
おいおいとツッコミ入れたくなるような現代調の単語もなく、ストレスを感じません。
デビューされる前はどのような作品を書かれていたかは存じませんが、現代物よりも合ってらっしゃるのではないだろうかと勝手ながら思いました。
恋文というタイトルにも使われた題材もうまく結びに使われていますし、とても良く練られた作品でした。
そしてさりげなく存在を主張していた若頭のスピンオフがある模様。

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