曲がり角に、犬

magarikado ni inu

曲がり角に、犬
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神22
  • 萌×215
  • 萌10
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

195

レビュー数
6
得点
203
評価数
54件
平均
3.9 / 5
神率
40.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
バーズコミックス・リンクスコレクション(コミック・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥660(税抜)  ¥713(税込)
ISBN
9784344837003

あらすじ

高校生のケンジは、ある出来事以来同級生の秋人を一途に慕っていた。犬のようにただそばにいられればいいと思っていたケンジだが…。

表題作曲がり角に、犬

小津ケンジ あっきの犬になりたい高校3年生
伊丹秋人 男気のある高校3年生

その他の収録作品

  • 観察者の記録(描き下ろし)
  • 犬の進路(描き下ろし)
  • カバー下あとがき

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レビュー投稿数6

泣き虫男が時折見せるオスの表情の破壊力!

表紙に惹かれて購入。扉絵も綺麗ですね〜、とっても美しくてうっとり。

でも中の絵はちょっと顔がひしゃげた感じになります。
表紙、扉絵のままでいけば良かったんだけどなぁ。
オズケン(攻め)の口元がいつもあひる口&への字で泣きだしそうで、ヘタレな性格が良く出ているのだけど、
もうちょっと扉絵クオリティを保っていて欲しかったです。

オズケンは中二の時、自殺しようとしていたところ、あっき(受け)に声をかけられて救われて以来、受けの犬になれたらいいのに・・とひたすら願ってます。
特にイジメにあっていた、とか家庭問題があった、とか明確な理由はなく
「思春期特有の病」で、もともと繊細なお方です。

1話と2話はオズケン側の視点から語られます。
アッキに捨てられたら生きていけないと思っているオズケン。
そんな彼に対して中学生時代「付き合うか?」とアッキは言ってくれた時も、その後、高校生になっても「俺もおまえ好きだよ」と言ってくれた時も
オズケンはアッキは優しいから同情でそんなこと言ってくれてると思って、「ごめん、今までどおり友達でいさせて」と逃げてしまうヘタレです。

続き
3話はアッキの視点から語られて、アッキも同じくらいオズケンのことが好きなことが解ります。
今の関係から一歩先に進みたいんだけど、彼を捉えているのはもしオズケンが自分のことを好きでなかったら・・・という恐怖。

「好き」だの「アッキしかいない」だの言い合っててそれどう考えても告白でしょ?と思うのに、決定的にならない二人の様子がまどろっこしくもあり、
でもお互いに替えの効かない存在でもあるから、友達でもいられなくなった時のことを考えると足がすくんでしまうのも良く理解できる。

そんなある日「好意をもって接していればあとは相手が決めてくれる、相手にとって自分は何なのかを。」というアドバイス(これ名言だと思う)を受けて、オズケンが大胆な行動にでます。
ちょっとした行違いがあってまたもやオズケンが逃げてしまうんだけど、そんな彼に対して「今日こそ逃してやらねェ。」と言うアッキ。
そこからのアッキは男前!惚れた。ここからのセリフは是非、じっくり読んでいただきたい!!
俺のこと好きだろ?とオズケンに聞くんだけど、オズケンは泣くのを堪えるのに精一杯(泣く直前)。
そんなオズケンの様子を見て優しくフォローしつつもハンカチを差し出したアッキの手も震えているんです!きゃー!!
オズケンも今度こそ逃げずに&泣かずにしっかり気持ちを伝えて、二人で駆け出していったところも、一直線で、切羽詰まってて、必死で、若くて、いいなぁ。高校生って眩いね。

そのあとのオズケンのが全部入ってからアッキが言う「やっとつかまえた もーぜってぇ放さねぇわクソ」
このセリフにはオズケンだけでなく、私の急所もつかまってしまいました。

オズケンは結構良く泣く性格なんで、人によっては鬱陶しく感じるかも。
でも本人も泣きたくて泣いている訳ではなくそんな自分にうんざりしているのが判るのと、
心の琴線の仕様が常人よりも繊細なことが理解できたので気にならなかったです。。

そしてそんな泣き虫男が時折見せるオスの表情の破壊力といったら!!!凄まじい。

そのほか、良かったところ
「観察者の記録」の中の恋するってどんな感じだ?と聞かれた時のアッキの表情と答えが堪らないです。

犬、ということでワンコ攻め大好きな私はそれも手にするきっかけでしたが、
ワンコで例えるならば、オズケンはクゥンクゥン鳴きながら、一歩下がってご主人様にひたすらついていく忠犬と見せかけて何気に自分の意見を通すワンコであり、
アッキはそんなワンコをリードしているように見せかけて、実はついていってるワンコでした。

1

なぜすれ違う???

あっきに自殺を止められたケンジは「あっきの犬になりたい」と思うほど一途に想っていると、あっきにラブレターを手渡す清十郎が現れ…
ケンジはあっきがいなくなったら生きていけないのに、恋人になって独占するのは高望み、あっきを欲望の対象にするのにも遠慮して、関係を踏み出すことができない。ただ一緒に居てもらえるだけでいい。
一方のあっきもケンジのことが好きで関係を進めたいのに、始まろうとするとかわすケンジの気持ちがつかめずに不安で焦れる。

こうゆうすれ違いを乗り越えてくのが醍醐味なんだよね。それはわかるけど、ケンジはハッキリとあっきのことが好きだって言ってるんだから、ケンジが引いてもあっきが強く出れば、もっとスムーズにいったんじゃないの???

あと評価を下げた理由がカラー絵と中の絵のギャップ。
表紙と口絵は見とれるくらい綺麗なのに、中の絵は、顔全体の目のバランスが悪いように感じました。
ケンジのヘタレ具合が絵からも伝わってくるけど、表紙と違和感がない絵で読みたかった。そこが残念。

2

犬のこと

好きな作家です。お話もそうなんですが、私のお気に入りは一度見ると忘れられないような色使いや、服の着こなし特に"着くずし"、細いけど筋肉のついた足。飛び跳ねるような足取り、ふわふわしたセリフ…etc.(めちゃくちゃ抽象的ですみません)。作者の作り出す、そういう空気みたいなものを感じたくて、気づくと手に取っているのかも。

アンニュイ男子が急に暴走するのがいいです。気持ちをまっすぐ伝えあう場面もあり…「この人しかいない」もしっかり伝わってきました。楽しめたし萌えましたが、私はこの作品内でいういろんな「犬」を意識せずに読んでみたいなって思ってしまったんですよね。もちろん、それじゃあダメなんだけど。「いのちというか こころというか そういった内側の部分を根こそぎ捧げて このひとの犬になれたらいいのに」という初めのほうのモノローグが引っかかったまま読み進めたので、そういう感想を持ったのだと思います。でも、かわいいカップルで、思いやりがあって、この先ずっと仲良くやっていってほしいなと思える素敵なエンディングでした。相思相愛で、相手のことをいかにもよくわかっているという描き下ろし『犬の進路』よか続きったです。描き下ろしが40頁もありますよ。


ところでこのコミックスのカラー口絵、額に入れたいほど好きなんです。
このカラー画は『BOY MEETS...GRAPH』(出版社は異なります)の作者のページに、PERSONAL WORKとして載っていたもののひとつでした。

5

表紙に惹かれて買いました。

表紙が素敵で買いました。
じゃのめさんは初めて読む作家さんです。

最初の印象は中の絵と表紙が
なんかちょっと思ってたのと違うかも!?となりました。
でも読み進めていくと受けかと思っていた
表紙で泣いている方の彼が攻めで
黒髪の彼が男前に受けになっていて、所々せつないといいますか、
きゅっとなるところが有りまして、
私的にですが、表紙と中身のあれれ?があったものの
買って良かったなと思いました。
日本語力が無くてあまり表現できませんで申し訳ないのですが、
レビューが少なかったので書かせていただきました。。

2

男前の受けに萌える!!!

受けの男前っぷりがとにかくカッコ良くて萌えました!!
攻めがこれだけワンコのように受けのこと慕ってて、どうして進展しないのかなー?と思って読んでいましたが、ワンコすぎるが故だったのですね。
受けの俺がおまえのこと抱くんだと思ってたから、のセリフにもきゃーでした。
でもそんな男前の受けも本音を語るシーンで実は手が震えてた。。という場面にジーンと来ました。
お互いがお互いのワンコで飼い主なんですね。
粗野で口が悪いけど潔くて優しい受けと泣き虫だけど受けのことになると譲らないワンコな攻めのバランスが絶妙でした。

5

たまに見せる攻めのキメ顔にぐっときます…!

とても、じゃのめさんらしい作品でした。
散文詩的なモノローグしかり、
物っ凄〜くヘタレでもキメるところはバシッと決める攻めと、
男前受けというCP設定しかり。

じゃのめさんの作品は、
こちらのタイトルからも感じられるように非常に詩的だと思うのですが、
この詩的度(?)が『キライの恋人』や
『カラフルな君とモノクロな僕』の頃と比べて、
かなりこなれてイイ感じになってるなー(当社比)と。
作為が少し気になる、から自然にすとんと胸に落ちてくる感じが。
つきましては、より読みやすくなっていると思われます!

ストーリーはいわゆる男子高校生同士のもだもだした恋愛模様です。
じゃのめさんはそこを個性的な絵柄と
特徴的なセリフで魅せてくださるわけですが、
語彙力が足らずそれをお伝えできません…

そこでワタシ的おすすめ萌えポイントで
こちらの作品の魅力をご紹介しようと思います。

・攻めのオズケンの成長(背が低くて優しげで弱々しい中学生→
 背が伸びて女子が群がるイケメン高校生、たまに昏ーい瞳をします)
・オズケンが恋敵に「あっき(受)ってオズケンの何続きなの?」と
 問いつめられて思い詰め強引にコトを進める一連のシーン
・舌先を絡めるキスシーン×2回 (「ケンジ 舌 アーしろ ケンジ」)
・あっきのセリフ「そろそろお利口にしてたゴホービちょーだいよ」
・127ページのハンカチを差し出すあっきの震える手
・172ページ、涙脆くいつもは優しげなオズケンのオス顔(激推しです!)

以上でございます。
ちなみに攻めのオズケンはいちいち何かと泣きます。
私にとり普段は勘弁して〜となる属性ですが、
こちらは彼の仄暗い精神世界とフィットしていて違和感がなかったのと、
キメるところはキメてくれるので気になりませんでした。
しかし泣く攻めが苦手な方は避けた方がよいかも知れません。

まったく参考にならないレビューでごめんなさい…
しかし、オススメです!

12

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