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表題作花嫁は愛の宝石

鷹城雅勲, 財閥系グループ会社御曹司
雫石渡, 私立大学勤務の宝石の原石の研究者29歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

宝石の研究一筋でおまけにゲイゆえに出会いもなく恋愛経験ゼロの渡は、
「一生の思い出に残る脱バージン」を決意して男同士の高級風俗店を訪れる。
そこで出会ったブラックダイヤモンドのようにセクシーで完璧な色男の鷹城に
一目で恋に堕ちてしまうv
ゴージャスなホテルに連れられ、甘いキスと熱く淫らな愛撫に啼かされ続ける渡。
濃厚すぎるHに懸命に応える渡の初心な反応は、百戦錬磨の鷹城には新鮮で、
気づけば渡に夢中の彼からますます情熱的に求められ!
しかし鷹城の正体は!?

作品情報

作品名
花嫁は愛の宝石
著者
水瀬結月 
イラスト
明神翼 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784799730324
3.5

(13)

(3)

萌々

(6)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
2
得点
43
評価数
13
平均
3.5 / 5
神率
23.1%

レビュー投稿数2

バージン百万円

鉱物研究者の受けは、コミュ障で鉱物オタクでゲイ、という三重苦のため30歳を目の前にして未だ童貞で処女。このまま魔法使いになりたくない、と一念発起して、ゲイ専用の高級風俗店でバージンを奪ってもらう計画を立て、店に入ろうとしたところでひたすら好みの男性キャストと出くわす。こんな人に自分のバージンを奪ってもらいたい、と瞬間的に思い詰めた受けは、「百万円で抱いてください!」と男にすがりついてみたが…。


甘々BLが大好きなのですが、良い甘々を書かれる作家さんとして個人的に間之あまのさんと双璧、と思っている水瀬結月さんの新作です。
今回も甘々コミカルなお話で、楽しめました。

鉱物オタクで処女童貞の受けが、全財産の百万円を握りしめ、高級風俗店にバージンを捨てに行くところから話が始まります。モッサい外見で、とことん自己評価の低い受け。百万円も出せばこんな自分でもバージンを奪ってもらえるんじゃないか、でも風俗なんて怖いから信用の置ける高級店にしよう、という感じです。
で、いざ店に入ろうとしたら、黒服の男に囲まれた攻めが店から出てきます。とても雰囲気のある、超美形で美声の持ち主。受けは、こんな洗練された王者の貫禄を持つ人に自分のバージンを奪ってもらいたい、この人じゃなきゃ嫌だ、と思い詰めます。
「俺を抱いてください!」と直談判した受けは、周りの黒服たちから押さえつけられます。えっ俺なにかルール違反しちゃったのかな、と思いながらも必死で「バージンなんです」「二百万だったらいいんですか」などと頼み込んでいるうちに、攻めが興味を示します。

この時点で、読者には何か行き違いがあるんだろうなとわかるんですが、受けは風俗店の男に百万円払ってバージンを奪ってもらう、としか思っていません。そのまま連れ出され、受けはモッサい格好を改められ、高級料理店で食事をさせられます。俺百万円しか持ってないです、と訴えるもお金を受け取ろうとしない攻めに『必要経費なのかな』とか抜けたことを思っている受けはおバカで面白いです。そこからホテルのすごいスイートに行くんですが、エッチのやり取りも噛み合ってなくて面白い。結局百万円で足りるのか心配な受けが焦ってカネカネ言ってたら攻めが怒って、「金のことしか頭にないのか!」と百万円を投げつけて帰ってしまいます。
残されて呆然としながら、バージン奪ってもらえなかった、百万円も受け取ってもらえなかった、と泣く受けだけど、帰ろうとしたら百万円のかたまりが2つあることに気づき…。

百戦錬磨な攻めが、バージン受けに、誤解が解ける前も解けたあともナチュラルに振り回されまくるのが何ともコミカルで面白かった。
宝石や鉱物のウンチクなども楽しい作品でした。

9

はるぽん

あーちゃんさま。
いつもレビュー読んでいただいてありがとうございます♪
絵柄が苦手な絵師さんだと、ちょっと購入ためらっちゃいますよね。
私も、好きな作家さんと苦手な絵師さんが組んでおられたら、ガーーンとなります。まあ買っちゃうんですけど…。

あーちゃん2016

はるぽん様
こんばんは、いつもお世話に・・・と仕事じゃなかった(笑)
レビュー楽しく拝見しております。
今回のこのレビュー読んで、苦手な明神先生なんだけど
超読みたいーと思いました!
がんばってGETします!

はるぽん

ねぎまさま。
レビュー読んでいただいてありがとうございます!
ポチっていただけたようで、責任重大なドキドキでいっぱいです。(笑)

また、ぼっちトピでも認識していただけているようでうれしいです。リアルでBLネタを話す相手がいないので、BL関係の出来事があったらついつい書き込んでしまって。
私もねぎまさんの、男子が仲良くしている目撃談とかすごく好きで、モエモエしています。

ねぎま

はるぽん様

はじめまして。ねぎまと申しますm(__)m
いつもレビュー参考にさせて頂いております(*≧∀≦*)
水瀬先生はもふもふの虜なのですが(笑)、こちらの作品は見落としてまして(苦)
レビューを拝見してこれはもう読まずにはいられないーってことで
早速ポチりました~(≧∇≦)♪
受けに振り回される攻めが楽しみでなりません(*´ω`*)
素敵レビュー有難うございます♪
あと、ぼっちトピでのクスッとするコメも楽しみです(笑)
レビューには関係ないですが…(^^;

翻弄されるスパダリ萌え(笑)

もーもーもーなんですのぉぉぉっ。ヾ(≧∇≦*)〃
噂に違わぬ激甘王道ラブコメで終始ぐふぐふしながら読みましたよ!!!
天然魔性受けに翻弄されるスパダリがそれはそれは楽しゅうて。( ´艸`)ムフフ
すれ違いコントよろしく微妙にかみ合ってないのに進む二人の会話にぐはっって笑えたり、
きゅんと切なくなったりと大忙しです。笑

水瀬先生の作品は専らもふもふ狙いで購入することが多いので
実は今作品は素敵レビューを拝見していなければ購入に至りませんでした。
ホント姐さんありがとーございますですっvv(^人^)感謝♪

30歳目前で魔法使いになるまでカウントダウンの渡(受)の凄まじいウブ反応が
読んでるこっちが、いやいや、そりゃあ誘ってるって!と突っ込み入れたくなります。笑
100万円でバージンを奪ってもらいたい渡と、従兄弟の仕組んだハニートラップと勘違いして
策に乗る振りをする鷹城(攻)の会話のやりとりが中々に絶妙で、
読了後に再度正しく誤解を踏まえて読むと二倍楽しめます。

もうね、往年の少女漫画の王道パターンをこれでもか!って突っ込んだくらいの展開っす。
モッサリ眼鏡ドジっ子が眼鏡とったら美少女に!とか
百選練磨のスパダリを箱入り天然お嬢様の対応で興味をそそるとか
極め付けは貞操の危機的状況にばばーんっと登場して姫を救い出すとかとか!!!
いやー、キラキラした王道ストーリーっすね。(゚∀゚ )アハ

まぁ、それだけだと( `д´)ケッ!って感じで終わりそうなんですが(笑)
そこは渡が "バージンをもらってもらう" ということのみに注力しており
彼氏を作る、という所に至っていないために、すでに手中に陥落しているスパダリに気付かず
砂糖水に浸かるくらいドロ甘に甘やかす鷹城にお預けさせるくらいの翻弄っぷりがたまりませんっ。
んでも、「バージンをもらってもらう=抱いてもらうのは一度だけ」と信じてやまない渡の姿は
健気で意外ときゅんってしちゃいますよ。笑

個人的萌えは最初の勘違い時に鷹城の精液を渡自ら拭い取って舐めるシーンですかねぇ。
もう、天然魔性っぷりが炸裂ですよ。
拙い言葉で好意を垂れ流してると思ったら淫乱なまでにくちゅって拭った指を舐めてる姿見たらさぁ…。
そりゃあ百選練磨だろうが陥落するだろうさ。笑

基本終始甘やかしなんですけど(笑)、互いの空回りっぷりで甘さに胸やけはしなかったです。笑
鷹城の科白の丁寧語と命令口調が入り混じってるのが若干気になりましたが…。
王道ラブストーリのコメディ好きな姐さんにはぜひぜひ読んで頂きたいです~♪

7

ねぎま

はるぽん様

はい、もう、大満足でございます!!
スパダリとか俺様とかホントにこやつらが振り回される設定ってたまらんです。笑
完璧仮面が剥がれ落ちた素の部分が個人的にはギャップ萌えです。
これもやっぱり「攻めザマァ」なんでしょうね、きっと。(゚ー゚;A
もっとこういう作品増えるといいのになー。(*´∀`*)ホケェ

はるぽん

責任重大…と思っておりましたので、楽しく読んでいただけたようで安心しました〜。(笑)
スパダリが天然DTに振り回される設定って、なんでこんなに楽しいんでしょうね。これも「攻めザマァ」の一種なのかな?

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