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表題作白狼王の恋妻

ウルス・ハン・トゥルクード,25歳,トゥルクードの白狼王
アディヤ,16歳,神子・ウルスの伴侶の少年

その他の収録作品

  • 白狼王と愛嫁のお風呂
  • あとがき

あらすじ

◆獣人度&溺愛度保証!!獣人×花嫁で大人気のヒットシリーズ、待望の第2巻◆
「あまり可愛い真似ばかりするな。とまらなくなるだろう……!」
狼の獣人であるトゥルクードの王ウルスと、男でありながら婚礼を挙げたアディヤ。
逞しい男の体に白銀の被毛をまとうウルスの人外の姿が怖かったアディヤだが、
強引な言動に隠された不器用な優しさや切実な恋心を知って彼と心を通わせ…。
今ではフサフサと艶やかな胸の毛に顔を埋め、ウルスに過保護なほど溺愛されていた。
だが蜜月も束の間、アディヤが不幸をもたらす神子だという噂が流れ、国中が大騒ぎに。
命がけでアディヤを守るウルスにも危機が降りかかる中、アディヤのお腹に命が宿り…!?
ウルスのもふもふの毛をお風呂で洗うべくアディヤが大奮闘する「白狼王と愛嫁のお風呂」も収録。

★人物紹介★
ウルス・ハン・トゥルクード:
トゥルクード王国の王。白狼の獣人。俺様だが花嫁の涙には弱い。

アディヤ:
百年に一度の特別な神子として生まれる。庶民出身で、一生懸命な頑張りや。

作品情報

作品名
白狼王の恋妻
著者
櫛野ゆい 
イラスト
葛西リカコ 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
白狼王の愛嫁
発売日
ISBN
9784799731727
4.1

(51)

(25)

萌々

(14)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
208
評価数
51
平均
4.1 / 5
神率
49%

レビュー投稿数8

あまりにも溺愛…失礼、色惚けでいらっしゃる

溺愛モノ大好きです。
モフモフももちろん好きです!最近、そういったBLが数多く出てるのでよく読みます。
元来獣ではあるけど、Hのときは見目麗しい人の姿、という設定が多い中、この作品の攻であるウルスは獣姿がデフォな為、滅多に人の姿になりません。それこそがこの作品の持ち味だと思います。
他のモフモフ作品と比較しても、ウルスは獣の度合いが高いです。見た目だけでなく、怒りに我を忘れたり、激しく嫉妬する気持ちを隠そうともしなかったり、本能の赴くままヤリたいときにやっちゃう彼がとてもワイルドで寧ろ素敵でした。
さて、今回アディヤは男性でありながらウルスの子を身ごもったわけですが、旦那の過保護っぷりに終始ニヤニヤが止まりませんでした。
そして、二人目の子も程なく生まれると思われますw
ので、続編期待してます!

10

相変わらずアディヤに翻弄されるウルスが好きすぎる

前編あって故の話で、2人が本当の意味で夫婦に見えたこの後編が読めて本当に良かったです。
前作では夫婦になったはいいものの、まだまだカップル感が消えてなく不安定にも見えたので、読み終わった今は安心出来たし、前作以上にらぶらぶシーンも多くて大満足です(^^)
生々しい表現もあったりはしましたが、ファンタジーだし!と私の中では許容範囲でした。

国民にとうとう王の本当の姿がバレてしまったり、アディヤ自身が不安に思っていた男神子の嫁という立場が国民の反感を買ったり、アディヤの祖国から来た王子が本当に本当に悪い奴で要らんことばっかりしてくれるしで、前編以上になにかと問題事が多かったのですが。
2人の関係も一瞬危うくなりかけましたが、そこはアディヤ溺愛のウルスが離すはずもなく。
お互いを信頼しきっている事で逞しく成長した2人だったので、数々の問題が起きようとも安心して読み進められたような気がします。
あとは、前作以上に周りの人達とアディヤの関係性も築かれている様が描かれていて、トゥルクードで幸せに過ごせて良かったな、とホッとしました。

まだ続きが読める機会があるのなら、子作りに励むウルスの為にもあと2人くらい子どもが出来、成長したルトと共に過ごすその後を読めたらいいな、と楽しみにしてます( *´︶`*)

6

相変わらずの溺愛ぶり

白狼王ウルス(攻め)の愛を受け入れ晴れて夫婦となって数ヶ月。
仲睦まじい夫婦のもとに祖国のイルファーンから第2王子ジャヤートが祝辞にやってきます。
その歓迎の宴で神子に対して気になる噂があることを耳にします。
噂の内容は、最近頻繁に起こる地震に不安になった民が、最近の地震は神子が神が認めた神子ではないため神の怒りだというもので、アディア(受け)を神子と認めた王に対しても不信感を持ち始めているというものでした。
不安になるアディアですが、ウルスの提案で地震が早く落ち着くようにと大神殿へ祈りを捧げに行きます。
しかし、祈りの最中またも地震に襲われ民が怯えるの中、過激派がアディアを攻撃し、アディアを守るため反撃したウルスは本来の姿を民の前に晒してしまいます。王が獣人だと知って同様する民。その中で白狼王擁護派と反対派の激しい対立が起こり国全体が不穏な空気に包まれます。
そんな中、アディアが懐妊していることがわかります。アディアは男の身である自分が妊娠したことに激しく動揺しますが、ウルスに励まされ、赤子に出会えるよう頑張る決意をします。

初めから濃厚な絡みがありすぐにエッチになだれ込む相変わらずエロエロな二人です。
祖国からの使者がジャヤート王子と知り、過去の自分からすれば雲の上の人で優秀な王子だと聞いていたので喜ぶアディアでしたが、登場時からどうみても今回の悪役という感じでした。絶対色々やらかしてきていると明らかにわかる悪役面でした。

前作では民の悪意に怯えていたアディアでしたが、今作ではウルスに守られてるだけでなく自分もウルスを守ると決意を新たにし、民からの暴言にも立ち向かうくらい強くなっていて成長したと感じました。愛は人を強くするんですね。
ウルスは民を守るために身体を張り、国民の信頼を取り戻し、アディアはそんなウルスを陰から支え、国のために頑張る二人が描かれていました。

妖や神と伴侶となった場合にはよくありますが、今回はちょっと違うので男同士で子供ができるとは思ってもみませんでした。始祖と同じくらいの力を有するウルスだからこそアディアの身体を作り変え両性具有にしてしまうという設定はちょっと後付け感がありますが、作者様ももともとはそのつもりがなかったようなので仕方ないかなと。とは言え、私はストーリー的にそんなに違和感なく受け入れられたと思います。それにもともとファンタジーだし二人のかわいい赤ちゃんが見れたので良かったと思います。
出産シーンはありますが、扉の外で熊のようにウロウロするウルスの笑える姿くらいなので苦手な方でも大丈夫じゃないかと思います。
家族3人で幸せな国王一家の姿が見れて本当に良かったと思いました。ウルスは絶倫なのできっと子沢山の国王一家になるんじゃないでしょうか。

前作では、絡みが全て獣姿というのが気になってしまったのですが、慣れとは恐ろしいもので、今回は全然気にならないどころか、ふわふわ毛皮ぎ気持ちよさそうだとまで思ってしまいました。

1

溺愛再び

『白狼王の愛嫁』の続編です。

前回、無事身も心も結ばれた二人。
婚礼をあげて2ヶ月後くらいからのお話になります。

今回も色々なことがあって神子を降りるとアディヤが言ったり
アディヤを守るためにウルスは、本来の姿(獣人)を民の前に晒してしまったり
波乱な展開が数多くあるのですが、根底にはお互いがお互いを想っているというのがあるので
私はあまり不安にならずに読むことが出来ました。
アディヤの心がブレて不安になっても、ウルスという安定させてくれる存在がいるので。

懐妊が分かってアディヤが不安になった時も
ウルスの言葉がアディヤを救ってくれるし、
言葉だけじゃなくて態度でもそれをあらわしてくれるんですよね。
元々すごくアディヤのことを溺愛していたのが
懐妊後はよりすごくて笑っちゃいましたw
『雪だるまのように着膨れする』という表現がいいなぁと思いました(*´▽`*)

子供が生まれてからも幸せそうだったし
読んでいてこちらも幸せな気持ちになる作品でした♪
続編を読むのも楽しみです(*´▽`*)

1

「獣人度&溺愛度保障!!」に偽りなし!

「白狼王の愛嫁」の続編です。
今回はとにかく甘い!! シリアス展開もあり、特に山場は派手で手に汗握りますが、印象としては二人がひたすらいちゃいちゃ。更に、あらすじにもあるように妊娠・出産ものでもあります。ほんの少しですが子育ても書かれていて、盛り沢山で楽しめました。


王と正妃として国民の事を第一に考えながら平和な日々を送る二人ですが、ここ数週間地鳴りが続く事に一抹の不安を覚えています。そんな時、アディヤ(受け)が男で異国人である事から「地鳴りが続くのは不吉な神子のせい」という噂が国民の間で流れ…といった展開です。続編ですが、前作の説明がしっかり書かれてるので、こちらから読んでも問題ないと思います。受け視点です。


今回はとにかく甘い! 最初から、かなりのいちゃつきぶりです。健気で一途、そして恥ずかしがり屋の受けが、愛しくて仕方ない攻め。奥庭だろうが執務室だろうが、お構いなしでイチャついてます。受けを膝に乗せての執務も相変わらず健在。絡みも多めの印象で、ささいな事で「なんと愛らしい…!」と煽られた攻めが、所構わず受けにちょっかいを出してはエッチになだれ込んでいます。有能な王のはずなのに、嫉妬深いのも相まって新妻にメロメロなバカ亭主にしか見えない…。
しかし、「不吉な神子」という噂が流れ、シリアス展開になると、さすがというべき有能さと器の大きさを見せてくれるのですね。

この不穏な事態、受けの祖国である隣国の王子が関係しています。二人の成婚を祝うという体でやって来た王子ですが、最初からかなり怪しい…。鈍い私がすぐに気付くくらいなので、大抵の方はオチにすぐ気付くだろうなぁと思います。色々画策してくれますが、思ったより底が浅く、小者だったのが惜しいといえば惜しい。

個人的にかなり萌えたのが受けの妊娠です。なんと言っても、妊娠が分かった受けの感じ方がいいのです。かなり戸惑い、不安や恐怖感を覚えるのですね。子どもが出来た事が嫌な訳では無く、ごくごく普通の男としての感覚で事態を受け入れられない…といった感じで。更に、最初はとにかく浮かれていた攻めが、そんな受けの状態に気付き、しっかり心に寄り添うのが素敵なんです。これ、妊娠で普通に喜んだら、かなり違和感を覚えちゃったと思うんですよね。一応、数ヶ月後…「おめでとうございます! 和子様です。」といった感じで、お腹が大きくなったり出産そのものが書かれてる、というものでは無いので、生々しいのが苦手な方も大丈夫だと思うのですが…。最後の絡みで、「子宮が~」という表現が何度か出てくるので、苦手な方は気を付けて下さい。

最後の短編は、いつも侍女に身体を洗われているという事に嫉妬した受けが、自分が洗う!と一緒にお風呂に入る「白狼王と愛嫁のお風呂」です。結婚してから一ヶ月後のお話。もう勝手にやっててよ…と言いたくなる程甘いです。最初から最後まで、砂を吐くほど甘いんです…。

二人のほのぼの子育てが、ほんの少ししか書かれてないのが残念。子育て編ももっと読みたいので、続編希望です! 雰囲気的に、続編が出れば更に子どもが増えてそうです(*´ω`*)

10

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