血で結ばれた、吸血鬼たちの宿命の恋

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作闇の接吻 紅蓮の抱擁(1)

紅月,受の眷属でヴァンパイアハンター
アル,吸血鬼

その他の収録作品

  • 緋色の誘惑
  • あとがき

あらすじ

真祖の吸血鬼アルに血を与えられ強制的に彼の眷属となった紅月。
愛し合い殺し合う百五十年の恋の行方は。

真祖の吸血鬼アルが、彼の眷属である紅月の目の前で
心臓を奪われ灰となってから百五十年。
密かに蘇ったアルは、ヴァンパイアハンターとなった紅月と再会する。
アルの眷属であると同時に、アルを自分の手で滅ぼすことを切望し、
欲情のままに身体を貪り合う唯一の存在である紅月の力を借りて、
奪われた心臓――『賢者の石』探しの旅に出ることに。
欲望と血の果てに、二人は如何なる結末を迎えるか。
現代ダークファンタジー。

作品情報

作品名
闇の接吻 紅蓮の抱擁(1)
著者
水月真兎 
イラスト
タカツキノボル 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048926256
3

(3)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
3
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

元ヒゲ親父(!)の美少年ヴァンパイア受け

あらすじ:
150年ぶりに目覚めた吸血鬼・アル(受け)は、彼の眷属でヴァンパイアハンターの紅月(攻め)と再会。
紅月を従え、奪われた心臓を取り戻す旅に出ることに…

主従モノ(従×主)で吸血鬼モノ。
シリーズ作となるようです。

見た目は美少年のアルですが、その正体は最強のヴァンパイア。
150年前、心臓を奪われる前は髭面の親父(!)だったそうで、若返った今も言動は常に老獪。
紅月をからかったり誘ったりと、年上女王様受けの魅力たっぷりです(ベッドでは可愛くなるギャップも絶妙)。

そんなアルと旅する紅月は、吸血鬼を狩るヴァンパイアハンターでありながら、アルに従う眷属でもあるという複雑な身の上。
若い頃アルに命を救われ血を与えられたことで、彼の眷属になったという経緯があります。

こんな二人が痴話喧嘩っぽいやり取りをしつつ、アルの心臓「賢者の石」を探す旅を続けるという物語。
アルを「オヤジ」と罵りつつも彼を大事にしている紅月のツンデレ朴念仁ぶりが良い味を出しています。
そんな紅月に対して余裕ぶりつつ焦れ焦れしているアルも可愛く、メイン二人ともキャラが大変よく立っています。

ラストには敵のヴァンパイアから心臓を取り戻し、一見落着。
本書で一応物語は完結していますが、この二人の続編が読めるのは嬉しいです。
出来れば番外編で、アルが髭面親父だった頃のエピソードも読んでみたいなと思いますv

2

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP