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表題作緑の楽園の奥で

森河竹流・イギリス帰りの実力あるガーデンデザイナー
羽城祐樹・森河の依頼主の孫で天才的なプログラマー

あらすじ

イギリス帰りのガーデン・デザイナー森河は、自他ともに認める若手実力派。
次の仕事は広い個人宅の庭園だ。
けれど、冷たい美貌の依頼主・羽城の希望は、なんと「コンクリートで固めた庭」!?天才的なプログラマーだという青年に、緑の庭の良さをわからせたい!この生意気で無愛想な態度の羽城を、なんとか口説き落として、「彼のための庭」を作ろうとするけれど。

作品情報

作品名
緑の楽園の奥で
著者
 
イラスト
宗真仁子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199003059
3.5

(2)

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萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
7
評価数
2
平均
3.5 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

雇われ庭師×依頼人ですが

雇われガーデナー(庭師)×依頼人の孫の話ですが、使用人×主人という力関係はないです。

森河(攻)の視点でストーリーは進みます。
軽い恋愛だけをしてきた森河が、造園を頼まれた家の孫息子である羽城(受)が気に入る庭を造ることになるというストーリーです。

人との別れに怯えて壁を作っている羽城の心を開こうと、森河が「ガーデナーの哲学」「ガ-デナーのカン」などと思いつきを言うのが面白いなと思いました。「発情した雄猫みたいにまとわりつく」とか、「幼い仕草にキスしないではいられなくなった」とか率直な下心アリが読んでいて楽しかったです。

羽城の祖母が倒れるとか、当て馬が登場するとか、お約束の展開なんでしょうが、私は好きな作品です。森河がきちんと仕事しているのも好感が持てましたし、表紙イラストの緑も良いなぁと思いました。

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