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据え膳喰らうは男のタチ

suezen kurau wa otoko no tachi

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表題作据え膳喰らうは男のタチ

25歳,バー店員
世良京一
32歳,会社員

あらすじ

性への好奇心が旺盛なリーマン・世良が新たに目をつけたのは、行きつけのバーで働く新人店員の遼だ。
老若男女問わずモテ、経験も豊富だという遼から新たな快楽を得られるセックスの話を聞こうと試みる。
けれどなかなか釣れず、しつこくつきまとっていたら、キレた遼に実地で後ろの快感を教え込まれてしまい…!?

作品情報

作品名
据え膳喰らうは男のタチ
著者
トビワシオ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コアマガジン
レーベル
drapコミックス
発売日
ISBN
9784866532844
3.8

(63)

(20)

萌々

(21)

(16)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
237
評価数
63
平均
3.8 / 5
神率
31.7%

レビュー投稿数12

世良さんも遼くんもキャラクターとしてとても魅力があって引き込まれます


遼くんがどんなセッをするか興味がある世良さんが遼くんを追いかけ回して、怒らせて、セッ(挿入)されちゃうところから始まります。

遼くんとのセッ(挿入)で更に遼くんに興味をもった世良さんが遼くんと交流を図るうちに、遼くんは世良さんのことを懐に入れてしまっていて。という感じです。

そもそも世良さんが遼に興味を持った理由は、女性を喜ばせるテクニックを遼から学んで新鮮なセッをしたいというところだったので、当然といえば当然なのですが、世良さんさぁ~!!!となりました笑

遼くんは人を恋愛関係として好きになることがないようにセーブしていたので、ほんとうに、世良さんさぁ~!!!となりました。笑
 

でも、世良さんがバカ(頭いい)で真っ直ぐでちゃんと言葉にしてくれるタイプなので、世良さんの告白シーンがすごく素敵でした!

・エンカウント、初セッまで
・初セッから世良さんと遼くんの仲が深まるまで
・世良さんさぁ~!!!から解決まで
の、長さのバランスも良く、
さくっと読めて、満足感が高い作品でした。


トビワシオ先生の作品が好きな方で、据え膳喰らうは男のタチをまだ読めていない方には、ぜひ読むようお勧めしたいです。

0

リーマン受け!

ん〜〜〜受けがダメでした.......汗

ヤリチンリーマンが女の子と遊びまくりなんだか飽きてしまい、テクを学ぼうとヤリチンイケメンに声をかけ、迫ります。そして、返り討ちにあい、ソッチのほうに興味津々に......

受けは元々テクを学びたかっただけなのもあって、攻めを調べ尽くしストーカーをし続けているのにも関わらず別の女の子とも遊びます...

う〜〜〜ん!まあそうね、ただのセフレ、本気になった方が負けですよね...でもそれにしても、30代リーマンなのにも関わらず、幼稚で気持ちければなんでもいいアホ変人受け...なかなか癖の強いキャラでした.......

1

◯×市××郡!?

面白かった。
受けがかなりのウザキャラでしたけど、楽しめました。

なのに、たったひとつの些細なことがどうしても気になる!

出世街道を驀進する「◯×市××郡」在住のエリート。

みなさまにお伺いします。
「郡」と聞いて思い浮かぶものは何でしょうか。
どこまでも広がる田園風景。
四方を山に囲まれた、のどかな土地。
わたしのイメージではそんな感じです。
高層ビルが群れをなして聳え立つ、ネオンキラキラな場所じゃない。
都市部にある商社勤務の人間が、終電を気にせず飲んで帰れる場所じゃない。
そういうイメージなのですが、みなさまはいかがでしょうか。

もうその1点がひたすら気になって気になって。
架空の地名にするにしても「◯×区」で良くないですか?
東京か大阪をイメージさせてくれたらすんなり受け入れられるのに、市、そして郡。
それ以前に、市のあとに続く郡というのが気になったので、調べてみました。
市と郡は同等のもので、そう言われてみれば市町村合併前は、書類なんかに「市町村郡」に◯をする欄がありましたよね。
どうしても市に住ませたいのであれば、あえての「◯×市××郡」ではなくて、「◯×市××町」で良くないですか?
ここで使うべきは郡じゃない…。
担当さんも校正さんも気付かなかったのでしょうか。

そんな郡住みのリーマンが、恋にのめりこむ母親の惨めな姿を見て育ったコワモテイケメンヤリチンくんに付きまとって、追いかけまくるこちら。
途中までリーマンのポジティブさにイライラさせられました。
自信満々なのはいいけれど、嫌がる人間を巻き込むな、と。
でも次第にそれが変わっていくんです。
メールのやり取りのシーンで、2人それぞれに相手のメールを楽しみにしているような流れが大ゴマで描かれていて、2人の距離感に変化が出てきたのがはっきりと伝わってくる良いページがありまして。
その辺りからリーマンへの不快感はどこへやら。
コワモテイケメンくんの気持ちを追うのが楽しくなってきます。
終盤に来て、リーマンの無神経さを炸裂させる展開も良かった。
萌2か萌で悩んだくらい、読後感が爽快で、今後の2人も読みたいと思わせる作品でした。

ではなぜ萌なのか。
郡のせいです。
こういう細かいところがものすごく気になってしまう読者もいるということを、作家さんだけでなく、担当編集者さんや校正さんに知ってほしく存じます。

1

難攻不落のツンデレ男を落とす愉しみ

性に奔放で好奇心旺盛なサラリーマンの世良は行きつけのバーの店員の遼が
実はヤリチンで老若男女問わずにモテていると知り、興味をそそられます。

早速テク聞き出そうと口説いてみるものの、撃沈。
けれど、めげずに嫌がる遼をストーキングし続けていたら、
キレた遼に押し倒され、体に直にそのテクを教えこまれてしまうことに。

体の関係はもっても、決して恋に溺れることはなかった一人の男が
一人の男の変態的しつこさに信念を打ち壊され、恋に落ちてゆくお話。

テンポよく、あっという間に読み終えてしまいました。
キャラクターや展開がちょっと王道から外したかんじが斬新で面白かった~♬

ただ、読み終えてみると最後の方はちょっとあっさりしすぎて、
もう一山何か欲しかったなと若干の物足りなさを感じました。
いつかこの二人の続編や甘い後日談も読めたら嬉しいなぁ…と。


遼は決して素直じゃないし、表情には出ないのでちょっと
わかりづらいけれど、世良と過ごす時間が増えるにつれて、
着実に徐々に心を開いてゆくのはわかって、私の中では
いつの間にか可愛い奴になっていました。

めんどくせえと言いながら、まんざらでもなさそうな遼がめんこい…
威嚇する野良猫を懐かせるのってこんなかんじかなぁ(´-`).。oO

高身長に鋭い目つき、とすごみのある外見でクールぶっている
遼ですが、その中身は意外に情に脆いのかもしれません。

幼い頃、母親に植え付けられたトラウマから人を好きにならないように
感情を抑え込んできただけで、本当は繊細で、心を許したら一途で嫉妬深くて、
感情豊かな子なんだと思います。

逆に世良の方が癖があったかも。
表面上明るく社交的で決して折れることのな鋼のメンタルの
持ち主ですが、他人の気持ちには意外に鈍感、というか無神経…?

遼と何度も身体を重ねて、一緒に食事をするようになり、
連絡先を交換してプライベートなやりとりをするようになり、
少しずつ恋人同士のように共に時間を過ごすようになっていった二人。

なのに!
いくら体の関係から始まったとはいえ、散々つきまとい、
思わせぶりな発言をしておいて、他の女と関係をもったことを
平然と遼に話す世良…しかも、よりにもよって遼との最中に。
は?何言ってるの?遼の嫉妬を煽る作戦か?と唖然としてしまいました。

遼はそのとき初めて自分の中で世良が特別な存在になりつつあることに
気がつくのですが、世良がそんな遼の動揺に半ば本気で気付いていないのが
ひどすぎる…

あまりの思いやりのなさや共感力のなさに変人というか、
もはやちょっとしたサイコパス要素さえ感じてしまった。

そもそもこれだけ共に時間を過ごして、遼に突き放されるまで
恋を意識したり、付き合うという発想が浮かばないことが逆に不思議。

遼が「オレのこと好きなんじゃねえの?」と言うのも当然です。
誰だってそう思っていたはず。
遼にこんな切ないこと言わせて、本当に罪な男です。

無意識とはいえ遼を傷つけた分、世良にはこれから
トラウマを塗り潰すくらいに笑わせてあげて欲しいなぁ。
あと、遼の前で過去の女の話をすることも禁止でーす!

0

セオリーを踏まない潔さ

おお!終わり方が潔い良い!!
そこから甘いの見せるのがBL漫画のセオリーだと思いきや、そこは見せないんだなぁ。見せなくても面白かった記憶でしっかり締めてくださったので満足ですが。

最初は世良さんのテンションのせいでコメディかと思いました。シリアスに行きかけるかな?ってところからの展開が早くて、最初に書いた通り甘々にもならなかったので、登場人物の深いところまでは描いてないけれど、読みやすくて面白いです。

特大矢印を向けられて、それを適当にやり過ごしてた側が、その矢印をすっと他に向けられたときに焦るって展開が大好きなので、こちらも美味しくいただく。

なんだかんだ長くうまく続きそうな2人です。

萌〜萌2

0

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