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表題作義兄のいる島

九重 朔(義弟)
九重 ヤシオ(朔の父が養子にした義兄)

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下:あとがき、漫画

あらすじ

父の死をきっかけに自分に兄弟がいることを知った朔(ハジメ)は、義兄・ヤシオが住み込みで働く、とある孤島のホテルへと向かう。
最初はぎこちなかったものの、本当の兄弟のように過ごした幼い日の思い出話は少しずつ二人の距離を元に戻していくようだった。
しかし、辺鄙な場所にあるにも関わらず客入りはいいようで、もっと話をしようにもヤシオはなかなかつかまらない。
ヤシオを探し島をうろついていた朔は、ある夜、複数の宿泊客たちとセックスをする義兄を目撃してしまうーー…

作品情報

作品名
義兄のいる島
著者
いさか十五郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784866691992
2.5

(29)

(1)

萌々

(4)

(11)

中立

(6)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
8
得点
60
評価数
29
平均
2.5 / 5
神率
3.4%

レビュー投稿数8

不思議な義兄

島というとなぜか淫靡なイメージが。
主人公が明るいキャラクターだけに、このお話の舞台となる島はリゾートの方の島かな?と思いましたが、やっぱりHなことが。

懐が深かった父が養子にした少年。
ずっと島外に暮らし、島にいた義兄の存在も知らなかった主人公ですが、父の死を機に、彼を訪ねます。

義兄が島のホテルで男娼をしていたり、幼い頃ひどいことをされていたりとちょっとシリアスな設定。
おまけに、優しく見えたホテル従業員が実は義兄をいじめていたり。
なぜ兄がそのような境遇に甘んじていたかはよく分からない部分もありました。

まあ、都会を知らないウブな兄がH、みたいな設定はおいしいです。
若干ストーリーにモヤモヤしましたがハッピーエンドなので良かった。少し最後の方駆け足だったかな。

0

義兄弟もの感はありませんでした

義兄弟ものだという認識で試し読みもあらすじもきちんと読まずに購入しました。

そのため実際読んでみると、あまり兄弟感がなく、昔はよく遊んだ幼馴染っていうのが強くて少しがっかりでした、、

でも、媚薬を使用している設定や最後にはヤシオが可愛かったです。

媚薬のチョーカーというのを使用したかったためなのか、ヤシオが久ヶ原さんの言いなりになっているのも、久ヶ原さんがヤシオにこういう行動にでたのもなぜ?というのがありました、、

0

惜しい作品

絵もきれい、設定も悪くないのですが、いろいろ消化不良な作品でした

受けのヤシオのキャラも魅力的、攻めの主人公も性格も悪くない…なのにあまり心に残らなかったのは
設定を盛り込みすぎて消化不良になったからじゃないかと…
まず主人公の義弟の設定とヤシオに首輪をつけたサブキャラの設定は蛇足だと思ったり…
もっとシンプルに設定活かせば面白くてエロい作品になったんじゃないかと思ったりしました

ラストはハッピーエンドですがどうしてこんなにも心に残らないのか不思議でなりません

設定はむちゃくちゃ萌えたんですけどね
惜しいなぁと思った作品でした

0

そういうことじゃないんだよ

兄弟萌えを期待して読んだけど、コレジャナイ感…。
子どもの頃一緒に遊んだ幼馴染みが、父親の死後に養子になってたというのが発覚し、いつの間にか兄弟になってた設定のため、早々に萎え。

兄のヤシオは父の友人の一人の久ヶ原に逆恨みされて、媚薬つきの首輪を嵌められ強制的に発情させられて、島で男相手に売春している。
ヤシオは母親の再婚相手から性暴力を受けていたという過去があり、事情を知った主人公の父親が引き取ったのだが、密かに想いを寄せていたらしい久ヶ原はそれを快く思っていなかったらしい。
で、父親がヤシオといる時に病気で急死したため、久ヶ原はヤシオを恨んでいる?ということらしいのだけど、ここら辺の経緯がなにがなにやらさっぱり。死んだのは病気のせいだし、ヤシオがそれを見過ごしていたとか知ってて放置してたとかでもないのに、殺人者扱い…。
そんなヤバイ首輪を黙って受け入れるヤシオも理解できないし、それを知っていながら止めなかったもう一人の父親の友人、深海がまた胸糞。
主人公は熱くて一見いいやつっぽいのだけど、薬で発情してるヤシオに対して、自分を抑えられなかったというのがいただけない。結局ヤシオがエロかったから、雰囲気に流されたみたいにも見えるし、なんだかなあ。

主人公が自分の住む街に帰ってから、島を出たヤシオと再会するのはよかった。けど、そこで急に攻めを煽るために、ヤシオが自分を「お兄ちゃん」とか言い出したのが一番の萎え。
兄弟BLはエッチの時に兄さん呼びしてほしい、というのは確かに常々思ってる。でもそれは兄弟としての実績あっての萌えであって、今まで一度も兄弟なんて思ってなかったし、そんな風に呼ばせてもなかったのに、唐突に言われても、は?ってなる。単なるプレイとしてのお兄ちゃん呼びとか、まったく求めてないですから…。

たまたま2冊続けて、淫乱ビッチ兄受け(父親に犯されていた過去持ち)という作品に当たってしまったのだが、こういう設定は本当もうお腹いっぱい。普通でいいんだよ、普通で…。

5

もっと設定を活かせたはず

絵はね好きなんですよ。
でも設定が好きになれませんでした。
久ヶ原が病的にヤシオを恨む理由が分かりませんでした。
もともとがそうだったなら分かりますが、そこら辺が描かれてないので理解出来ないです。
そして従っちゃうヤシオも意味不明です。例え朔のお父さんに感謝してたとしても、誰も死因を説明していなかったんでしょうか?
決して頭は悪くないと思うんですが。
ご都合主義のような気がしたので中立です。
ヤシオの褐色美形や孤島での設定は、もっと面白く出来た筈なのに残念です。

2

薄幸褐色青年♪

子供の頃父親に連れて行ってもらった島で出会って遊んだ少年が、父親の養子だったことを父親の死後知った朔は、義兄に会いに島へ行く。
ホテルで雑務などの仕事をしつつ夜は”仕事”として宿泊客とセックスをしていたヤシオ。

小さい頃は一緒に遊んだのに今は相手にしてもらえず、話もできない中夜の”仕事”を目撃してしまい、苛立つ朔だったけど、客を酔い潰し客の代わりにヤシオに会いに行ったらヤシオが媚薬で興奮しだしセックスする。
・・・客たちと一緒にはなりたくないと思いつつもやっちゃうのがちょっと残念だったけど、興奮で苦しそうなヤシオの為なのも分かる。うぅぅ。

ヤシオの生い立ちや現在がかわいそうで切なくなったけど、
大人たちへの怒りが越えましたね。
全て知っていて見逃してきた父親の友人深海。
父親に好意を抱いているから父親が可愛がってたヤシオに酷いことをしてきたホテル従業員久ヶ原。
ほんと・・・イラっとしました!!

ヤシオには残りの人生死ぬまで幸せでいて欲しいですね。

1

ヤシオ目当てでしたが…

褐色受けは大好物!
こちら、ちるちるさんの作者様インタビューで
チェックして読み始めました。

大学生の朔が知らぬうちに義兄となっていた
幼馴染(子供の頃ひと夏遊んだ仲)のヤシオに会って
真相を確かめるため亡き父が生前過ごした島を
訪れる。そして成長したヤシオと再会して…

ヤシオがカラダを売っていてモブと…というのは
確認済みだったのでダメージは少なかった
ですが、ただ、なんというか…
そういう仕事をせざるを得ない状況を
作った久ヶ原、歪みすぎじゃない?と、もやあ…

ヤシオを憎むこと自体間違ってるし、
媚薬入りの首輪とかなんじゃそれは!
完全外野からの見学を決め込んでた深海も
ダメ大人で。ヤシオの義父もクズいし…
何も悪くないヤシオが気の毒で仕方がなかったです。

ヤシオの過去を知った朔がお前は悪くない!と
原因の久ヶ原に詰め寄ってあっさり決着…。

あまり釈然とはしませんが結果、ヤシオが
救われて愛が生まれたからよし…なのか…な。

前半ツッコミどころが多くて息切れしてしまい
大好きな褐色受けが受けた仕打ちにもやついて
しゅみじゃないかも…と思いましたが
後半の照れ照れ義兄弟プレイ(?)のときの
ヤシオのお兄ちゃんアピールがかわいかったので
中立にさせていただきます。

5

兄弟の禁忌?トラウマ?逆恨み?何を描きたかったのか…

褐色肌に惹かれて読んでみました。
離島を舞台にしたミステリアスな感じ、途中まではどんな話なんだろ?と続きが気になりましたが、まとめ方がご都合主義で…


一冊まるごと、義兄弟のお話。
といっても、血は繋がってないし、幼い頃に一緒に遊んだことがあるだけで、近親的な禁忌はありません。


父親の一周忌が済んだ頃、朔は、幼い頃一緒に遊んだヤシオが兄(養子)として戸籍に登録されているのを知り、ヤシオに会うため島にやってきた。

小さい頃のヤシオは自然が好きで、人見知りだけど優しくて、朔とヤシオは兄弟のように一緒に遊んだのに、再会したヤシオは、朔に素っ気なく、距離がある。

ヤシオはハメていている首輪を頑なに外そうとしない。
そして朔は、ヤシオが複数の男達に抱かれて乱れているところを目撃。
ヤシオは島外からやってくる男を相手にする男娼だった…


なぜヤシオがそんなことをしているのか?
朔はヤシオの本心が知りたいのに、ヤシオは抱かれるのが好きだからと淫乱のフリをする。

ヤシオから甘い香りが漂い、ヤシオの発情を鎮めるために、朔はヤシオを抱いて…
「助けるため」って言ってるけど、やってることは男娼客と同じだよね?


ヤシオの首輪には媚薬が仕込まれている。
ホテルの管理人・久ヶ原は、朔の父を慕っていて、朔に対しては謙虚なのに、なぜヤシオを恨み、ヤシオに男娼のような真似をさせているのか?
これが物語のキーポイント。

久ヶ原の裏の顔、ヤシオへの憎しみにはゾクっとしました。
でも大切な人を失った悲しみを何かにぶつけたいのはわかるけど、理由がただの思い込みでガッカリしました。


あと父の親友・深海は、親友がヤシオに何をしてあげたかったのかも、ヤシオが男娼をしていることも知っていたのに、なぜ久ヶ原のたくらみが朔にバレて初めて止めるの?
止めるチャンスはいくらでもあっただろうに、今まで何やってたの?
いきなりの偽善モードにイラッとしました。


義兄弟というより、幼馴染の再会愛。
父が助けてあげたかった不憫な子を、その子供である朔が代わりに呪縛から連れ出してあげるってお話。
父しか頼る人がいなかったヤシオが、父のようにまっすぐであたたかな朔に惹かれる、それはわかります。
でも朔→ヤシオへの気持ちのはじまりは簡単に感じてしまう…

なによりもミステリアスの真相のチンプさ…
どうしてそうなるのか展開の理由を、ご都合主義的に配置していて、前半の期待感がまるごとガッカリ感に変わってしまいました。

二人が兄弟なのはあくまで戸籍だけのことなのに、恋人になってから兄弟呼びをしているのもなぁ…なんか白けます。

兄弟の禁忌?トラウマの救済?断ち切れない想い?
何をメインに描きたかったんだろう?

10

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