てんてん![]()
本品は『天下無敵の天使サマ』の
コミコミスタジオ限定特典小冊子です。
本編後、石原視点で
休暇から戻ってた日のお話です。
好き…だよ、塁
石原の心臓は自分の口にした一言で
いつになく忙しく脈打ちます。
紅潮た頬を名塚の目から隠したくて
石原がギュッと抱きついた結果
今度は離れるタイミングを逃し
名塚も「顔を見せてください」と
言ったきり黙ってしまいます。
居心地の悪さに
石原がほんの少し身動きすると
名塚は密着していた身体を少し離して
神妙な表情を見せます。
およそ遠慮や物怖じとは無縁な
彼らしくなく言いづらそうに
名塚が口にしたのは…
A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)で
本編続編短編「天使サマは意地っ張り」
のそのまた続きとなります。
名塚は石原が島を出る前の
藤村とのやりとりが意味深すぎて
とても気になっていたそうで
何を頼まれたのか真剣な目をして
聞いてきます。
藤村が変に勿体ぶったせいで
"意味深"に思われたのでしょうが
特別な意味のあるモノではないのです。
だって藤村が頼んだモノとは
おやつの買い出しなのでよ (^m^)
藤村によれば訓練生達への餌となる
溶けにくいチョコレートとか
ブドウ糖のタブレットとか(笑)
藤村は訓練生達にいい人だとか
思われたくないのだろうと
名塚に内緒にするように言い
一緒に頼まれたバスタオルに
ついても秘密をバラしてしまいます。
申請すれば支給されるバスタオルを
ワザワザ石原に頼む理由を
嬉々として語りながら
彼らも甘い夜に突入する
…というオチまで秘密な匂いに
ドキドキなお話でした。
はっきり言われれば気にならないのに
微妙な隠語で会話されたら
すごく気になっちゃいますよね(笑)
そして藤村の隠したい事を
秘密と言いながら嬉々として話す
石原はとってもイイ性格で
とってもMYツボでした。
旧版発行は10年も前なのに
時間を超えての2人の会話に
全く違和感がないのがスゴイなぁ♪
