いい身体のラインだ。バラバラにして額に入れたいな

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表題作ベニーちゃんはくじけない

紅丹丸、カフェ店員・絵画モデル
紫門、下宿屋管理人・絵描き

同時収録作品無防備なコラージュ

攻め受けなし※あさぎ、美大生
攻め受けなし※九頭、予備校生

その他の収録作品

  • 愛しい人
  • 兄なので(表紙カバー下)
  • 強引(裏表紙カバー下)

あらすじ

暇つぶしを兼ねてカフェでバイトしていた紅丹丸は、ある日客に声をかけられる。変態かサイコパスかと思ったが、相手は抽象画を専門にしている画家だった。紫門と名乗るその画家にモデルを頼まれた紅丹丸は一つ条件を出す。それは、自分が望んだ時に、SEXをさせてくれというもの。到底受け入れられそうにない条件を紫門はあっさり受け入れ、それから二人の歪で爛れた関係が始まったが―――!?

作品情報

作品名
ベニーちゃんはくじけない
著者
黒岩チハヤ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
ISBN
9784796412735
3.2

(43)

(4)

萌々

(10)

(23)

中立

(5)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
134
評価数
43
平均
3.2 / 5
神率
9.3%

レビュー投稿数8

いい感じの2CPのお話

「ぐうたら恋愛の製法」「大事なことなので、二度」「孤独な鷹は人恋しくて」と続けて読みまして、本作がまだいちばんすんなり入ってきました。

最初、銀次、あさぎ、紫門の髪型が似ていて区別がつきにくかったけどw でも髪色違うし、だんだんわかってきた。

あさぎがクールなのかと思ったら意外と面倒見良く、勘違いだったのに銀次をすんなり好きになって、積極的になるの良かった。でも強引ではないのがまた良い。
「ゆっくり懐柔してやる」に萌えた。

紫門を好きすぎるベニーもいい。触れていたいてのが。
ベニーの気持ちに応えられないと言いながら、泣きそうな顔する紫門にも萌え。
そんな紫門にやさしく触れるベニーがいいし、うまくいって良かった良かった。

0

美大生下宿ラブ~!

開いたらいきなり本文が表紙のカプではなくてびっくり・・・編集さん、どんな意図があったのでしょうか。
冒頭の「無防備なコラージュ」は下宿の代わりに作品作りに協力する(えっちな目的なし)うちに好きになってしまう展開。人拓を作品にしようとする攻めのあさぎに身体に素手で絵の具を塗られたり、絵の具をキャンバスに付けるためと言いつつ乗っかられて身体を密着させたり(しつこいけどえっちな目的なし)。
そのうちに絵の具を塗られるときに身体が反応して「変態だと思われたくない!」と思う受けの銀次に対して、「身体が反応するなんて俺のこと好きなのでは!?」と勘違いするあさぎ(笑
勘違いに勘違いが重なったけど結局好き~!という平和なお話でした。

タイトルのベニーちゃんは最初は身体の関係から始まるけど、ベニーちゃん(攻め)はやっぱり紫門(受け)のことが好きになってしまう。でも紫門は人を愛すること、愛されることによっていずれ失ってしまうことを怖がっていて(かな?)、結局最後もそばにいることは許されたけど、言葉にすることはないままに終わってしまうちょっと悲しさを感じてしまうお話でした。でもラブラブなので、いつかふたりが心の底からお互いを愛して、自信をもって幸せになってくれたらな!とポジティブになれるお話でした!
(ベニーちゃんが絶倫という設定に惹かれますね。。。)

0

不器用な恋とすれ違いが神…!

えええ!めっちゃよかった〜!
表題作もスピンオフ(?)も!!
この2カップル、どちらもまるっと一冊ずつで読みたい、そういう意味で最高評価にはしづらいなぁ、なんで一冊にしちゃったの〜?!
あーでも時系列的にも、ベニーちゃんカップルの葛藤とか良さをより引き出す為にも絶対この順番で読んだ方がいいし、そういう意味では一冊でよかったのかもしれない…となるとやっぱり神評価にしておきます。

表紙にいるベニーちゃん×紫門を期待して表紙をめくると、乱丁?!って思うくらい別の2人が出てきます。笑 少し読み進めるとやっとそれらしき人が完全に情事後の状態で出てくるので、どういうこと〜?!結局誰の話?!なんて混乱もするかもしれません。
そんな中、無防備なコラージュではテンポよく銀次とあさぎの思い違いから始まる恋が描かれます。2人が仲を深める理由は要すると「ベニーちゃんの嫉妬深さ」なので、各カップルの進展も葛藤も、両カップルにとってある意味大事なスパイスになってくるのが一冊の作品としてとても良かったです。キスまでしかできてないからその後の2人が気になる〜!!
一方、表題作「ベニーちゃんはくじけない」はエロエロなのに切なくて、"お互いに関係以上の気持ちを持たない"という条件で作られた関係を少しでも長く保ち守る為に、互いを求める心をセックスにぶつけてるようでした。こちらも、やっと契約というしがらみから解かれたばかりなので、その後の日常も見せてほしいです…!

コミカルな誤解と、互いを大事に想うが故のすれ違い、どちらも楽しめて2カップルのそれぞれの良さがとても際立つ作品でした!

2

えぇぇぇぇ!前半のキュンキュンの余韻が…

この、未だになんかこの収録形態の簡単な説明単語ないのかな?ってなるけど
同時収録が頭に収録されてて、そのスピンオフみたいな感じで表題作が後ろに収録。

完全に先に入ってた同時収録が好み過ぎました♡
美大浪人生の銀次が激安下宿に引っ越そうとしたら部屋が埋まってて管理人の部屋に間借りさせてもらう事になるけど、管理人が毎晩セックスしてその騒音被害(笑)で不眠気味になっちゃったから下宿住人のあさぎの部屋で寝かせてもらう事になるーーお話!!
銀次の態度を勘違いしたあさぎが逆に銀次を意識しちゃうというまぁまぁ王道だけど、まぁぁぁぁとにかく二人ともかわいい!!!
おせっせまで行かなかったのでぜひ二人のその後が読みたいです!!!


と、同時収録のレビューに熱くなってしまいました。
表題作は、

ベニーちゃんは働いていたカフェで、下宿管理人で絵描きの紫門に絵のモチーフになって欲しいと頼まれ「無償でいいから俺のやりたい時にセックスさせて」と条件を出したら「恋とか愛とか面倒だからセックス以外の感情は持たないで欲しい」という条件を追加され、モデルと絵描きの関係がスタート。
でも、体を重ねるたび紫門を好きになってしまったベニーちゃんは解雇されちゃう。。。

褐色イケメンで金もありセックス相手にも困らないベニーちゃんが”紫門じゃなきゃダメ”になるギャップにキュンキュンでした!!


総括:同時収録のその後が読みたい!!!(笑)

2

あさぎのTシャツ欲しい!

うんうん、思ったよりよかったです!
美術関連の2組のお話。


最初は表題作ではありませんが、本巻主役のあさぎ&九頭の『無防備なコラージュ』

美大に落ち浪人確定、仕送り打ち切りの貧乏予備校生・九頭は、格安下宿先を紹介してもらう。
行ってみると空き部屋はなく、途方にくれる九頭だったが、責任を感じた管理人・紫門のクローゼットに居候させてもらうことになる。
しかし、紫門の部屋には紅丹丸(ベニーちゃん)という紫門のモデルをしている男が入り浸っていて、毎晩毎晩…
セックス騒音被害で下宿先の先住人・あさぎの部屋に避難要求するも、あさぎは泊める代わりに、人間絵筆になれという交換条件を出してきて…

色々あって、体に絵の具を塗られて勃起してしまった九頭を、あさぎは自分のことが好きだからだと勘違いしてしまう。
意識しだしたら気になってしまうんでしょうね。
最終的にはあさぎからキスして、お試しでいいから付き合えよ♪なんて言っちゃってます。
受験を理由に断る九頭も、まんざらじゃないよね(笑)
勘違いから始まる恋?だけど、可愛くてちょっと笑えて、エロは無いけど好きでした。


次に、表題作『ベニーちゃんはくじけない』

画家の紫門は、カフェで見初めたベニーちゃんに絵のモデルを頼む。
報酬はいらないから、好きな時にセックスさせることを条件に引き受けるベニーちゃん。
紫門も快諾するが、セフレ以上の感情を持たないことを約束させられて…

初めはなんとも思っていなかった紫門の事を、好きになってしまったベニーちゃん。
気持ちを知られて、紫門に解雇されてしまうところは切なかった…。
それでも紫門以外考えられないベニーちゃんは、諦めずに紫門と話をしに行く。
もちろん紫門もベニーちゃんを手放せなくなっている。
2人は元サヤなのですが、ちょっと展開早すぎたなぁ…。
もっと切なさ引っ張って欲しかったというのが、正直な感想。
『無防備ねコラージュ』から出ている2人だけど、もっとじっくり描いて欲しかった。
そう思うくらい、2人とも魅力的なんです。
でも、ベニーちゃんを描いた未完成な絵を残しておく紫門は良かった。
未完成があればモデルを終わらせず、ずっと一緒に居られますからね。
はっきり言葉にしない紫門だったけど、ベニーちゃんに側に居て欲しいという意思表示に感じました。
今はまだ言葉にできない、「愛してる」をベニーちゃんが伝えられる日が来るといいな。

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