憂鬱な朝 NOBLE COLORS

yuutsu na asa

憂鬱な朝 NOBLE COLORS
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神82
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

33

レビュー数
8
得点
420
評価数
85
平均
4.9 / 5
神率
96.5%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
憂鬱な朝
発売日
価格
¥2,501(税抜)  ¥2,700(税込)
ISBN
9784198648046

あらすじ

10年に及ぶ連載が、10月発売の最終巻をもって、ついに完結した「憂鬱な朝」。
その完結を記念して、ファン待望の愛蔵版が登場!!

美麗なカラーイラストを始め、番外編やショート読み切りなど、これまでに描き下ろした小冊子やペーパー等の短編を網羅!!
作家と作品の裏側に迫る、インタビューなども収録した永久保存のコレクションBOOKです。

表題作憂鬱な朝 NOBLE COLORS

久世 暁人(英国留学帰りの久世家当主・子爵)
桂木 智之(紡績会社の社長・久世家の元家令)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数8

暁人と桂木、日高先生お二人の軌跡がここに

コミックスとChara Selectionの連載を飾った美麗なイラストたち、特典ペーパーや全サ、さらに日高ショーコ先生のロングインタビューと書下ろしを加えた豪華なスペシャルブック。発売をずっと楽しみにしていました。
予約していた書店のレジで受け取ったときは、装丁があまりに美しくて、嬉しさを顔に出さないようかなり努力しました(笑)。階段で暁人が桂木の手を取る姿が描かれた帯状のカバーを外すと、黒字の本体に金の箔押しの花々と青みがかったシルバーの葉が。タイトルのノーブルにふさわしい美しさで、ため息がでます。

巻頭のコミックスのイラスト特集は、実は特に期待していなかったのですが(手元にコミックスがあるので)、一枚の絵としての印象はこちらが断然素晴らしいです。暁人と桂木の髪や腕、美しい花々が見切れておらず、余白がしっかり感じられます。Chara Selectionの表紙絵と合わせ、二人の表情や距離感、余白の色味の変化からストーリーを思い浮かべることができ、見ごたえがあります。

Paper Works Library(小冊子番外編の完全収録)は、ほぼ全て初見の私にとっては本当に嬉しいです。
本編はシリアスな場面に胸を痛めることが多かったのですが、こちらは暁人と桂木のコミカルなやり取りや、本当は優しい桂木の本心、小さい頃と変わらない暁人の甘え方など、素の二人を見ることができて微笑ましいです。特に、桂木の空いた胸元を見てときめいてしまうローティーンの暁人と、暁人への恋心に気付かないニブい桂木が可愛いです。二人とも結構早くから惹かれ合っていたのですね。合わせて本編を読み直したくなります。

一番楽しみにしていたのが、先生お二人のインタビュー。
タイトルの『憂鬱な朝』が、最初は暁人にとっての、終盤は桂木にとっての『憂鬱な朝』に、しかも幸せな意味合いに変わる、ということを最初から決めていらっしゃったとのこと。読み始めたときには予想もしなかった幸せな結末に、タイトルの印象がガラリと変わる見事さ。すごいと思いました。
もう一つ、すごいと思ったのは、物語の舞台となる明治末期の資料を根気強く集められたというエピソード。
華族の方々は今も存命な方がいらっしゃるので、実名の載った資料が極端に少ないのだそうです。私も図書館で華族に関する本を読み、今でも華族に連なる方々の親睦会が存在することを知り、とても驚きました。大河ドラマでも明治時代のものは極端に少なくて、なぜだろうと思っていたのですが、納得です。華族の正装や屋敷の様子、当時の街並みなど、丁寧な時代考証の上に描かれたものが物語の世界をしっかりと支えていると感じます。
5巻を分かりやすくするため、雑誌掲載したもののネームを切りなおし、絵をかき直しされたエピソードも印象的でした。そんな大変なご苦労をされていたとは。華族制度の複雑な説明が多かった巻でした。より良いものを読者に届けてくださろうとする先生のプロの矜持に胸を打たれました。

書き下ろしは、暁人と桂木の再会の場面でした。
なぜ髪を切らないのかと説教してしまう桂木の目が、言葉とは裏腹に感極まっているのが可愛かったです。二年前、暁人を送り出した部屋で待っていたなんて、健気すぎますね。キュンとしました。

完結したからこそ、こうして手にすることができたこのスペシャルブック。
嬉しいけれど、これが最後だと思うと、少し寂しいです。
暁人と桂木、日高先生お二人の10年の軌跡をかみしめつつ、しばらく余韻に浸りたいと思います。

17

贅沢すぎる収録内容は、日高先生、タキエ先生、編集部からのプレゼント!

『憂鬱な朝』がお好きな方は絶対、絶対、絶対、買った方が良いです!

値段高めで迷ってましたが【完結記念 原画展】を拝見したら、日高先生が描いた絵の魅力に圧倒されて買わずにはいられませんでした。

日高先生の麗しいイラストを拝見できるだけでも嬉しすぎるのに
キャラ紹介・名場面・相関図・キーワード解説、CDアフレコ漫画、特典のペーパー・小冊子が収録されているばかりか、AGF冊子やバースデーフェアのショートストーリーまでもが網羅されている完全本!

日高先生と共著タキエ先生との作品を振り返る対談は読み応えがありました。

さらに、暁人が留学から帰ってきて、桂木と再会したその後、「これぞ完結!」って描き下ろしも収録されてます。


●カラーイラストギャラリー
『憂鬱な朝』の表紙背景は1巻が真っ暗で、巻数が進むごとに夜が明けるように明るさを増していきます。
その表紙絵が最初に巻数順に収録されているのが嬉しい♪
それ以外のカラーイラストも美しくってウットリです。

※日高先生、モノクロは完全アナログですが、カラーはデジタルで塗っているようです。


●共著対談
※作画:日高ショーコ、原作:タキエとして紹介されていますが、『onBLUE vol.25』の対談によると、お二人の共著作業はそんな風にクッキリ分けられるものではないようです。

前後編から3話に、そして連載へと変わった作品。
尺の長さが変わることによって変わった点、変わらなかったラスト、苦労した点、キャラの変化、裏話など『憂鬱な朝』の歴史をお二人が語っています。

「8巻以降も続く可能性はあったか?」
この質問に、お二人とも7巻での桂木の変化を理由にキッパリ「ない」と答えているのが印象的でした。
私も『憂鬱な朝』のクライマックスは桂木が大きく変わった7巻だと思っているので、お二人の考えに大きく頷きました。

最初からこの長さで描くと決まっていれば、速い展開の1巻をもう少しじっくり描きたいとも仰っていました。
その思いがあるから、ショートストーリーは子ども~10代前半の暁人と桂木の話が多いのかもしれません。


●ショートストーリー
本を開いて最初に驚いたのが漫画掲載ページの多さ!
コミックス以外に描かれたものが網羅されています。

対談の中で、桂木はひどいことを言っても意識せずにフォローする優しさがあって、暁人はそういうところを見てきて好きになったと仰っていました。

子供の暁人が桂木に懐いて、どんどん好きになって、好きだからこそ嫉妬して反抗的になったり、桂木もそんな暁人を見守り大事に思うようになっていく。
本編とは違った視点で、暁人と桂木の関係が築かれていくのを感じます。

個人的に、暁人が雨宮と桂木の写真を取り合ってるエピソードが微笑ましくて好きです。


●「Gleam of Dawn」描き下ろし
本編では、留学帰りの暁人がもうすぐ日本に着くぞって船上のシーンから、跡継ぎの直矢を迎えるシーンに急展開していました。
この描き下ろしは、暁人が船を下りて桂木と再会するシーン、それからの二人のこと(主に夜)が描かれています。

桂木は暁人と会うのは二年ぶりだっていうのに、開口一番、暁人の長い髪にお小言…
でも、桂木は暁人を送り出した部屋で暁人を待っていたんですよ!このクーデレめ!

そして桂木の家を行き来するようになっても、暁人はまだ髪を切らない。
その理由を想像する桂木からは暁人への愛が溢れていて、あの桂木が暁人に抱かれちゃってるっていうのが改めて官能的で萌え転がりました♥

この描き下ろしがあってこそ、『憂鬱な朝』の完結です!!!!!


●「Life」描き下ろし
離れても二人が同じ時間を歩んでいる証しの懐中時計。
暁人が持っていた方が傷だらけだった理由、それに桂木がブチ切れてることがコミカルに描かれています。
暁人はさらに桂木を怒らせそうですw

この本の値段、収録内容を考えたら、全く高くないです!
実質タダどころか、日高先生&タキエ先生、chara編集部からのプレゼントです。


そして【完結記念 原画展】の滾る想いも吐き出したい!
日高先生のカラーはデジタル出力ですが、漫画原稿はトーンまで手貼りしている完全アナログで、直筆絵が所狭しと展示されている贅沢と感動をどう表現していいかわかりません。
アップになればなるほど目力を増すキャラ達にただただ圧倒されました。

桂木様のふんどし絵、ペン入れはコマ枠で途切れてますが、印刷には出ないブルー線で続きが描かれていました!
(桂木様のふんどし全体をまぢまぢと観察させていただきました♥)
※展示は3/22まで

会場には、ネームと下描きの直筆絵のファイルが何冊もあって、自由に見ることができました。
ネームはとにかく線がいっぱい描かれています。
キャラや物体の造形を何度も何度も線を引いて輪郭を決めていってる感じで、これがネーム?って驚くくらい描きこまれています。
こけし絵はなく、ネームの段階から『憂鬱な朝』の雰囲気が漂っています。
(対談の中でタキエ先生がネームをきると仰っていましたが、私には原稿と見比べて日高先生が描いているように感じました)

下描きは、描きこまれた多数の線から一本を選んでいるのかもしれません。
そして下描きを122%拡大して、トレースしてペン入れをしているとのこと。

ネームを拝見していて、桂木に視線が集中することに気付きました。
桂木の目力が描きこまれているからかな?
実際のところはわからないし、キャラそれぞれに思い入れはあると思うのですが、やっぱり桂木に対しては特別な思い入れがあって、ペン入れよりもネームの自由な線にそれが現れているのかなって私には感じられました。

【完結記念 原画展】前期は3/22まで。
展示が総入れ替えされた後期は3/23~31までの開催。
会場のノートには国外の方も数多くメッセージを残していました。
直筆絵を拝見できるチャンス、多少無理してでも行ったほうが良いです!

9

描き下ろし2編と番外編SS(全22編!)の完全網羅だけでもお値段以上!

連載途中から追い始めた私のような読者にとっては即神棚行きレベルの、本当に本当にスペシャルな1冊でした!
下にSS全タイトルを書き出しましたが、これらを後追いの読者がすべて集めるなんてまず不可能ですもん。
それを1冊にまとまった形で拝見できるなんて感激です!

まず真っ先に先生お2人のインタビューについて、
これは完結した今改めて作品を振り返って・・・という形で語られていることもあって色んな裏話を知ることができ、とても興味深く読めました。
前後編で描かれる予定だったものが連載になり、でもどこまで描けるかは単行本の売れ行き次第になるので3巻くらいで終わらせるパターンも考えつつ、という状態でこの大作を描かれていたというのがすごいですね。8巻で完結したものを通して読んでも破綻している感じはないし、途中がダレた印象も受けないので、これが3巻バージョンだったらどんなお話になっていたんだろうか。
あと、連載が始まった2008年というのは、私の中ではBL読者層が広がってジャンルの多様化が進んだ第一次黄金期のような印象があったのですが、実際はまだまだ現代物のリーマンBL全盛期だったようで、そんな中でこの「憂鬱な朝」を始められたのは結構なチャレンジだったというのが意外に感じられる事実でした。

こんなにあったんだ!と驚いた番外編SS全22編は下記。
----------
全員サービス小冊子[ Chara Selection EXTRA ] ( 2010 )/「 Introduce 」
コミックス 「 憂鬱な朝 」2巻 初回限定版小冊子 ( 2010 )/「 Escape 」
バースデーフェア小冊子 ( 2011 )/「 Symptom 」
AGF小冊子[ Chara Collection Petit ] ( 2011 )/「 Same Color 」
バースデーフェア小冊子 ( 2012 )/「 Picture 」
バースデーフェア小冊子 ( 2013 )/「 In the past 」
バースデーフェア小冊子 ( 2014 )/「 Long Ago 」
全員サービス小冊子 [ Chara Selection EXTRA ] ( 2015 )/「 Gossip 」
バースデーフェア小冊子 ( 2015 )/「 Stay with me 」 (「 distance 」改題)
AGF小冊子 [ Chara Collection ] ( 2015 )/「 Same as before 」
バースデーフェア小冊子 ( 2016 )/「 ぼくの宝物 」
「 憂鬱な朝 」1巻 全員サービスペーパー ( 2009 ) ※
「 憂鬱な朝 」2巻 全員サービスペーパー ( 2010 ) ※
「 憂鬱な朝 」3巻 全員サービスペーパー ( 2011 ) ※
「 憂鬱な朝 」4巻 全員サービスペーパー ( 2012 ) ※
「 憂鬱な朝 」5巻 全員サービスペーパー ( 2014 ) ※
「 憂鬱な朝 」5巻 Amazon特典ペーパー ( 2014 ) ※
「 憂鬱な朝 」6巻 Amazon特典ペーパー ( 2015 ) ※
Chara レーベル 20 周年原画展特典ペーパー ( 2016 )/「 20のこと 」
「 このBLもやばい ! 」TSUTAYAキャンペーン小冊子用1Pまんが ( 2013 )
「 憂鬱な朝 」7巻 Amazon特典ペーパー ( 2016 )/「 終わりの始まり 」
バースデーフェア小冊子 ( 2017 )/「 That was then, This is now. 」
(※は2 in 1 形式(A6サイズ)で収録)
----------

そして本スペシャルブック一番の目玉!
描き下ろし後日談2本!!
2年ぶりに再会した2人のその夜〜翌朝を描いた「Gleam of Dawn」
これはもうタイトルからして素敵なんですが、桂木のクーデレがただただ愛おしすぎました。
今後のBL界にこの桂木を超えていくようなクーデレキャラが果たして生まれるだろうか?!と思うくらいには、桂木のクーデレっぷりはほんと神級だった……桂木が桂木でなかったらここまでハマらなかったかもしれないなとも思っています。
もう1編は、交換した懐中時計を再交換したその後の小話「Life」
暁人が持っていた桂木の時計は傷だらけ、桂木が持っていた暁人の時計はピッカピカでしたが・・・ふふ( ´艸`)
この2人ってほんとよく付き合えてるよねw 私が桂木の性格だったらイライラで禿げそうなんだけどw

その他、カラーイラストギャラリーや扉絵ギャラリー、最終話のネームラフ公開、ドラマCDのレポートマンガ、キャストコメントなど非常に盛りだくさんの内容で、たっぷりと時間をかけて10年間の軌跡を振り返れる仕様になっています。

番外編の桂木がもういちいち可愛くってですね!本編では見られない人間味ダダ漏れの桂木にますますメロメロになってしまいました(๑>◡<๑)♡♡♡
まだざーっと一読しただけなので、本編を読み返しながらこちらもじっくり読んで作品の世界にまたどっぷり浸かり直そうと思います!

6

買って良かった

買っちゃいましたよ。税込2700円。この値段に最初は躊躇してしまったのですが、あんなに美しいカラー絵がたくさん入っていたらあの値段は仕方ない。冒頭は2人のラブラブ写真集かというくらい美麗なイラストがたっぷり拝めます。

あとこれまでの小冊子やペーパーのお話を完全網羅してるらしいです。一つも持ってなかったのでこれも大変嬉しい。本編はシリアス調だけどおまけ漫画ってあの絵柄はそのままに結構ギャグが入っていて面白い。中学生位の時の暁人の親友石崎と家令桂木との初対面の話が爆笑でした。幼い石崎にとっては怖いお兄さんとの面接、みたいな。そりゃ後々桂木に苦手意識持っても仕方ないわ(笑)でもあんなに幼い頃から2人の仲を見守っていてくれた生き証人なんだなとほっこりします。

2人の正確な年齢差もわかりました。11歳!桂木はビューティフルすぎるのでなんの問題もない。美意識も高い人なのでいつまでも年齢差を感じさせず美しくあり続けることでしょう。ペーパーは縮小されてるので字がとても小さいのが残念。老眼鏡か虫眼鏡を使ってじっくりと読もうと思います。

何より後日談の描き下ろし漫画が入ってるのでこれだけでも憂鬱な朝ファンは買う価値ありです。留学帰りに再会した瞬間と、再会後えっちまで入ってるのですから。眼福!久しぶりに会って嬉しくてたまらないはずなのに桂木っていくつになっても素直になれないあの性格が本当に可愛いと思います。

他にも日高ショーコさん・原作者の方のインタビュー、明治時代の時代背景の説明など読みどころがたくさんある贅沢な一冊です。

4

永久保存版♡

大好きな日高先生、大好きな作品のスペシャルブック。。。ボーナス時期にはまだ早いのですが、奮発して手に入れましたよ~!
もちろん悔いはありません!
読み応えがある番外編SSも入っているし、
迷ったらとりあえず買ってもよいかと思います。
シックで品のある装丁ですので、表紙は見られても安心です。(←けっこう大事)
夢のように美しいイラスト、各種ずらりと揃ったペーパー類、作品制作の裏話がたっぷり詰まっていて、何時間も舐めるように読了。

じつは、登場人物が多いこの作品の中で、
その後が気になっていたひとりが俔子様。
インタビューの中で、お幸せらしいと判明したので安心しました。直矢くんも可愛くて、健やかにお育ちで良かったです。
後日談がわかると気持ちも昇華できるというか、想いが深い作品だと嬉しいですね。
この作品は、これからも続いていく2人の幸せに思いを馳せ、心静かにページを閉じることができそうです。
また本編を再読しようと思います。

4

ファン必携の書!

完結記念の本当にSPECIALなBOOKです!

新参のファンにとっては、過去の限定小冊子や全サやフェアのペーパー類が公式で読めるのは本当にありがたいです!
(最終8巻の特典類は掲載されていません)

カラーイラスト、扉絵、ラフ等ファン垂涎の内容がギュギュっとこの一冊に詰め込まれています。
なかでも、日高ショーコ先生とタキエ先生のインタビューは濃密で読み応えありです!
ストーリーや人物の奥深さの秘密が垣間見えました。

目玉の後日談の描き下ろし漫画には、あ~本当に完結してしまったんだな~としみじみさせられましたが、2編のうち1編は、相変わらずな日常が描かれているので寂しくはないです!
(最終巻のCD発売もあるので完全にはまだ終わりではないですが・・・)

完結おめでとうございます!そして暁人と桂木を生みだして下さり本当に感謝です。
彼らの素敵な人生の軌跡に立ち会えたようで感無量です。

3

最高の贈り物

完結記念本ということで発売をとっても楽しみにしていました。普通(?)のファンブックかと想像していたので、少しお値段高め…と思っていたのですが、実物はしっかりした素敵な装丁の、ぶあつーい御本でした。これが2700円で読めてしまうなんて…。

初期からのペーパー類はほとんど網羅されていますので、私のように途中から作品を知ったファンにも優しい…。巻頭にはカラーのページもあって、余すことなく日高先生の美しいイラストが堪能できます。

日高先生とタキエ先生のインタビューも興味深く隅々まで読ませていただきました。作中で具体的な年号を提示しなかった理由や桂木の名前の意味について、参考にした資料などなど、色んな裏話が盛りだくさんです。10年という長い時間の中では、先生方には沢山の苦労がおありだったでしょう…。バッドエンドにならなくて本当によかった(笑)(←インタビューを読めばお分かりいただけるかと)

あとはもう描き下ろしが最高です
留学から帰ってきた暁人様と桂木の感動の再会シーン…!と思いきや、やっぱり桂木は桂木だよね〜という話です。笑
思っていることと言っていることがちぐはぐになってしまう桂木ほんとうに可愛いですよね。暁人様は桂木のそんなところもきっと分かってるんだろうなあ。最後はちゃんといちゃいちゃしてくれて眼福でした♡

充実の1冊、大事に大事に読みました。ついに完結してしまったんだなあ…と寂しさもありつつ、暁人と桂木2人の生きる道を見届ることができて本当に幸せです。「憂鬱な朝」に出会えてよかった!

生み出してくださった日高先生、タキエ先生、そして連載からこんな素敵な記念本の出版まで、作品を大切にしてくださったスタッフの皆様に感謝です。

3

NOBLE それは気品に満ちて。気高く美しく輝く朝。

ファン待望の特装版としては、些か軽いタイトルだと思った事は否めない。
「NOBLE COLORS」という英文字の響き。「憂鬱な朝」というクラシカルロマンとも言えなくも無い、
重厚な物語を終えて。軽過ぎるのではないか?
一抹の不安を抱えて恐る恐るページを繰る。それは最終巻を読むときの恐れにも似ている。
これを読んで仕舞えば、今度こそお仕舞いなのだと。
まず、巻頭のカラーページに圧倒される。ちるちるでも何度か登場した美しい表紙の数々。
息を呑む美しいカラー扉絵の数々。いずれも暁人さまと桂木のその美しさにため息。
逸る気持ちを抑えつつ、ゆっくりゆっくりそれを見入る。いつまでも見ていられる。
息づく瞬間を切り取ったそれは、細部に至るまで命が吹き込まれているかの様で、頭の中にその絵からシーンが展開されて行く。

小冊子を纏めたページに辿り着いて、私はようやくタイトルの意味に気付く。
重厚な本編を和らげる様な小品の数々。だからこその軽やかさだったのだと。
1巻にて、ページを捲るとあっという間に17歳になってしまわれた暁人さまについて。もう少しゆっくりとその成長を見たかった私にとって。これはご褒美ターンなのだ。
10歳で陞爵して、おぼつかなかった暁人さまが成長して行く中で。
その真摯な暁人さまを前に、ほんのちょっとだけ絆されかかる桂木とか。
関係がおかしくなり始めてから、意識せざるを得ない桂木とか。
あどけない少年が美しく成長するさまとか。
本編とは違い、明るいトーンでキラキラと描かれている様子に、ホッと温かな気持ちになります。
むしろニヤニヤしてしまっているかも。
私の一番好きなエピソードは、「symptoms」(=症状)です。新しい服を新調する為に採寸をしている桂木の処にドタドタと乱入して叱られる暁人さま。
シャツの胸をはだけてしまっている桂木のしどけなさもそうですが、その色香と線の細さに悩殺された暁人さまは、仕立て屋に採寸表を所望する。事の次第を察知した桂木は、田村の採寸表と差し替える。ところが幼ない暁人さまは気付かずに、採寸表を見ては桂木を想い、興奮するのだ。興奮は言い過ぎかな。「やっぱり細いな、細過ぎないか?」などとワクワクしている。
実はエロ本を見るよりもフェティッシュなんじゃないかとも思ったりするのだが。生々しい桂木の裸を見たいと思うよりも可愛いとも思えて。何とも言えない気持ちになってしまう。

描き下ろしには、最終巻のその後が描かれていて、相変わらずのツンデレでちょっと面倒くさくなっている桂木に やはりニヤニヤが止まらない。それは心穏やかな日常をもってしても。今となっては、ただ彼の可愛らしさに他ならない。桂木は安心して甘える事が出来るのだと。これからずっと。命尽きるまで。
ああ、良かったね、と心から思う。

終盤のロングインタビューは、何一つ取りこぼす事なく読み込んで来たと自負している私たちにとって。それは答え合わせの様なもの。あのシーン、あの言葉、あの台詞。一つ一つを。先生が私たちに届けてくれたその情熱の隅々まで。きちんと受け取れていたのだなぁ、という喜び。なので、何一つ驚きはそこには無かったけれども。俔子さまのエピソードは私も大好きで、美しい想い出として暁人さまも胸に納めているかとは思うけれど、あんなに残酷で美しいお別れのシーンを私は知らない。

今はもう、思い付きで振り返り、気になった巻を手に取ってパラパラと読んだり読まなかったりするのだけど。(そして最終巻はまだ読み返せないでいる。)私たちはまた。些か緊張しながらこの傑作を最初から何度も何度でも読み返して行くんだろう。

気品に満ちて、幸せな。気高く輝く朝に、かの恋人たちに想いを馳せるんだろうと。

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