憂鬱な朝 NOBLE COLORS

yuutsu na asa

憂鬱な朝 NOBLE COLORS
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神14
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
70
評価数
14
平均
5 / 5
神率
100%
著者
日高ショーコ 

作家さんの新作発表
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媒体
BL漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
シリーズ
憂鬱な朝
発売日
価格
¥2,501(税抜)  ¥2,700(税込)
ISBN
9784198648046

あらすじ

10年に及ぶ連載が、10月発売の最終巻をもって、ついに完結した「憂鬱な朝」。
その完結を記念して、ファン待望の愛蔵版が登場!!

美麗なカラーイラストを始め、番外編やショート読み切りなど、これまでに描き下ろした小冊子やペーパー等の短編を網羅!!
作家と作品の裏側に迫る、インタビューなども収録した永久保存のコレクションBOOKです。

表題作憂鬱な朝 NOBLE COLORS

久世 暁人(英国留学帰りの久世家当主・子爵)
桂木 智之(紡績会社の社長・久世家の元家令)

評価・レビューするAIの精度がアップいたします

レビュー投稿数3

買って良かった

買っちゃいましたよ。税込2700円。この値段に最初は躊躇してしまったのですが、あんなに美しいカラー絵がたくさん入っていたらあの値段は仕方ない。冒頭は2人のラブラブ写真集かというくらい美麗なイラストがたっぷり拝めます。

あとこれまでの小冊子やペーパーのお話を完全網羅してるらしいです。一つも持ってなかったのでこれも大変嬉しい。本編はシリアス調だけどおまけ漫画ってあの絵柄はそのままに結構ギャグが入っていて面白い。中学生位の時の暁人の親友石崎と家令桂木との初対面の話が爆笑でした。幼い石崎にとっては怖いお兄さんとの面接、みたいな。そりゃ後々桂木に苦手意識持っても仕方ないわ(笑)でもあんなに幼い頃から2人の仲を見守っていてくれた生き証人なんだなとほっこりします。

2人の正確な年齢差もわかりました。11歳!桂木はビューティフルすぎるのでなんの問題もない。美意識も高い人なのでいつまでも年齢差を感じさせず美しくあり続けることでしょう。ペーパーは縮小されてるので字がとても小さいのが残念。老眼鏡か虫眼鏡を使ってじっくりと読もうと思います。

何より後日談の描き下ろし漫画が入ってるのでこれだけでも憂鬱な朝ファンは買う価値ありです。留学帰りに再会した瞬間と、再会後えっちまで入ってるのですから。眼福!久しぶりに会って嬉しくてたまらないはずなのに桂木っていくつになっても素直になれないあの性格が本当に可愛いと思います。

他にも日高ショーコさん・原作者の方のインタビュー、明治時代の時代背景の説明など読みどころがたくさんある贅沢な一冊です。

1

暁人と桂木、日高先生お二人の軌跡がここに

コミックスとChara Selectionの連載を飾った美麗なイラストたち、特典ペーパーや全サ、さらに日高ショーコ先生のロングインタビューと書下ろしを加えた豪華なスペシャルブック。発売をずっと楽しみにしていました。
予約していた書店のレジで受け取ったときは、装丁があまりに美しくて、嬉しさを顔に出さないようかなり努力しました(笑)。階段で暁人が桂木の手を取る姿が描かれた帯状のカバーを外すと、黒字の本体に金の箔押しの花々と青みがかったシルバーの葉が。タイトルのノーブルにふさわしい美しさで、ため息がでます。

巻頭のコミックスのイラスト特集は、実は特に期待していなかったのですが(手元にコミックスがあるので)、一枚の絵としての印象はこちらが断然素晴らしいです。暁人と桂木の髪や腕、美しい花々が見切れておらず、余白がしっかり感じられます。Chara Selectionの表紙絵と合わせ、二人の表情や距離感、余白の色味の変化からストーリーを思い浮かべることができ、見ごたえがあります。

Paper Works Library(小冊子番外編の完全収録)は、ほぼ全て初見の私にとっては本当に嬉しいです。
本編はシリアスな場面に胸を痛めることが多かったのですが、こちらは暁人と桂木のコミカルなやり取りや、本当は優しい桂木の本心、小さい頃と変わらない暁人の甘え方など、素の二人を見ることができて微笑ましいです。特に、桂木の空いた胸元を見てときめいてしまうローティーンの暁人と、暁人への恋心に気付かないニブい桂木が可愛いです。二人とも結構早くから惹かれ合っていたのですね。合わせて本編を読み直したくなります。

一番楽しみにしていたのが、先生お二人のインタビュー。
タイトルの『憂鬱な朝』が、最初は暁人にとっての、終盤は桂木にとっての『憂鬱な朝』に、しかも幸せな意味合いに変わる、ということを最初から決めていらっしゃったとのこと。読み始めたときには予想もしなかった幸せな結末に、タイトルの印象がガラリと変わる見事さ。すごいと思いました。
もう一つ、すごいと思ったのは、物語の舞台となる明治末期の資料を根気強く集められたというエピソード。
華族の方々は今も存命な方がいらっしゃるので、実名の載った資料が極端に少ないのだそうです。私も図書館で華族に関する本を読み、今でも華族に連なる方々の親睦会が存在することを知り、とても驚きました。大河ドラマでも明治時代のものは極端に少なくて、なぜだろうと思っていたのですが、納得です。華族の正装や屋敷の様子、当時の街並みなど、丁寧な時代考証の上に描かれたものが物語の世界をしっかりと支えていると感じます。
5巻を分かりやすくするため、雑誌掲載したもののネームを切りなおし、絵をかき直しされたエピソードも印象的でした。そんな大変なご苦労をされていたとは。華族制度の複雑な説明が多かった巻でした。より良いものを読者に届けてくださろうとする先生のプロの矜持に胸を打たれました。

書き下ろしは、暁人と桂木の再会の場面でした。
なぜ髪を切らないのかと説教してしまう桂木の目が、言葉とは裏腹に感極まっているのが可愛かったです。二年前、暁人を送り出した部屋で待っていたなんて、健気すぎますね。キュンとしました。

完結したからこそ、こうして手にすることができたこのスペシャルブック。
嬉しいけれど、これが最後だと思うと、少し寂しいです。
暁人と桂木、日高先生お二人の10年の軌跡をかみしめつつ、しばらく余韻に浸りたいと思います。

13

贅沢すぎる収録内容は、日高先生、タキエ先生、編集部からのプレゼント!

『憂鬱な朝』がお好きな方は絶対、絶対、絶対、買った方が良いです!

値段高めで迷ってましたが【完結記念 原画展】を拝見したら、日高先生が描いた絵の魅力に圧倒されて買わずにはいられませんでした。

日高先生の麗しいイラストを拝見できるだけでも嬉しすぎるのに
キャラ紹介・名場面・相関図・キーワード解説、CDアフレコ漫画、特典のペーパー・小冊子が収録されているばかりか、AGF冊子やバースデーフェアのショートストーリーまでもが網羅されている完全本!

日高先生と共著タキエ先生との作品を振り返る対談は読み応えがありました。

さらに、暁人が留学から帰ってきて、桂木と再会したその後、「これぞ完結!」って描き下ろしも収録されてます。


●カラーイラストギャラリー
『憂鬱な朝』の表紙背景は1巻が真っ暗で、巻数が進むごとに夜が明けるように明るさを増していきます。
その表紙絵が最初に巻数順に収録されているのが嬉しい♪
それ以外のカラーイラストも美しくってウットリです。

※日高先生、モノクロは完全アナログですが、カラーはデジタルで塗っているようです。


●共著対談
※作画:日高ショーコ、原作:タキエとして紹介されていますが、『onBLUE vol.25』の対談によると、お二人の共著作業はそんな風にクッキリ分けられるものではないようです。

前後編から3話に、そして連載へと変わった作品。
尺の長さが変わることによって変わった点、変わらなかったラスト、苦労した点、キャラの変化、裏話など『憂鬱な朝』の歴史をお二人が語っています。

「8巻以降も続く可能性はあったか?」
この質問に、お二人とも7巻での桂木の変化を理由にキッパリ「ない」と答えているのが印象的でした。
私も『憂鬱な朝』のクライマックスは桂木が大きく変わった7巻だと思っているので、お二人の考えに大きく頷きました。

最初からこの長さで描くと決まっていれば、速い展開の1巻をもう少しじっくり描きたいとも仰っていました。
その思いがあるから、ショートストーリーは子ども~10代前半の暁人と桂木の話が多いのかもしれません。


●ショートストーリー
本を開いて最初に驚いたのが漫画掲載ページの多さ!
コミックス以外に描かれたものが網羅されています。

対談の中で、桂木はひどいことを言っても意識せずにフォローする優しさがあって、暁人はそういうところを見てきて好きになったと仰っていました。

子供の暁人が桂木に懐いて、どんどん好きになって、好きだからこそ嫉妬して反抗的になったり、桂木もそんな暁人を見守り大事に思うようになっていく。
本編とは違った視点で、暁人と桂木の関係が築かれていくのを感じます。

個人的に、暁人が雨宮と桂木の写真を取り合ってるエピソードが微笑ましくて好きです。


●「Gleam of Dawn」描き下ろし
本編では、留学帰りの暁人がもうすぐ日本に着くぞって船上のシーンから、跡継ぎの直矢を迎えるシーンに急展開していました。
この描き下ろしは、暁人が船を下りて桂木と再会するシーン、それからの二人のこと(主に夜)が描かれています。

桂木は暁人と会うのは二年ぶりだっていうのに、開口一番、暁人の長い髪にお小言…
でも、桂木は暁人を送り出した部屋で暁人を待っていたんですよ!このクーデレめ!

そして桂木の家を行き来するようになっても、暁人はまだ髪を切らない。
その理由を想像する桂木からは暁人への愛が溢れていて、あの桂木が暁人に抱かれちゃってるっていうのが改めて官能的で萌え転がりました♥

この描き下ろしがあってこそ、『憂鬱な朝』の完結です!!!!!


●「Life」描き下ろし
離れても二人が同じ時間を歩んでいる証しの懐中時計。
暁人が持っていた方が傷だらけだった理由、それに桂木がブチ切れてることがコミカルに描かれています。
暁人はさらに桂木を怒らせそうですw

この本の値段、収録内容を考えたら、全く高くないです!
実質タダどころか、日高先生&タキエ先生、chara編集部からのプレゼントです。


そして【完結記念 原画展】の滾る想いも吐き出したい!
日高先生のカラーはデジタル出力ですが、漫画原稿はトーンまで手貼りしている完全アナログで、直筆絵が所狭しと展示されている贅沢と感動をどう表現していいかわかりません。
アップになればなるほど目力を増すキャラ達にただただ圧倒されました。

桂木様のふんどし絵、ペン入れはコマ枠で途切れてますが、印刷には出ないブルー線で続きが描かれていました!
(桂木様のふんどし全体をまぢまぢと観察させていただきました♥)
※展示は3/22まで

会場には、ネームと下描きの直筆絵のファイルが何冊もあって、自由に見ることができました。
ネームはとにかく線がいっぱい描かれています。
キャラや物体の造形を何度も何度も線を引いて輪郭を決めていってる感じで、これがネーム?って驚くくらい描きこまれています。
こけし絵はなく、ネームの段階から『憂鬱な朝』の雰囲気が漂っています。
(対談の中でタキエ先生がネームをきると仰っていましたが、私には原稿と見比べて日高先生が描いているように感じました)

下描きは、描きこまれた多数の線から一本を選んでいるのかもしれません。
そして下描きを122%拡大して、トレースしてペン入れをしているとのこと。

ネームを拝見していて、桂木に視線が集中することに気付きました。
桂木の目力が描きこまれているからかな?
実際のところはわからないし、キャラそれぞれに思い入れはあると思うのですが、やっぱり桂木に対しては特別な思い入れがあって、ペン入れよりもネームの自由な線にそれが現れているのかなって私には感じられました。

【完結記念 原画展】前期は3/22まで。
展示が総入れ替えされた後期は3/23~31までの開催。
会場のノートには国外の方も数多くメッセージを残していました。
直筆絵を拝見できるチャンス、多少無理してでも行ったほうが良いです!

8

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