道徳、スポーツ、勉学、芸術…それぞれの代表が集う “四逸"(しいつ)。

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表題作私立帝城学園-四逸-1

永南那治(α・帝城学園1年生)
一条春太(Ω・帝城学園1年生)

同時収録作品私立帝城学園 ー四逸ー 番外編 辻編

椿 α,先輩,アーチェリー部主将
辻秋彦 Ω,後輩

同時収録作品私立帝城学園 ー四逸ー 番外編 お子様はα

井坂隆臣(α,一昌の夫,エリートサラリーマン)
井坂一昌(α,隆臣の妻)

あらすじ

恋人であるα(アルファ)の那治(なち)に突如として別れを告げられてしまったΩの春太(はるたか)。
那治は代々続く政治家の家系で、自らも政界に進むことを期待されていた。
彼はそれを実現させる為に一族が通ってきた帝城学園へ入学する。
春太は別れても那治を支えたいという一心で追い掛けることを決める。
しかし帝城は春太の常識を遥かに超えたセレブリティの揃うエリート校だった。

作品情報

作品名
私立帝城学園-四逸-1
著者
夏下冬 
媒体
漫画(コミック)
出版社
ふゅーじょんぷろだくと
レーベル
POEBACKS THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS
シリーズ
私立帝城学園-四逸-
発売日
ISBN
9784865895568
4.1

(143)

(73)

萌々

(40)

(19)

中立

(7)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
14
得点
589
評価数
143
平均
4.1 / 5
神率
51%

レビュー投稿数14

すっごい面白い

設定がしっかりしていて、作品の世界観に引き込まれました。学園に君臨する4人がいたり、その4人と繋がりを持ちたいと必死になる人がいたり、面白かったです。

受けは、好きな人を支えようと思いに学園に入学しましたので、そんな学園事情には興味ありません。ですが、とあることをきっかけに学園に君臨する4人のうちの1人と関わりを持つことになります。
まず、好きな人のために学園に入学する受け健気でいいなと思いました。その後も懸命に頑張ってて、見た目は可愛い系ではないですが健気で可愛かったです。
元々好きな人と、関わりを持つようになった学園に君臨する1人とどういう風になっていくのかどきどきするような作りの作品だと思います。

1

設定が良い!!!

エリート校に君臨する曲者4人にときめきく世代には、この設定だけでワクワクするのにパブリックスクールみも加わったら眺めているだけでも楽しい!!

別れた彼氏を追いかけてきた主人公が奮闘する姿はコミカルで、あれ?表紙の不穏な雰囲気とは違う…とは思ったけれど、それも楽しく、何を考えているのか分からない四逸は恐ろしく(楽しい意味で)、本音を隠している那知とそれを知らずに傷ついた春太の想いは切なく…それぞれの策略・想いがどうなってくのか読めない面白さ!!

オメガバ設定も今のところは格差くらい?オメガバのえげつなさが少ないのも嬉しいところ。学園ものという印象が強いですが、まっすぐ強いところが魅力的な春太にも発情期が来るのかと思うとワクワクしちゃいます。

2

面白い

なんか久しぶりに心に残る作品に出会いました。
元々画力があって、お話が個性的な夏下さんの作品は好きで、作者買いしていました。
しかしこの作品は、続きが気になる学園もので一際面白いですね。

表紙のようなちょっと官能的な三角関係かと思いきや、お話のテイストはもっと爽やかです。
エリート学校、イギリスのパブリックスクールを彷彿とさせるような学校が舞台です。その学校の中で、各分野で特に秀でたものがなれるという四天王、四逸という存在があり、学園に君臨しています。
強烈な階級社会の中で、成り上がろうとするものたち、それとは一線を画そうとするものたちが織りなす群像劇、とでもいいましょうか。

しかし、主人公はいたって爽やかで、学園の中にあって純粋さを忘れない好青年です。
そうそう、これはオメガバースなので男性同士の恋愛については自然に描かれていますが、むしろオメガバースであることを忘れてしまうくらいストーリーが面白い。

恋人を追って入学した春太ですが、相手の那智はアルファで家柄ゆえに春太との別れを決意する。
勉強についていくことや、学園でのしきたりなどにとまどいつつ、自分が正しいと思うことを臆せず言う姿勢に、ある四逸に気に入られます。

お話としては、王子様に気に入られる普通の人、ということで少女マンガなのですが、陳腐にならず作り込まれたストーリーで読ませる読み応えある作品です。

細かい設定が本当に凝っていて、作者さんのこだわりが伝わってきます。

3

逸材と思惑がうごめく学院もの

2巻発売のタイミングで購入。
作家さま買いです。
物語の舞台は上流階級の人間が集まる名門校。
高校なのか大学なのか不明ですが、やや大人っぽいパブリックスクールのような雰囲気。
"四逸"と呼ばれる道徳・スポーツ・勉学・芸術…それぞれの分野に秀でた人物達からなる、成功に最も近いと噂されている全学院生達の憧れの倶楽部があったり、社交界へ出るための経験を積むためのダンスパーティーがあったりと華やかです。
というのは表向きで、実際は将来のための人脈作りを行う場だったり、学院内のスクールカーストが垣間見えたりとややシリアスな場面も。
1巻は元恋人を追いかけて入学した春太をメインに描かれていくのですが、そんなシリアスな雰囲気の中でも春太のコミカルさと感情垂れ流しの素の姿が良いバランスとなっていてシリアスになりすぎません。
表情がコロコロ変わって面白い人物なんですよね。
春太視点で何この学校!と思いながら読み進めた方も多いのではないでしょうか。

登場人物や設定等が細かいので、まだ1巻は序章といったところなのですかね?
非常に面白い設定のお話ではありますが、まだBL的な萌えはあまり感じられず。
おそらく今後キャラクターが立っていくのかななんて。
これからを期待しての萌評価です。
さまざまな思惑渦巻く学院内で、人間関係がどう変化していくのかを楽しみにしつつ次巻に進みたいと思います。

同時収録作のお子様はαで、奥様はαの2人に久しぶりに会えて嬉しかったです。
隆臣の妖精さん具合に悶える一昌が相変わらず(笑)
ベッドシーンも甘々で、この2人はずっと良き夫夫でいるんだろうなと思える幸せな後日談でした!

4

今後の展開に期待大

大作になるぞという予感がビシバシ伝わる作品です。結構古典的な学園ものなのですが、商業BL漫画のオメガバースでこういうの出てきてなかったと思うので、今後の展開が非常に楽しみ!!長く続くシリーズ物になってほしいです。
登場人物については、まだCPが流動的だし、それぞれの思惑も隠されているので推しが決め難いのですが、わくわくしますね。

絵がなんとなく固くなったような気がしたんだけど…コマ割りが小さくなったのかな?表情も固い気がする。

「奥様はα」の番外編も嬉しかった!夏下先生のオメガバといえば…なので、繋がりを持たせるかとは思ったのですが期待通り。

3

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