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表題作恋のトップシークレット

斎賀瑛彦 高校3年生でルームメイト
望月理央 天涯孤独の身の上で高校1年生

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

大きな瞳と華奢な身体に元気をいっぱいつめた高1の望月理央は、天涯孤独の身の上。
ある日、理央が暮らす養護施設に彼を引き取りたいという男性が現れた。
彼の主はさる高名な方で、主のことを「足長おじさん」と呼んだ。
足長おじさんは、理央に良家の御曹司が通う全寮制男子校、私立凰樺学園に入学する手筈を整え、卒業したら自分の正体を明かすという。
一体誰が自分を気にしてくれているのか、好奇心の固まりの理央は転入を決意する!編入第1日め。
広い校内で迷子になって焦った理央は、芝生で昼寝をしていた3年生の斎賀瑛彦の上に思い切り転んだ。
斎賀に即効キスを奪われた上、ルームメイトにまでなってしまい…。


エリート男子校でときめきの恋の予感?!

高一の望月理央は両親を亡くし養護施設で暮らしていた。ある日、足長おじさんと名乗る謎の男性の使いの者が現れ、エリート男子校に転入することに。学園内で迷子になった理央は三年の斎賀瑛彦から突然キスされ…?!

作品情報

作品名
恋のトップシークレット
著者
真船るのあ 
イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
小学館
レーベル
パレット文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784094215823
2

(1)

(0)

萌々

(0)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

足長おじさん。

BL版足長おじさんです。しかも全寮制男子高ものでもあります。

王道・ベタ(も)大好きな私でも、あまりのベタベタ具合にちょっと引き気味になりました。もうタイトルからして手に取るのを躊躇ってしまうベタさ。

まず斎賀(攻)のキャラクターが最初はあまり好みじゃなかったんですよね。もうイラッとしてしまって。

私は『内容が軽くて浅い作品』は(まあそれはそれとして)決して即ダメではないんですよ。ありがちでライトなストーリーだとしても、かえってそこが安心できていいと感じることもあるし。

でも、軽すぎるキャラクターはダメなんです。まあ斎賀は最後までそのままでは行かなかったので(それもテンプレートのうちには違いないんですけどね)なんとかOKでした。

ストーリーとしてはこのレビューの冒頭の1行ですべてと言っても過言ではないくらいです。『足長おじさん』で『男子高・寮もの』ですね。
もう設定とキャラクター紹介だけで完全に先読みできるストーリー展開で、まったく頭使わずに軽~く読めます。

ただひとつ、三ノ宮先生が『え・・・それだけ!?』ではありましたが。
いや、いい人なんですよ、すごく。でももっと絡んでくるのかと思ってたのでちょっと肩透かしではありました。

それでも(ここまで文句言わせておきながら)一応最後まで読ませてくれる真船さんはある意味スゴイとは思っています。真船さん作品は、たとえ評価は『しゅみじゃない』でも途中で投げたことはないですからね。ギリギリでも。

ただ、この作品に限ったことではないんですが、真船さんは台詞にハート記号を使用されるケースが多いんですよね。私はこれがすごく苦手なので気になって気になって・・・もういちいち引っ掛かってしまいました。言い方を変えれば、そこで投げない程度には惹き付けてはくれるんですが。
それ以外は読みやすいと思うんですけどね。

う~ん、あとがきでもハート飛ばす作家さんだからこれはもう諦めるしかないのか?

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