電子限定描き下ろし付き
初めて話したときから、かわいいひとだと思ってた
「バニラ・ショコラ・シガレット」の第一話に登場する豊橋×高槻カプが私は、好きで、好きで、好きでたまらなくて、第一話が超絶神!なので、彼らの過去編が読めてほんとうに嬉しい。
「バニラ・ショコラ・シガレット」の単話の第一話のレビューで「とにかく高槻(受け)が可愛い」「おめめパッチリで長髪でリボンのついた帽子なんか被っちゃって(時には化粧すらするらしい)服装もユニセックスで、いかにも女の子に見えるでしょう〜系に描いてるのに、女の子には見えない不思議さ。」「とにかく人間として可愛いんです。」と書いた私。
二年前の登場時は「ジェンダーレス」という言葉を知らなかったので、彼を何と呼べばいいのかわからず、だけど「男だけどかわいい」とか「女の子みたいでかわいい」とか表現するのは違うなと思ったので「人間として可愛い」と書いたんだけど、今回「ジェンダーレス」という言葉が作中で出て、まさにそれだ!!と。
そして、今回の新作。
やっぱり高槻、かわいい。
そして豊橋、かっこいい。
全体通して、ゆるっとふわっとした雰囲気だけど、「大半の人がノンケだからって、目の前の人間もそうだとは限らんでしょうに」という豊橋の言葉にハッとさせられたし、「女の子だから、男の子だからという決めつけはナンセンスだと思わない?」「好きなものは好き」というメッセージ性が感じ取れて良かった。
けっして声高じゃないし、説教臭さとか押し付けがましさは皆無なんだけど。
彼ら二人がただの隣人から恋人になっていく過程は期待通りだったし、高槻が舞台挨拶で喋った際の「誰かと関わることは 目の前が色づいていく」という言葉も良かったです。
『バニラ・ショコラ・シガレット』ではご飯食べて、仕事して、言い合いして、イチャイチャするというなーんでもない日常をおくっていた豊橋×高槻が、こんなドラマチックな結ばれ方をしているなんて!きゅんきゅんが止まりません!
近づいたと思ったら離れてを繰り返す二人はすれ違いというより、自分の感情についていけなくなると逃げ出す高槻を豊橋が大股で追いかけている印象です。
高槻はこりゃ愛されますわーという言動に(ほんとに可愛い)高得点ですが、いい雰囲気なのに避けられ逃げられても、見捨てず大きな懐で高槻を抱き締めに行った豊橋がMVPです!!
絵に関していうと、豊橋高槻共に洋服が可愛いなぁ凝ってるなぁと思うのですが、一番は最後の夜道のシーンです。
あんなに可愛くて綺麗な夜空があるなんて知りませんでした。最高です。
幸せなお話でしたー
『バニラ・ショコラ・シガレット』で主人公の隣人たちだった、豊橋と高槻の出会いから恋人になるまでが描かれています。
前作では読み足りなかった2人ですが、今作では一冊丸ごと豊橋&高槻CPのお話です。
アパートの隣人として知り合った豊橋と高槻は、豊橋の作る美味しいご飯をキッカケに仲を深めていきます。
素直な言動が多い高槻を可愛いと思い始める豊橋と、自分を認めて優しく接してくれると豊橋が気になる高槻…
どう見ても両思いなのに、事あるごとに逃げ出す高槻にちょっとイラつきました。
高槻は、恥ずかしくなったり気まずくなると逃げてしまうんですよね…
その点、豊橋は一貫して言動がブレなかったので好印象です。
ただ、映画の試写会で告白した高槻はとてもカッコよかったです。
恋をしたり、人と関わる事で景色が色付き、今までとちがって見えてくると言った高槻。
だけど、それって高槻だけじゃなく豊橋も同じなんだと思います。
2人が関わることで、2人の見えている景色は色付いたのではないでしょうか。
とても自然にくっついた2人だったと思います。
描き下ろしでは、椿と我妻が登場しますが、今作ではこのCPが読み足りなかった…
結局、この4人が好きなので、もっと読んでいたいということです!
「バニラ・ショコラ・シガレット」の豊橋×高槻の出会いの物語。
読んだあとすごく幸せな気持ちになりました。じわじわ来るな~。
豊橋のちょっとしたした一言が、ほんと男前で、これは惚れるな~と。高槻もすごく可愛い!
なんかこの二人ずっと見てたい。素敵なんです。
「バニラ・ショコラ・シガレット」冒頭のvol.1で恋人同士だった豊橋x高槻の、出会いから恋人になるまでのストーリーです。
ゲーム会社勤務の豊橋の毎日は仕事オンリー。
ある日、アパートの隣室から『わーーーっ!しぬ…』という声が聞こえ思わず駆け込むが、お隣さんの高槻さんはただお腹が空いてパニクっていただけだった…
晩ご飯を一緒にとり、一気に元気に明るくなった高槻さんは、男なのに仕草も笑顔もカワイイ!
そんなかわいい顔で、豊橋くんのごはんおいしい毎日食べたい、と言われて、あれよと言う間に週1でごはん会をすることに。
そうして始まった、なぜか張りのある日々。
高槻が映画化された小説の原作者だと分かった後も、ポワンとした高槻は変わらない。
だが彼の書いた恋愛小説は彼の雰囲気とは違ってどこかアンニュイで、豊橋は一般の男性のようでもなくまして女性ではない高槻がどんな恋愛をしてきたんだろうと考えたり。
ここまでは高槻のルックスは、長く綺麗な髪と華奢な体型でかなり女性っぽい外見でしたが、ある日アクシデントで髪を短くし、その後は少年的な雰囲気になって物語が進みます。
髪を切ってしまった日の後から高槻と全く連絡が取れなくなった豊橋は、モヤモヤグルグル。有休取ってたことも忘れて出社してしまったり。
そうして揺れる感情に名前を付けずに、それでも高槻に惹かれる気持ちを自覚していた豊橋だけど。
高槻は正直です。
BLの世界では、いわゆる「天然」?
男の子は青?かわいいのが好き。髪を綺麗にしていたい。好きな人からかわいいって言われたい…
そんな高槻でも、好きな人に好きを知られるのが怖い。
気持ちがバレちゃう。豊橋にいやがられるかも…って。
そうして涙ぐむ高槻に、笑った顔がかわいい、って言う豊橋のキスが降る歩道橋にキラめく星空。
それでもまだ「男なのに」ってためらう高槻に豊橋は言う。「…何でダメって思うの?」
それが2人のはじまり。
一つ一つのエピソードがすごくかわいくて、新鮮で、ときめきに満ちています。
「NO SMOKING」
「バニラ・〜」の時間軸になって、椿くんが高槻に豊橋との馴れ初めを聞く話。
それは椿にも気になる「男性」がいるからで…
自然体で天然ぽい高槻に背中を押された部分もあるんだろうな〜。