電子限定描き下ろし付き
待ちに待っっったコミックス。
単話で全て読みましたが、ほんと気に入ってまとめて読みたかったのでコミックスも買いました。
単話のほうでもレビューしておりますが、大好きな作品なのでこっちにもレビューします。
この作品の一番の魅力は豊橋×高槻といういうお付き合いの長いカプならではの安定感と愛おしさあふれるカプの日常を味わいつつ、我妻×椿というリーマン同士がその距離感や存在にドキドキしながらお付き合いに至るまでの恋の駆け引きが楽しめる点だと思います。
もちろんどっちのカプにもキュンとすること間違いなし!
Vol.1はお隣さん同士に住むプログラマーの豊橋×小説家の高槻という同性カプのお話。
表立って行動できない同性カプならではの切なさを絡めつつ、受けの高槻が破壊力のある可愛さです。これについて語ると長くなるので読んでほしい。
このエピソードに神10個捧げてもいい!と思うほどです。布教したい。
Vol.2以降は高槻のお隣に引 っ越してきた会社員・椿と会社の先輩・我妻が登場してそちらがメインカップルとなります。
最初はあまりにも豊橋・高槻カプが良すぎてメインカプの移行を残念に感じていたけど、何度も読むうちにこっちのカプも劣らずいいっ!と思うようになりました。
イケメンなのに内向的で他人に基本興味がない椿。それが豊橋達や我妻と絡むことにより少しずつ変化していく様子がいいです。
最初はお隣さん(601号が豊橋、602号が高槻、603号が椿)が同性愛者でうまくやっていけるかビビっていた椿ですが、我妻に「先入観で決めつけちゃいけない。オープンにしてるって自分の生き方とか相手とか大切にしててめちゃくちゃすごいことだ」とニッコリ諭されます。
たわいない喧嘩をしながらも仲良くいる 豊橋達の様子を見て、「普通だな」と思うようになり、我妻にも「お互い大事にしてるの伝わってきて、正直羨ましかった。」と言うまでに…。
ニコニコ頼れる先輩でありながらイマイチ捉えどころのない我妻が突然、手とか繋ぐ?と差し出してきて、意図が掴めないながらも繋いでみる椿。
手を離した後もその温もりが心に残ってしまった椿が、ぐるぐる考え始めるのとかすっごくいい。人に興味無いというタイプがあれこれ考えるのって…萌えますね♡
高槻は小説家なので、高槻の小説を読んだ椿が、そこに書かれている主人公の描写に絡めて我妻に対する気持ちは後戻りできないと気づくシーンがあります。
小説が高槻のキャラみたいなゆるふわのライトノベル系かと思ったら、正統派(?)の小説でそのギャップに 驚くと同時に高槻の違う面を知れた気がして良かったし、高槻が小説家という設定が実にうまく生かされててとってもいいなと思います。
描き下ろしは我妻と椿の初エッチでポジションは明記されてるけど、具体的なエロ描写はなくて一冊通してエロはほぼ無いに等しいのでそこは期待なさらないでください。
でもほのぼの&キュンにかけては保証します。
全年齢対象BLです。直接的なエロ描写はないです。
エロのあるなし含めてネタバレだと思ってこのレビュー見てる人ごめんなさい。
1つのアパートに住む3人と途中から登場してくる男1人の4人を軸に展開されていく話です。付き合って長いお隣同士のゲイカップルと、そのゲイカップルの隣に越してきたコミュ障イケメンが会社の先輩とくっつくまでを描いています。作中では2組のカップルがいるのですが、どちらも相手を想って真っ直ぐに『好き』って気持ちを表現していて、そこが読んでいて心地よかったです。相手のどんなところに惚れたとか、どんなところが愛おしいとか、2組の日常の中で生まれる些細なことを丁寧に優しく描いています。読後はきっと『可愛いかよ〜』と口に出してしまうと思います(私は言いました)
絵も可愛く、登場人部も可愛い!特に受け君の高槻君。絵が可愛くて少女マンガっぽいですが、ちゃんとBLで、そこがまた良いです。もう一人の受けの椿君も可愛いです、が、ゲイと自覚していないので、最初は「普通」のリーマンという印象でした。
豊橋x高槻の二人は最初から付き合っていて、途中から椿君視点でこのカップルの日常生活の様子が分かります。そんな二人と交流しながら、我妻x椿の関係が進んでいきます。兎に角可愛いです。
この2組の今後の事とか、過去のことが気になりました。特に、高槻君は両親とずっと話してないみたいな事を言っていて、ゲイだった事で辛いことがあったのかなと思いました。あんなに明るいのに過去に色々あったのかと思うと・・・ホロリ。続編や過去偏ないかな~と欲張りな気持ちになるほど好きな漫画です。しかし、無くても構わない!これ一冊だけで満たされる!既に何度も読み返している作品です。
確か、広告で気になった「ビター・シガー」を先に買い、幸せを分け与えてくれるような作風とセンスの塊みたいな画面に惚れ、豊橋高槻も出てくると知ってこちらを追加で買い求めました。
吾妻椿めちゃくちゃ好き……!!
吾妻さんは爽やかでも飄々として今ひとつ何を考えてるか分かりにくい人なんですが、話す相手のことを大切にしてるのが伝わってきます。
豊橋高槻椿が割とキャラ濃いめなので、彼が出てくると程よく力が抜けます。
「寂しい」なんて目の前で言って、誰から見てもイケメンな成人男性なのになんだか初心で素直で思わせぶりな椿くん。そんなのかわいいに決まっている……。
ケーキのロウソクが吹き消された瞬間の見開き、ドキドキしました。騒がしい居酒屋で、なんて静かなキス。映画みたいな画角で最高です。
私が吾妻椿をこんなに好きなのは多分、まだ完成していないからかなーと思います。
豊橋高槻は「ビター・シガー」と本作で関係性として完成したところを見せてくれています。喧嘩しても仲直りする、安心感がある。
けど吾妻椿はまだまだこれから始まったばかりで未完成。想像の余地が無限大で、そこが良い。描かれなくとも、豊橋高槻と方法や進行は違えど、同じように穏やかに丁寧に相手を大切にする二人は当たり前に存在するはずです。
一生手繋いでて……。
……でも恋人してる吾妻椿ももっと見たいな〜!!!吾妻視点の椿くんが見たいよ!!!
未だにこの街舞台の続編待ってます!!!
豊橋×高槻は付き合って数年後の日常話で
我妻×椿は付き合うまでのお話です。
どちらかと言うと結ばれるまでが読みたいというか、結ばれた経緯を知ってこそのイチャイチャだと思っているので付き合ってから作品は手に取らないのですが、こちらは豊橋×高槻出会い談のコミックスもあるということで入手しました。
そして最高でした!納得の高評価です!
我妻×椿はもちろん出会いを知らない豊橋×高槻も楽しめました。
豊橋×高槻は初めての二人旅行が豊橋の仕事でおじゃんになってしまう話。
たった1話ぶんなのに二人の信頼関係が伺えて最高に萌えます。
今までもこういった小さな事件は起きていて、そのたびにお互い思いあって解決してきたんだろうと感じさせられる仲の良さに悶えます。
これからも衝突しては仲を深めるを繰り返し、いい年のとりかたをしていくのだろうなとほっこりきゅんきゅんです。
椿じゃないけど二人見て羨ましいと思っちゃいます。
羨ましいなんて言ってる椿ですが、あなたもいい出会いしてるじゃないの!と言いたくなる我妻×椿編。
ノンケの椿がゲイの我妻を好きになって結ばれるお話ですが、人が人を成長させるってこういうことなんだなぁと感動しました。
椿はお隣さんが同性愛者だと分かった時凄く動揺していました。そのため我妻を好きだと自覚した時もっと否定的な感情が湧いたり、そもそも惹かれること自体にストップをかけてしまいそうなものです。
しかし椿は上手に自分の気持ちと向き合えていて、これは我妻の言葉や豊橋高槻の"普通"な日常に触れていたからこそだと思います。
我妻、豊橋、高槻の出会いがあったからこその今の椿なんだなと。椿はとてもいい出会いをしたとこちらも羨ましい限りです。
また、我妻の視点が一切ないためこの人は何を考えているのかとより作品に引き込まれました。
眉間をグッと寄せる笑い方がなんだか切なくて、どんな恋愛をしてきたのか気になります。
我妻×椿の付き合ってからはあまり描かれていないので我妻視点で読んでみたいです。
我妻の心の声を聞いてみたい!仕事も恋愛もそつなくこなしそうですが、どういう風に椿を愛するのでしょう。気になる~!