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美童若旦那、恋慕ふは好色男

bidouwakadanna koishitau ha koushoku otoko

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表題作美童若旦那、恋慕ふは好色男

春助,26歳,かんざし職人
伝次,15歳,呉服屋の若旦那

その他の収録作品

  • 番外編・一
  • 番外編・二(描き下ろし)
  • カバー下:人物紹介

あらすじ

舞台は江戸。呉服屋の次男坊・伝次は、菩薩のように優しくまじめな美少年。綺麗なものが好きで、特にかんざしが好きな伝次は、ある時、贔屓のかんざし職人・春助と偶然出会い、かんざしを作るところを見せてもらえることになる。浮かれて春助の家まで付いていくが、女と間違われて襲われ、男色に目覚めてしまう!実は春助は来るもの拒まず去る者追わずの好色男!ただ、女しか抱けないと言う。それでも春助を諦められない伝次は!?美麗に艶やかに綴られるノンケ同士のお江戸恋愛絵巻!占地、デビュー作!

作品情報

作品名
美童若旦那、恋慕ふは好色男
著者
占地 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ハニーミルクコミックス
発売日
ISBN
9784065175903
4.3

(86)

(54)

萌々

(11)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
21
得点
365
評価数
86
平均
4.3 / 5
神率
62.8%

レビュー投稿数21

時代物だからこその艶っぽさと色気

これ、BLニュースで書影みて、全く未知の作家さんだけど絶対買う!!!って、勢い込んでポチった本。
超、超、大当たりでした。
絵がね、絵がもう、超絶に色っぽい。
頬染め、うつむき、上目遣いの下がり眉。
抜き衣紋のうなじになで肩。
すべすべした細い脚。
髷にほつれ毛、乱れた着物。
あとは、尖った舌先!
これは、時代物だからこその美しさでしょうね。
ストーリーも、若旦那の伝次の行動の突拍子のなさに、時代物としての一貫性があって好ましかったです。

それにしても、本当に絵が上手い。
HPも拝見しましたが、そりゃあもう美人さん揃いで、うっとりでした。


4

おぼこい受け

迷う隙なく【神】です。
こんなに素晴らしくてデビューコミックだなんて信じられません。
電子の単話配信で1話を読み、虜になりました。
迷っている方は買われた方がいいです。以下、ネタバレ含みます。

穏やかで優しく菩薩のようだと周囲から云われる呉服屋の次男坊・伝次(受け)
作中使われている「おぼこい」という表現がぴったりです。
攻めと出会い欲情を覚え別の一面が現れます←ものすごく色っぽいのに純粋さが失われていません。
伝次が心底惚れている簪の作り手・春助(攻め)
女の人が訪ねてきて、今日はまだ他の女に取られてなくて良かった!というくらいの好色男です。
(ただし作中頻繁にその描写があるわけではないので、しんどさは感じませんでした)
その女オールオッケー男NGだった春助が恋煩っていく姿が、最高に好きです!!
100ページを過ぎても[伝次]の名前すら知らないんですが、頭の中はもう伝次でいっぱい。尊い。

ストーリーのみならず絵も本当に美しいです。濡れ髪・こぼれ髪の表現も匠で驚きました。
人物の表情が特に魅力的でどんどん惹き込まれ、二人とも大好きになりました。
占地先生のこれからの作品もすごく楽しみです!

描き下ろしは2つ+カバー下あり
〇春助が簪職人になったいきさつを伝次に話すお話
〇ハプニングで伝次が春助を家に連れてくるお話
長々すいません、最後にこのカバー。素敵と思ったらやっぱり装丁・楠目智宏様でした。
※紙書籍購入でのレビューです

3

艶っぽさ半端ない!!!

15歳らしいおぼこさ!
15歳とは思えない艶っぽさ!
呉服屋次男の働き者・伝次がとにかく可愛かったです。

好色男の簪職人に手を出され、大好きな人に求められる嬉しさから大胆に豹変してしまうも女と勘違いしていた春助に「男は抱けねぇ」と突き飛ばされた時の表情・・・・・たまらねぇな♡
切なさを見せつつも失恋に悲しむ姿は可愛らしさ満載で愛おしさMAX!!

春助が伝次で頭いっぱいになっていく姿は見ていてニヤニヤが止まりませんでした!

3

そりゃノンケも堕ちる♡

好きです。「百と卍」とはまた違った江戸時代の情緒。作画もとても美麗。受けちゃんがとにかく可愛いし、色っぽいし、攻めさん大好きオーラをこれでもかッ!!てくらいに振りまいてて、そりゃノンケも堕ちるわ♡攻めさんも男前。このCPのその後とか細かいキャラ背景とか、もっと色々知りたくなりました。是非とも続編をお出し頂きたい。

2

美麗作画と艶やかさに圧巻です!

以前から気になっていたのですが、機会がありやっとのことで購入しました。読了後、とにかくこの感動を誰かに伝えたい…!!と居ても立っても居られなくなり、口下手ながらはじめてレビューを書くことにしました。


とにかく、美形がお好きな方には絶対に読んでほしい一冊です。


占地先生の素晴らしい作画力は表紙からも見て取れますが、ペラペラ…とめくっただけで「えっ…こんなに美しい絵をこんなにたくさん…?!」と漫画としては当たり前なことを感じてしまいました…。
が、表紙を見て購入したものの、本編が期待していた絵柄と違う…というようなことが度々あったので、本作の美しさに加え安定した作画には本当に感動しました。

また、濡れ場がさほど主役になっていない構成には驚きましたが、直接的な描写をなしにしてここまでの色気が出るのか…!!と感じました。
伝次の劣情を誘う伏せ目、困り眉、春助の伝次に比べ男らしい骨格や切れ長の目…
二人の表情がとにかく色っぽくて綺麗で、一枚一枚じっくり眺めてしまいました。
さらに着物がはだける様子や繊細な長いまつ毛、髪の描写がより色気を増幅させていて…
素人目になりますが、着物の描写が好きな方にも楽しめる作品だと思います。

作画にばかり言及してしまいましたが、ストーリーもほどよく緩急があり、基本的に明るく、とても面白かったです。
重いストーリーではありませんが、心理描写は丁寧だなと感じました。


長くなってしまいましたが、ストーリーとしては割と万人ウケしそうなものだったので、試し読み等で絵柄が刺さった方は絶対に読むべきだと思います。

2

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