電子限定かきおろし漫画付
表題作の他に2つの一話完結の話が入っています。
世話焼き狼男✕ずぼらな魔法使い
3話完結なので、展開が早かったです。
イオリがハナオに自慰を教えたり、ハナオがイオリに恋をしていると気付いたところは可愛かったです。
童貞後輩✕ビッチ先輩
酔っていた塩谷をホテルに連れ込んで襲った和泉が大学で一緒にプレゼンをしなければならなくなったお話です。
和泉に童貞を奪われたことに塩谷が気付いて終了なので、もっと先が見たかったです。
バイ社会人✕大学生
バイが理由で離婚した渉と渉のことが気になる新のお話です。
新に抱かれそうになって焦る渉が面白かったです。
DMMは白抜き修正でした。
獣感がビシビシ伝わってくるような表紙だし、呪いを解くとかどんな展開になるんだろうと期待して読んだのですが
ハナオは狼男と人間のハーフということなので
満月の夜に獣化してしまうというのもあまり驚きはなかったです。
そして10年かかって研究したのに結局性欲でコントロールする、という解決策になってしまうのかー、と物足りなさを感じました。
そもそもイオリが魔法で呪いを解く、とかではなかったのですね(汗)
10年どんな研究してたのか、逆にそこが気になりました。
表題作はファンタジー、同時収録2作入ったデビューコミックス。
肉体労働や攻撃系魔法など苦手分野をサボってるところを毎度師匠に怒られる魔法使いのイオリ。
師匠に「満月に獣化して暴れる狼男のハナオの呪い」を10年以内に解けば今後得意分野だけしててもOKと条件を出され、ハナオと暮らし始めて10年目。
ズボラなイオリと世話焼きのハナオ。
狼男のワンコ攻めは可愛かったですが、全体的にちょっとよくわかりませんでした。
結局呪いは何だったのかな??
ハナオがイオリに恋をし始めてるのに気付いたイオリが魔法でハナオの恋を抑え込んだけど、あれの真意は…ハナオの為風な流れでしたけど。
何となくゴチャって感じで読解力のない私には呪いの解決方法もよくわかりませんでした。
同時収録はビッチがうっかり酔っぱらってる童貞ノンケをくっちまって、後日自分とのセックスは覚えてるけど顔は覚えていないと言う塩谷と大学で後輩として再会する話。
初セックスの相手が先輩だったと塩谷が気付いたところで終わるので短編感溢れるお話でした。
個人的には同時収録2作目のバツイチでバイのリーマンとノンケ大学生のお話が短編でしたが好みでした♡
本作は人外もののタイトル作とその書き下ろし後日談に、現代ものの
短編2作を収録した短編集になります。
「獣の呪いは恋で解く」
満月の夜に獣化する狼男と人間のハーフと人間の魔法使いのお話です。
今から10年ほど前、受様はまだ魔法使いとはしては半人前でしたが、
肉体労働や攻撃系が不得手で苦手な分野の仕事から逃げ出しては師匠
から雷を落とされていました。
受様は師匠に苦手な仕事をするよりも向いている研究分野の仕事をし
たいと訴えます。すると師匠孤児院から引き取ってきたという攻様を
その自慢の頭で救ってみろと持ちかけます。
攻様は狼男と人間のハーフでしたが、満月の日が近づくと変身して
凶暴化してしまうため、人の世を追われた子供でした。受様は攻様の
獣化の発作を抑えられたら、好きな仕事だけ選んでよろしいという
師匠の言葉に乗せられて獣化発作を抑える研究に着手します。
10年の期限を設けられたものの、受様は早く自由になるべく研究に勤
しみます。攻様は料理も洗濯も片付けも全面的に苦手な受様の身の回
りお世話をしながら、受様の研究に付き合いますが、期限が近づいて
きても攻様の獣化の発作を抑える術をなかなか見つかりません。
また月が満ち、受様は発作の前兆の出た攻様を鎖につなぐ事しかでき
ません。攻様は誰かを傷つけてしまう事の方が怖いからと言いますが、
受様は何もできない自分が歯がゆくてなりません。
そんな中、狼男の仕業と思われる新聞記事を眺めていた受様は被害者
に女性が多い事から獣化には生殖本能が関係しているのではないかと
思いつきます。
2人は受様の仮説を実証するため、次の満月の時に攻様の性欲をコント
ロールすべく自慰のお手伝いをする事になります。
果たして攻様は獣化の発作を抑える事ができるのか!?
栗原さんのデビューコミックスで雑誌掲載された3話分+書き下ろし後
日談がタイトル作になります。
帯の「狼男×魔法使いの十年愛 獣の呪いは月夜に彼を狂わせる」とい
うキャッチコピーが良かったので購入しました。しかし全くもって
「十年愛」感が不足してました (>_<)
攻様の受様への切ない恋は感じられるし、受様が攻様を大事に思うから
こそ恋心を封る事にするのも判るけど、10年間のあんな事とかこんな事
とかあってこそ「十年愛」じゃないですか!?
しかも受様が魔法使いとして活躍する場面もなさ過ぎです。受様が魔法
使いとしてすごい魔力を魅せるシーンがなく、自分を「人ならざる存在」
というほど魔法使いに特別感が感じられませんでした。
とは言え、年下ワンコが無自覚に受様を慕っている様子や、受様が攻様
に"普通の人"としての幸せを与えたいからと攻様の恋心を封印する展開
はけっこうグッときました♪
他の収録作は下記の通りです。
「君はやさしい侵略者」
ノンケの大学生×ゲイの大学生
ワンナイトラブなはずが思わぬところで再会するお話
「言えない恋が溶ける夜」
バイの会社員×ゲイの大学生
雪道での事故をきっかけに交流が始まるお話
タイトル作よりも現代ものの収録作の方がMYツボでしたので、次回作に
期待させて頂きます。
表題作と描き下ろし+同時収録短編の3作品。
表題作は人外ものですが、短編2作品は人外じゃないですよ。
★獣の呪いは恋で解く★
狼男と人間のハーフであるハナオは、獣化の呪いで凶暴化し人の世を追われた人狼。
獣化の発作を抑える方法を10年で解明すれば自由にしてやると、
魔法使いの師匠から託された弟子のイオリ。
一緒に住んで研究し10年で、性欲処理で獣化をコントロールできると突き止める。
ハナオが獣化する前に鎖で繋いでいるんですが、
ケモミミ姿になったハナオの自慰をイオリが手伝い、
上手く出来ないハナオに口でお手伝いするイオリ…恥じらいと気持ち良さで赤らむハナオの表情がいい。
獣化が治まりハナオの恋心を察したイオリは、
ハナオを人の世に戻すため、恋を封じるおまじないを掛けますが、
このおまじないが掛けられたことを、ハナオはずっと知らないままで、
タイトル通り恋心が魔法や呪いを解いていく。
でも、まじないで封じようとしたことで、
イオリを想うと胸が痛んで苦しくなるなんて、身体に想いを刻んでいるようにも思えていい。
ハナオがイオリに恋心を感じる時の、赤らんだ表情を目にする度にキュン。
ほんと表情がいいんですけど、獣化して狼男になった姿も荒々しくてカッコいい。
でも一番好きなのが、ケモミミシッポ姿で髪型も少し変わるので、
ケモミミは可愛いのにちょっとワイルド感増しで堪らない。
この作品は魔法使いイオリの魅力がイマイチ伝わらないんですが、
ハナオの幸せを一番に願っていたのだけは伝わってきます。
描き下ろしでは、ズボラなイオリに文句を言うハナオがエッチでごまかされてますが、
ここは止まらないワンコ攻めで下克上して欲しいところです。
★君はやさしいは侵略者★
隠れゲイビッチがゲイタウンで男と揉めている時に助けられ、
お礼も兼ねて酔った相手に襲い受けしたワンナイトでしたが、後日大学の先輩後輩として再会。
後輩には気づかれずに済みますが…。
遊んだ相手の変態プレイが嫌で逃げているビッチ先輩ですが、この変態男がしつこい。
だからこそ同意のない行為について、今までの自分を省みることができる先輩です。
このタイプのビッチは苦手で内容も好みじゃないんですが、
年下ワンコ攻めのピュアな可愛さには勝てないわ~。
★言えない恋が溶ける夜★
雪深い田舎へ転勤になった会社員が慣れない雪で困っているのを、
大学生に助けられことが切っ掛けで交流が始まる。
大学での友達付き合いに疲れを感じていた頃で、
一緒に食事をして過ごす時間が心地よくなっていく二人ですが、
新天地でやり直したかったと、会社員から異動願いで転勤した背景を伝えられ…。
雪深い町が舞台っていいなぁ~寒いからこそ温まりたいと思ってしまう。
ちょっと人生に疲れた会社員が、どこか頼りなげなのも雪にあいますね。
勝手に年下ワンコ攻めだと思ってたので、
バイの会社員が抱きに掛かった時はちょっとテンションが上がったわ。
大学生が方言だともっと良かったのになぁ。
Renta:修正はトーン描写に短冊です。