電子限定描き下ろし漫画付き
正直表紙の絵とあらすじから、サクッと読んで、二度読みまで行かず一度読んだら満足してしばらくしたら忘れる感じの作品だろうな~と思ってました。すみません。
全然そんなものではなかった。
何と言っても攻のラークが…!!
美形、優しい、恋人を大事にする、強い、でも少し抜けてて天然。
魔族ってこんなの?ってくらい優しく良い奴なのですが、一月にときめいているラークが可愛い。
気に入り過ぎて、既に何度か読み返しています。
この作者さんの作品、もっと色々読んでみたいなと思える作品でした。
1話試し読みのときに見た「人を勝手に不幸扱いしてんじゃねェよ」という一月の言葉が好みだったのと、強い男受けが好きなので購入しました。
ストーリーが荒いかな…とは思いますが、脳内補完が好きな人にはとても嵌まって良いと思います。
幸せな時間が長くあることに重きを置いていたラークが人間になってもいいと思える程に一月を好きになった過程をもう少し詳しく知りたかったです。
ラークの可愛いとか好きとか楽しいとかをはっきりと言葉で伝える様がとても良いと思いました。冒頭では、傲慢で不遜な亜人かと思ったのですが、結構バカで感情をはっきりと伝える優しい人(亜人)で、こういう攻めも素敵だなぁと思いました。
吸血鬼ですよ。
読まねばなりません。
「屁怒露紅苺」(ヘドロベリー)の刑で魔界から人間界へ送られた吸血鬼のルーク。
彼の唯一の餌である一月(いつき)の元へ落とされたものの、幸福度に左右されるという血の味が最悪。
旨い血を吸うために「一月を幸せにする」と言う強引なルークに振り回されて…。
途中、「一月」と連呼しているルークに対して、「1ヶ月で幸せにしてやる!」と言っているのか、「1ヶ月間、幸せにしてやる」と言っているのか、どっちなんだと思ってしまいました。
変だなと思って読み返したら、「一月」と書いて「いつき」という名前だったんですね。
冒頭で「瀬名」という名字は出てくるものの、「名前を教えろ」の流れからの「一月」呼び。
ルビを見落としていたわたしが悪いのですが、ちょっと分かりにくいかなあと思いました。
ストーリー的には、親に捨てられて孤独だった少年が、吸血鬼との生活を通して「誰かといるあたたかさ」や「自分のことを思ってくれるひとがいる安心感」を初めて知っていくというもの。
コメディ色が強めで、わちゃわちゃしながら2人のこころの距離が近付くのを見守っていくわけですが、テンポが…、合わない。
笑いを狙った流れなのは分かるのに、テンポが微妙に早いんです。
滑舌の悪い早口漫才を見ているかのような感覚?
プロットや設定が頭に入っている作者さんや編集さんには伝わるけど、初読の読者には優しくないコマの省き方や場面転換があるような感じ。伝わりますかね?
万人が同じテンポというわけではないので、このテンポに合う方も絶対数いらっしゃると思うのですが、わたしには合いませんでした。残念。
作画は綺麗です。
ただ毎回、一月のバイト先の店長の登場シーンで、店長がルークに見えてしまって…。
似ているのは、後に明かされる設定から「なるほど」と思えるものの、明かされるまでが長いので、そこまでずっと「ルーク?…ここ、バイト先?あ、店長?」という戸惑いがありました。
萌えやすいストーリーなだけに、テンポが合わなかったのが本当に残念で。
合う方なら、がっちりハマると思います。
商業で吸血鬼物を探していて購入しました。
設定がただ血を吸うだけでなくて、幸せにする!という目的のもと進んでいくのが斬新で良かったですね〜
ところどころ笑える要素もあり、ほのぼのもあり、他の登場人物もいい味を出していて読んでいて飽きなかったです!