SS付き電子限定版
ボロアパートでお隣同士になった遣斗と荘志。
荘志が作るごはんを朝夕共にして1年、
ゲイの遣斗は荘志を好きになる。
30年間ひとを好きになったことがなく、
言葉がスムーズに出ないせいで人付き合いが下手くそな荘志。
その荘志が一生懸命、遣斗に気持ちを伝えようとするのにキュンとしました。
とにかく荘志が奥手なので、まさかエッチ無しか?!とヒヤッとしましたが、最後の最後にありました♡
〝なつめさん〟に比べるとキノコの描写がかなりソフトで新鮮でした^ ^
まわりの評判が良くて気になっていた作品、やっと読みました。メタラーさんって何だろうと思ってたらメタル好きさんって事なのね。
思ってた感じと違った〜。もっとカラッと明るくポップなお話だと思った。そんで、モヤモヤする点がいくつかあったのでそこが気になっていいお話だなとは思えなかった。
モヤモヤポイント
①幼児に恋愛相談するところ
主人公の遣斗は貧乏大学院生。幼年教育学科に在籍していて保育園でバイトしてるんだって。お迎えが20時の延長保育の早熟年長組園児みちこさんと同僚でゲイの友達、竜童に壮志さんとの事を相談すんの。案外子どもって人間関係わかってて驚くような発言したりするけどそれでもいくらバイトとはいえ先生が5歳の子に話す事じゃない。
あと、見返りに100円求められてそれは拒否するものの、おやつ3倍って交渉してんの。
この子の成功体験になっちゃうからこういうのしちゃダメだよって真面目に思ってしまう。
②壮志さんは恋愛感情とは言えないのでは?
はじめて仲良くなった遣斗から恋愛の意味で好きだと告白され戸惑うものの受け入れた壮志さん。
そもそも人間関係を上手く構築できない壮志さんだから遣斗と離れる事が寂しいから受け入れたんじゃない?と思ってしまう。本当は友達関係で充分だったけど、相手が望んでるから流されてるんじゃない?この先が描かれていないから壮志さんがこの先どうなっていくのかわからないけどLOVEなのかな?
コミュニケーション力が向上して同じ音楽好きとして竜童と友達になってたり、職場の皆さんと打ち解けたあと、遣斗への感情がLIKEではなくLOVEだと確信してから付き合って欲しかった。
この作品では気持ちはLIKEだけど繋ぎ止めたいから付き合うことにしたように感じてしまいました。
あと、幼年教育学科って卒業したらどんな職に就くんだろう。まさか、保育園じゃないよね。薄給だよ?大学院まで進んでるから教育関係の機関かなんかで働くのだろうか?
紙本で購入
ボカシなしだけどシンプル線のみなので見逃すかも。しかも壮志さんの壮志さんのみしか描かれていません。
大学院生の遣斗はガス管の壊れている格安の新居で凍死寸前のところを、隣人の壮志に助けられる。長髪に黒づくめな彼はメタラーで、無口だけれど美味しいご飯を作ってくれそれから毎日一緒に食事をする仲に。コミニュケーションに難があり人と話すのが苦手で、メタルの爆音で距離を置き自分を守ってきた壮志。ゲイである事を言い出せないまま、遣斗は壮志の優しさに触れ段々と惹かれていく…。言葉が上手く出ず人と接するのを避けてきた壮志だけど、遣斗は彼の言葉を待ちゆっくりと寄り添っていて、2人の気持ちが穏やかに通じ合っていく感じがとても素敵。
付き合って1年、同棲して半年経ってやっとセッするなんて、ゆっくりが過ぎるし可愛すぎる2人(笑)でもそんなマイペースな2人が、何ともほっこりして愛おしいのだった。そしてマミタ先生がメタル好きとわかったのも嬉しい〜。
40才まで┅でマミタ先生を知り、
過去作を追ってたどり着きました
メタラーいい人説に全面的に賛成。
しかも今作の受、壮志さんはとても器用で
お料理もお菓子作りも編み物も上手なのに
口下手というギャップがすごい!
まっすぐ見つめながらコクコク頷く姿が
めちゃくちゃかわいいです。
ピュアなハートを守るためのメタラーなので
恋愛耐性はもちろんゼロですぐ気絶しますが、
拒否はしません。
とことん良い人の壮志さんが、幸せになるまでの道のりを、
あたたかい気持ちで見守る充実感。
今年一読み返している1冊です。
マミタ先生といえば、個人的にはやっぱり『40までにしたい10のこと』が最高だなあと思うのですが、こちらのメタラーさんは、2番目に好きな作品です。
初めて読んだのは一年ぐらい前…かな?昨日久しぶりに夜中読み返して、初めての時と同じように少し泣いてしまいました。
受けがメタル好きのメタラーさんですが、メタルについて全く知らなくても問題なく世界観に入り込めると思います。
出会ってから好きになっていく過程、お互いを想い合う気持ちがしっかり描かれていて、じんわりしたり、ときめいたりしました。
やっぱりマミタ先生はストーリーがうまいなあ…
出会ってから三年目、最後に一歩踏み出して結ばれる二人の姿が本当に感動的!
メタルや音楽にはそんなに興味ないな、という方にもぜひ手に取っていただきたい作品です。