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表題作スケベの青春

三田村泰介,17歳,スケベにこだわりを持つ高校3年生
早見景,みんなのアイドル的存在の高校3年生

その他の収録作品

  • スケベの青春-スケベのその先へ編-(描き下ろし)

あらすじ

童貞ながら"スケベ"に一家言ある三田村は、ひょんなことから、同じクラスの友人・早見が「人前で決して脱がない」ことに気づく。
容姿端麗で文武両道ーー少女漫画に出てきそうな学校のアイドル的存在である早見は、なぜ脱がないのか…?
早見は一体何を隠しているのか……?
そして俺は、一体何をこんなに興奮しているのか………?
混乱と欲望のまま手が動き、三田村は早見のスケベな合成写真(エロコラ)を作ってしまう。が、早見本人にバレてしまい!?
純情、ゆえにカオスーー奇才・畠たかしが贈る、異色の青春ラブコメディ。

作品情報

作品名
スケベの青春
著者
畠たかし 
媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
ISBN
9784864423861
4.1

(297)

(149)

萌々

(75)

(54)

中立

(12)

趣味じゃない

(7)

レビュー数
42
得点
1219
評価数
297
平均
4.1 / 5
神率
50.2%

レビュー投稿数42

青春とBL

歳を重ねると、学園モノ恋愛漫画で、この子達は恋愛の事ばかりで、勉強大丈夫なんだろうか?受験は?2人の進路は?卒業後はどうなる?親は?就職は?…など、話より他の事が気になってしまうようになりました。メインの2人に結ばれてほしいからこそ、そういう事が気になってしまう…。

このお話は、攻め受けの受験、部活、卒業後の生活が描かれていて、ただ恋愛絡みでごたついている訳ではなく、現実性があり違和感なく読むことが出来ました。登場人物と彼らの物語に集中する事が出来て良かったです。

シリアスな場面もありますが、ギャグっぽい雰囲気の方が多く、読んでいて楽しかったです。

メイン2人は、メガネ寡黙長身攻めと、まじめ可愛いちょっと訳アリ受けで、青春最中の試行錯誤の上、最後あたりしっかりBLしていました。

2人が結ばれて嬉しい。

0

逆に新鮮。スケベを止めるな!

ほぼ少女漫画を読んだことが無いのに、懐かしさを感じるってスゴくないですか?

独特なコマ割り、トーン、表情、細めの線、王子様アイドルの早見君、お茶山くん、過剰なキラキラ、果たし状、チョコっとベリー、愛して卍、エロ本「江戸の女」、「俺たちの青春はこれからだ」
どこを見ても昭和~平成を感じるかほり(香り)
あれ、私チャ○読んでたのかしら。

いえいえ、これはスケベなBL。

皆公認のスケベな三田村君は同じクラスのイケメン早見君が何故か人前で脱がない事に気が付き、興味興奮を覚えてしまい…。

脱がない理由は○○でしたー!
うーん、納得。
もう○首がいやらしいのか早見君がいやらしいのか、どっちもか。
さぁスケベな三田村君は直ぐに手を出すかと思いきや、出さない。
付き合うかと思いきや、付き合わない。
だってスケベだから!奥手でピュアなんですね、2人とも。

寧ろ、こんな清純な早見君がドドドスケベで後半グイグイ迫るギャップ。
相反する、見ては行けない物をコッソリ見ているような高揚感が有ります。
最後の早見くんの笑顔「ふはっ」が、もぉーーーー私の心のドス黒いエロが駆逐される爽やかさ。

皆が2人を応援し、お友達のお茶山くんも良い味出してるし平和な世界でした。リアル少女漫画世代には大変刺さる作品では。

現代は何でも新しい設定、斬新な絵柄が持て囃され少しでも昔の物は古臭いと消費されてしまう。
そんな時代にこの作品を描かれるのは、昔の良い所を見直す一石を投じたのかも。
もっとスケベをしっかり描かれたら更に良し。


後書きに「スケベが死語にならないように積極的に使って行きたい」と、成る程。その心意気良いですね!
スケベはエロと混同しやすいのですが、何が違うのか?
Googleさん教えて、をしたらセーフサーチに引っ掛かりました(涙)

スケベ(助平)とは好きをしゃれて擬人化していった「好兵衛(すきべえ)」から変化したとあるらしいです。純日本語です、まぁオシャレ。
江戸時代から紡ぐ言葉を私たちの代で絶やしては行けない。と強く意識しました。
スケベを止めるな。

0

これ、凄い作品だぁ〜!

とても、高評価だったので初の作家さんですが、購入しました。

買って良かった!めちゃくちゃ、笑った&感動もした(笑)
そして、ストーリーがしっかりしていて面白かったです。

焦点は「スケベ」!
このスケベの一言が、ここまでクローズアップされていて、しっかり物語を形成するとは。

爺さんの遺影?写真に、スケベと書いてあるのには、大爆笑。スケベは、攻めの家の家訓の様なものなのね。

また、攻めのバーちゃん、妹、母〜射精すると脳細胞が・・・とか、お腹抱えて笑いました。

何はともあれ、最後〜綺麗に纏まっていてとても良い話でした。

作家さん、読み応えのある作品をありがとう!





2

味のある作品

スケベ大好き三田村くん。人前で堂々とエロ本が読めて、周りもそれをサラッと流してしまう認知ぶり。
そして爽やかバスケ青年早見くん。エロとは程遠いいイメージで、女子からの人気も絶大。そんな早見くんは、何故か服を脱がない。そこに気づいた三田村くんは、気になって気になって気づいたら徹夜してまで早見くんのコラージュ写真を作ってしまうくらい。早見くんの秘密は。。。

レトロな絵で内容も面白い。
スケベって言葉久々に目にしました。ホント青春が詰まってます。
この話ですごく好きなのは、仲の良い友だちも家族も先生も、2人が両思いだとわかったり、付き合ったりすることを普通に受け入れている世界であること。
だからか、周りに気を使うことをすっ飛ばして、二人だけの悩みや目標に没頭できているのが、清々しい。
こんな所も楽しんで読んで頂きたい作品です。

1

センスの塊

畠先生初読みです。

おもしろいとは聞いていたけど、めっさおもしろかった!!

特に1話がまさに「スケベの青春」で完璧!
これ以上ない掴みですね。

早見のtkbのぷるんっ具合。
それを見て真っ白になる三田村。
三田村の黒目がtkbになるとこ。
制服を着ているけど胸をサッと隠す早見。
を見て「かわいい」と赤面&顔を覆う三田村。

最高にセンスがいい!!

お茶山の出オチ感www
どんな186cmがくるのかと思ったら…おかっぱ、オンザマユゲ、丸メガネ、ヒゲ、全体のフォルム…キャラデザ完璧かっ!!
あげくホントの身長は184.9というオチもあり。

付き合うようになってもすぐにエロいことをするのではなく、受験勉強に勤しむのがいい。
これぞ青春。

そしていざ…となったのに、三田村が逃げ出し、修行に出るのもおもしろい。withお茶山。

三田村のキャンプ地へ来た早見の怒り方がすんごい好き。先生のセンス大好き。

エロの描き方もノーマルというか、彼ららしい健全なスケベでよかった。

脇キャラもみんないい。
特に三田村のおじいちゃんが写真の中で「スケベ」な本?を持っていたとこかツボw
ちょうど早見の家系の話をしている場面で、三田村のスケベは家系だと示しているのが上手いわぁと感心しました。

先生の他作品も読みたいです。

3

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