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ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています

yakuza no ai no su ni kusari de tsunagareteimasu

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表題作ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています

柏木浩二
29歳,ヤクザの組長で恋人
秋津比呂
20歳,顔がいい以外は普通の大学生

その他の収録作品

  • ヤクザから独占欲で縛られています
  • あとがき

あらすじ

オレ、そのうちヤられ死ぬかも
ヤクザの組長・柏木の猛烈な求愛に絆された、顔がいい以外は普通の大学生・秋津比呂。柏木の独占欲に息もできない…!?
『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』続編!

ヤクザの組長・柏木浩二の猛烈な求愛にうっかり絆されてしまった、顔がいい以外は普通の大学生・秋津比呂。柏木の執着は重かった。就職も自立も無用! 護衛という名の監視つき、逃亡すれば鎖で繋がれ監禁プレイ!! 何も考えられなくしてやろう──柏木の「愛」に比呂はぐらつき始める。恋人と愛人の違いって? 対等でありたいって贅沢なこと? 柏木にとってのオレって…? そんな折、謎の美女の姿が。ただの知り合いだというが、いつにない柏木の様子に比呂は…!?

作品情報

作品名
ヤクザの愛の巣に鎖で繋がれています
著者
稲月しん 
イラスト
秋吉しま 
媒体
小説
出版社
二見書房
レーベル
シャレード文庫
シリーズ
ヤクザから貞操をしつこく狙われています
発売日
ISBN
9784576200767
4.1

(37)

(12)

萌々

(20)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
7
得点
152
評価数
37
平均
4.1 / 5
神率
32.4%

レビュー投稿数7

ヤクザならではのままならなさ問題

変態がここにいます。笑えますね。

攻めがヤクザで受けが一般人のカップルのお話って、やっぱりヤクザならではの制約とかどうにもならないところがありますよね。
まあこの柏木は規格外なんですが。

なんかもうヒロがすぐ脱走して逃げては柏木に助けてもらっての繰り返しで。
まあ監禁生活にお仕置きの鎖もきついですけど。

愛してるの大盤振る舞いですね。

それにしても謎の美女が気になるからって無茶しすぎ!脱走も上達しすぎ!
柏木の独占欲と執着で窒息しそうですね。
このまま囲われて何にも持たず身に付かず20年30年後まで愛してくれる保証もないし。
でも狙われるから通学も就職もダメとか…。
その辺がこの先どう解決するか気になります。

エッチも多めで、なんつー絶倫だ!そしてヒロ包囲網のネットワークとフットワーク、さすがです!

0

テンポが良い

『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』の続編です。

愛の鎖…とは…?と思いながら読んだのですが、そのまま愛の鎖でした…。
柏木の執着の表れですね。
柏木は金と権力で完全に比呂を囲いたいけど
比呂は先のことを考えると不安になるわけです。
そりゃそうですよね。
気持ちの問題だから絶対離さないって言われてもなんの確証もないわけで…。

今回、謎の美女が現れて比呂が不安な気持ちになります。
そこで全部をちゃんと柏木が説明しておけば
こんなことにはならなかったよね。と言いたくなる出来事が起こります。
まぁ…それがあったから比呂の柏木への気持ちの強さを
比呂が再確認出来るわけなのですが…。

今回もものすごく楽しませてもらいました。
でも、もうちょっと比呂は落ち着いて欲しいかな…と思ったり思わなかったり…。

0

稲月先生の過去作品探索中。「ヤクザから貞操を・・・」の続きで1作目未読でしたが楽しく読めました。楽しくって好きですが、独特の書きぶりが少し気になったので萌2より萌にしました。本編180Pほど+その続き60Pほど+あとがき。

大学3年生、顔だけは無駄に整っているためヤクザの柏木に惚れられ、同棲に雪崩込み2か月となった比呂。柏木がいない間は部屋に護衛、大学にいる間は友人の亮が護衛という超過保護ぶり。なのにある日大型バイクに囲まれる事態になり・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
亮(中学からの友人、家がヤクザ)、ケイ(柏木と親しい美女)、高崎(受けの護衛)、安瀬(攻めの古い知り合い)、鍋島(攻めビジネスの競合)、楢(受け行きつけの美容師)。どいつもこいつも一癖も二癖もある印象で、面白かったです。傭兵あがりだというのにオロオロする高崎さん、好きだなあ。

++面白かったところ

ヤクザだからか、柏木の執着度合いが割合振り切れているのと、それに対抗する受けとの掛け合いが面白かったでした。

部屋に護衛(というか一人で出かけさせないための見張り)。まあこれは分からなくもない。つぎに財布没収&ブラックカード持たせ。これもまあ有難うということにするとして。「足首に鎖」と「就職するな」→こう書いちゃうと「ふーん」になる方もいらっしゃるかもしれませんが、受けさんが非常に淡々と頑固に頑張る。鎖も暴れるでもなく泣き叫ぶでもなく「フローリングの床に細かな傷がつく」「手にわっかみたいにして持ち歩けば良い★」など考えはするものの、傍にいる護衛の高崎やら、心配した安瀬が拍子抜けるくらい淡々。

1冊目でとことんまで肝っ玉が据わったのか、もともとこういう性格なのかは不明ですが、モノローグ的な書きぶりと合わせて楽しく読めました!面白かったので1冊目に遡ろう~

0

2時間スペシャルドラマのラブコメ感覚

前作と同様、受け視点の第一人称で物語が展開していきます。
ヤクザ要素は前より、少しは増えたかな。でも全体的にヤクザをやってる感もなく、タイトルに鎖で繋がれていますと書いてあるが監禁要素もほぼなく、
勢いとハッピーとツッコミ満載な一作です。
前作とまとめて一気に読みましたが、「またヤッてる」と思わずツッコみしたくなるほど、元気すぎる攻めです(笑)
ラブラブなバカップルを見ている感じで、思わずにやけたりツッコミを入れたり、楽しく拝見しました。
物語重視や心理描写重視の方には向かないかもしれませんが、
疲れているときなんとなく見て笑って、読後に満足感があります
カラー扉絵のイラストは、柏木にブラジャーをずらされ乳首をなめられる比呂ですが、すごく好きで読んでいる途中何度も最初のページに戻って眺めてました。
ぜひ見てほしいです!(ちょっとした女装シーンがあります)

2

続編も萌えと楽しさいっぱいです。

 前作「ヤクザから貞操をしつこく狙われています」がとっても私のツボで萌だったので、続編が出ると知って楽しみに待っていました。

 普通の大学生である受け様の比呂とヤクザである攻め様の柏木。
ほぼ受け様視点で攻め様視点がちょいちょい入る。
ともかく、この比呂視点の話の流れ、というか比呂のモノローグが面白くて面白くてにやにやが止まりませんです。
 柏木の溺愛ぶりに内心でソッコーつっこんだりの、撃てば響くようなノリツッコミのテンポがよくって、もう比呂ちゃん大好き。

 柏木の独占欲、執着ぶり、ますますパワーアップ。
もてるお金と権力を駆使して、比呂を自分の手の中に囲い込もうとしております。
「配慮はするけど、遠慮はしない」とはよく言ったもんだ、と感心しちゃいました。

 ヤクザと同棲、というあまり日常的ではない日々なのに、比呂ってば、いたって普通に毎日を過ごしていて、神経が図太いんだか、ポジティブなんだか。
脱走もしてるけど、それは柏木から逃げたいんじゃなく、1人でやりたいことをやりたいためだし。
 
 鎖で繋がれちゃった時は、柏木は変態だと言い放ち、鎖付きでいかに快適に移動できるかを考えてて、全然応えてない。
あきれて怒ってはいたけど、怯えたり悲壮感はない。
鎖を張って、柏木を転ばせようとする反撃をするだなんて笑うしかなかったです。

 柏木に気安い態度をとる謎の美女の出現に、モヤモヤしてまたも比呂は脱走。
柏木に意趣返しをしたい輩に捕まっちゃってあわやとなるけど、もちろん柏木が怒涛の勢いで助けに来る。
 結局この事件で、比呂は柏木への確固たる気持ちを自覚して、「愛してる」と伝えて柏木の隣にいる覚悟を決める。


 その後の後日談「ヤクザから独占欲で縛られています」
前作では、比呂に騎乗位をさせて野獣になった柏木でしたが、今回は別のことで野獣になってました。
柏木のドオオオオンを初めて比呂が舐める。
ドオオオオンって(笑)。
レビューの為に"オ"の数をちゃんと数えましたよ 。
コミックの擬音とかでは見るけど、小説でこの表現…。
でもこれで、柏木のサイズ感、めっちゃ伝わりました。

 ともかく、続編も柏木の重たい執着愛と溺愛ぶりに萌えさせてもらい、比呂のモノローグに笑わせてもらい、と、とっても楽しく読ませて頂きました。

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