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表題作キッスインブルーヘブン

江上 雪親
御曹司
能代 欽之介
25歳,フリーター兼サーファー

その他の収録作品

  • 描き下ろし

あらすじ

予定調和な日々を崩してくれるような「ときめき」を求めてる。思いがけないいい波、乗りたくて楽しくてたまらない波みたいな――。欽之介がいつものようにサーフィンをしていると、突然「執事」に声を掛けられる。うちの「坊ちゃま」と別荘でランチをご一緒できませんかと。怪しい誘いに乗って向かった先で、待ち受けていた坊ちゃまは思いのほか歳上で!? これは求めていた、揺れる波のように予測不可能なときめきの予感――!?

作品情報

作品名
キッスインブルーヘブン
著者
雁須磨子 
媒体
漫画(コミック)
出版社
講談社
レーベル
ハニーミルクコミックス
発売日
ISBN
9784065192351
4.3

(41)

(24)

萌々

(8)

(8)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
10
得点
176
評価数
41
平均
4.3 / 5
神率
58.5%

レビュー投稿数10

ページを開けばそこは天国

ただ、ひたすら胸が満足感と多幸感でいっぱいになりました。
満たされすぎて、同時に買った他の漫画を読めなくなるほどでした。

美しくて逞しく可愛い欽ちゃん・・
上品で観葉植物のような優しさと穏やかさのある江上さん・・

恋人達という言葉が何よりも似合う二人を見て心の底から癒されました。

雁先生らしさのつまった、可愛らしく、美しい表現たち。
キーとなるジェンガの使い方が素晴らしい。

温度や香り、波の音まで聞こえてくるような感覚。
悪者のいない、暖かくて優しい、ここはまさに天国。

100ページあたりまで読んだ時点で、
未だあと100ページ以上この幸せが続くのか!!と天を仰ぎました。

積んで壊して・・また積んで
波と一緒だね
それでなくなるわけじゃない

一足先に、幸せな夏の冒険ができました。
ありがとうございました。

今こそ、ぜひ皆さんに読んでいただきたい逸品です。




あと、美味しそうにご飯を食べるひとが大好きです。

3

雁須磨子先生節炸裂

『ひと夏のアバンチュール』的、なんとなく昭和っぽい香り
(題名とか松田〇子ちゃんの歌を思い出す…)のするBL。

丘の上にある別荘に保養にきている体が弱いお坊ちゃま(しかしおっさん)雪親。
いつも波乗りにきている青年サーファー(ちょっとトラウマ持ち)欽之介。
二人のすれ違いの恋のお話は、可愛らしかったり切なかったり。
でもしっかりハピエンだし、雪親さん泳げないのにサーフィン始めるし、欽之介は幸せそうだし。

先生の独特の絵柄とセリフ回りと会話の間が楽しめる。
Hは少しだけなのも先生の魅力の一つだと思うのです。
それでも色っぽいのがいい♥

2003年の『のはらのはらの』でハマって、それからちょいちょい読んでいましたが、最近になって読んでないのも多いので…これから無限回収してGWのお供にしようと思います。

2

アバンチュール

雁須磨子先生の空気感、たまらないです。
若者の出てくる作品ばかり読んでたので、両方成人男性は初めてかも。積んである作品はありますが。

◾︎能代雪親(お金持ち)×欽之介(サーファー)
とても好きでした。
まず、雁須磨子先生の言葉選びが好きなんです。ちょっと変わった言葉遣いなのに、そこに引っかかって違和感になるというよりは、そこが引っかかって愛しさが増す。書き文字でサラッと出てきたりするから見逃せない!「紙み」「かみみ?」とか、可愛いな〜

圧倒的に不審者で言葉足らずなのは雪ちゃんだと思います!欽ちゃんの反応は至極真っ当だ。遠泳は不審者だけど。でもその不思議さが、漫画的フィクションとしてはいい塩梅で、ちょうど良かった!しかしながら後日譚のその嫉妬は早めに言葉にしておいた方がいいぞ欽ちゃん!

「やさしく〜」からの>>寝<<
欽之介と共にびっくりですよホント。ここまで関係性をきちんと言葉にしない2人も大人の恋愛でいいけれどここにきて突如「セックス」って強い言葉が出てくる緩急、雁須磨子先生が好きだ!!
後半突然「恋人」ってワードが雪親さんから出てきて、それを心内で反芻しつつ突っ込まない欽之介…うん、一貫してますね。

今の関係が最高だと思って自分から終わらそうとする展開フェチの自分は、欽ちゃんが別れを曖昧に切り出してるところ辺り大盛り上がりでした。あー好き。弱い、その弱さが好き。

2

元気出たよ

私の個人的なあれですけど雁須磨子さんの作品は一見ふわっとかわいいんだけど、心情描写やセリフが繊細でどんなにキュンとするかわいい作品でも身に覚えのある感情が刺激されてどこかヒリヒリする。近年の作品はとくにヒリヒリ感強めかなぁと。
…なんだけど今作はタイトルまんまの雰囲気!ほんと「バカンス楽しいー最高ー」みたいなお話だった!
なんかのんびりのんきにテンション上げずゆるく読めるやつかなーと思っていて実際その良さは失われていないんだけど、加えていい意味でマンガ的な、ドラマティックで王道な展開で進んでいきページを巡る手が止まらない。
これまでにない感じの作品かなぁと思います。

主人公欽ちゃんに執事さんを介してお誘いをかける坊ちゃんこと江上さん(実際執事さんに坊ちゃんって呼ばれてる)。物静かで上品なアラフォー?のおじさん。
欽ちゃんは25歳のサーファー。この欽ちゃんがかわいい男子〜。
大っきくてロン毛でおおらかで恋愛にも真面目で見た目に反してチャラついてなくてかわいい〜。ちゃんとすね毛はえてるかわいい〜。
そんな欽ちゃんを見てニコニコしてる江上さんもかわいい。正に「お育ちがよいのだな」という感じのおっとりした人。お金持ち特有?の良くも悪くもギラついた魅力とは対局にあるようなタイプ。
そんな好ましい2人がほのぼのと距離を縮めていき、誤解を乗り越え身分差乗り越え?行き着く結末は王道ハピエン!
こんな最高なの楽しいに決まってる笑。

個人的にコロナでしょんぼりしがちな今ぴったりのお話でした。読後感も良い!
電子でカバー下まできっちり収録されているのも有り難い。

1

富豪に見初められるお話

雁須磨子先生のBLがどれもこれも
大好きなわたしですが
やっぱり他にはない感じのとってもステキな作品でした。
簡単に言うと若くたくましく美しい25歳のサーファーが海辺の白亜の別荘の不労所得イケオジに
見初められるお話です。
一夏のアバンチュールをめぐるすれ違い?かな。
お金持ちのイケオジといっても
上品で身体の弱いいい匂いのするお坊ちゃまで
かつ実は経験豊富?でセックスもうまいという、、
突然黒塗りのベンツに爺やが
現れるところから掴みはオッケー
ときめきのなかったサーファー欽之介に
非日常がやってきます。
はじめてその気になってお泊りする
「俺やさしくされちゃうの??」のとこ大好きです。
うひひたくましい青年は抱かれる側です。
欽之介はほんとにちょっとおバカで性格が良くて
かわいくて魅力的でした。
じゃなければ違うお話になってしまう。
後半クルーザーから飛び込んで泳いで逃げるって
展開がありそこはかっこよ!ってやられました。
おぼっちゃまもほわほわで最後は楽しくて
はぴえんです。波とジェンガの比較とかは
やっぱりうまいなって思いました。
ケ・セラ・セラはなるようになるさで
サーファーと富豪のカップルとってもよきカップルでした!

0

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