ボタンを押すと即立ち読みできます!
雁先生作品にハマりまして読むの14作目です。どの作品もキャラがいじらしいのがいいですね。特におとぼけ炸裂されてツボって爆笑させられるのが大好きです。でいてじーんとしてきゅんと萌えがあるのがたまらない。
セリフと並行して語られるモノローグが途切れ途切れで「何が?」「何を?」となりながらだんだんわかってくるのもおもしろいです。
本作は、予定調和は好きではない欽之介がお坊ちゃまの江上の誘いに応えて意気投合していく。仲良くなり方が子どものような無邪気な感じでかわいいです。
それでも欽之介がその気を察し「俺から」となって江上もお風呂上がりのバスローブ姿でちょこんと座って待っていて「やさしくするね」で、そっち?となったものの、江上が寝ちゃったところでズコーっとなりました。
そこで引かず欽之介が「セックスとかしないんスか?」と踏み込んだのがナイス。
でも、欽之介がノンケだったのはびっくり。その前に江上が自分に対しての態度に確信めいていたのはゲイ同士のやつかと思ったらそうではなかった(テンプレをほぼ描かれない雁先生らしさで好き)。
まんまと自分がBL 脳で読んでいることを痛感させられましたw
ゲイとかそういうことにとらわれず江上の自分への好意を受け入れ、自分も江上を好きだと思った欽之介ですね。
その後、噂話を聞いて欽之介が勝手にアバンチュールだと思い込んで別れようとするのは待て待てと思いましたが。それで痴話喧嘩が始まるも褒め合いになって結構言いたいこと言い合って嫌だ嫌だ行かないでという流れになったのもおもしろい。
江上の言動が終始お上品で無邪気なとこがあるのがかわいい。
鶴巻さんが絵に描いたような執事さんなのも好き。
うさんくさユーカイおじさんなんやねんと思いましたが弟だったのね。ま、謝ったからよし。
マーメイド青年ww
先生の他作品に比べるとべそべそ泣いちゃうシーンはなかったかな。
あとがきも大好き。
雁須磨子先生のBL作品を初めて読んだのがこの作品でした。
それぞれのキャラクターに味わいがあって、ほのぼのしていてそれでいて読んでいるとわくわくするようなお話です。
サーフィンの波のような、予定調和じゃないおもいがけない「ときめき」がないかな~……なんて思っていたきんちゃんの元へ、ある日黒塗りの車に乗った執事が坊っちゃまとのランチの誘いにやってくる……
たまにアホかわいくてロマンチックで、何度も読み返したくなる様な1冊です!
雁須磨子先生のBLがどれもこれも
大好きなわたしですが
やっぱり他にはない感じのとってもステキな作品でした。
簡単に言うと若くたくましく美しい25歳のサーファーが海辺の白亜の別荘の不労所得イケオジに
見初められるお話です。
一夏のアバンチュールをめぐるすれ違い?かな。
お金持ちのイケオジといっても
上品で身体の弱いいい匂いのするお坊ちゃまで
かつ実は経験豊富?でセックスもうまいという、、
突然黒塗りのベンツに爺やが
現れるところから掴みはオッケー
ときめきのなかったサーファー欽之介に
非日常がやってきます。
はじめてその気になってお泊りする
「俺やさしくされちゃうの??」のとこ大好きです。
うひひたくましい青年は抱かれる側です。
欽之介はほんとにちょっとおバカで性格が良くて
かわいくて魅力的でした。
じゃなければ違うお話になってしまう。
後半クルーザーから飛び込んで泳いで逃げるって
展開がありそこはかっこよ!ってやられました。
おぼっちゃまもほわほわで最後は楽しくて
はぴえんです。波とジェンガの比較とかは
やっぱりうまいなって思いました。
ケ・セラ・セラはなるようになるさで
サーファーと富豪のカップルとってもよきカップルでした!
私の個人的なあれですけど雁須磨子さんの作品は一見ふわっとかわいいんだけど、心情描写やセリフが繊細でどんなにキュンとするかわいい作品でも身に覚えのある感情が刺激されてどこかヒリヒリする。近年の作品はとくにヒリヒリ感強めかなぁと。
…なんだけど今作はタイトルまんまの雰囲気!ほんと「バカンス楽しいー最高ー」みたいなお話だった!
なんかのんびりのんきにテンション上げずゆるく読めるやつかなーと思っていて実際その良さは失われていないんだけど、加えていい意味でマンガ的な、ドラマティックで王道な展開で進んでいきページを巡る手が止まらない。
これまでにない感じの作品かなぁと思います。
主人公欽ちゃんに執事さんを介してお誘いをかける坊ちゃんこと江上さん(実際執事さんに坊ちゃんって呼ばれてる)。物静かで上品なアラフォー?のおじさん。
欽ちゃんは25歳のサーファー。この欽ちゃんがかわいい男子〜。
大っきくてロン毛でおおらかで恋愛にも真面目で見た目に反してチャラついてなくてかわいい〜。ちゃんとすね毛はえてるかわいい〜。
そんな欽ちゃんを見てニコニコしてる江上さんもかわいい。正に「お育ちがよいのだな」という感じのおっとりした人。お金持ち特有?の良くも悪くもギラついた魅力とは対局にあるようなタイプ。
そんな好ましい2人がほのぼのと距離を縮めていき、誤解を乗り越え身分差乗り越え?行き着く結末は王道ハピエン!
こんな最高なの楽しいに決まってる笑。
個人的にコロナでしょんぼりしがちな今ぴったりのお話でした。読後感も良い!
電子でカバー下まできっちり収録されているのも有り難い。
雁須磨子先生の空気感、たまらないです。
若者の出てくる作品ばかり読んでたので、両方成人男性は初めてかも。積んである作品はありますが。
◾︎能代雪親(お金持ち)×欽之介(サーファー)
とても好きでした。
まず、雁須磨子先生の言葉選びが好きなんです。ちょっと変わった言葉遣いなのに、そこに引っかかって違和感になるというよりは、そこが引っかかって愛しさが増す。書き文字でサラッと出てきたりするから見逃せない!「紙み」「かみみ?」とか、可愛いな〜
圧倒的に不審者で言葉足らずなのは雪ちゃんだと思います!欽ちゃんの反応は至極真っ当だ。遠泳は不審者だけど。でもその不思議さが、漫画的フィクションとしてはいい塩梅で、ちょうど良かった!しかしながら後日譚のその嫉妬は早めに言葉にしておいた方がいいぞ欽ちゃん!
「やさしく〜」からの>>寝<<
欽之介と共にびっくりですよホント。ここまで関係性をきちんと言葉にしない2人も大人の恋愛でいいけれどここにきて突如「セックス」って強い言葉が出てくる緩急、雁須磨子先生が好きだ!!
後半突然「恋人」ってワードが雪親さんから出てきて、それを心内で反芻しつつ突っ込まない欽之介…うん、一貫してますね。
今の関係が最高だと思って自分から終わらそうとする展開フェチの自分は、欽ちゃんが別れを曖昧に切り出してるところ辺り大盛り上がりでした。あー好き。弱い、その弱さが好き。