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表題作食べないの? おおかみさん。

ウル
森に住むおおかみ男
太郎
生贄になった少年

その他の収録作品

  • ぼくを愛したおおかみの事。(描き下ろし)

あらすじ

生贄として森に捨てられた人間の子ども・太郎。
森の奥に住む狼のウルは、痩せた人間は美味しくないと言い、太郎に美味しいご飯を食べさせ、きれいな洋服を着せ、怪我の一つもしないように、大切に大切に育ててくれた。
大きくなったら大好きなウルに美味しく自分を食べてほしいと願う太郎だけど、いくつもの季節が廻った森のなかで二人は――。
甘く、切ない異種族BLストーリー! 描き下ろしショートも収録。

作品情報

作品名
食べないの? おおかみさん。
著者
小石川あお 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344846661
4.5

(387)

(275)

萌々

(79)

(22)

中立

(5)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
48
得点
1762
評価数
387
平均
4.5 / 5
神率
71.1%

レビュー投稿数48

温かく深く、大きな愛にくるまれて

 ぐりとぐらにゲート・グリーナウェイのエッセンスを足したような美しい絵。すいません、個人の勝手な感想です。甘いファンタジーのようでいて、中世のおとぎ話のような感じもする絵。最高です!
 とにかくもう、ウルの太郎を思う様が刺さりまくりです。ウルが太郎に掛ける言葉、毎日丁寧に優しく、愛情込めてしているお世話の全てが愛おしい。読んでいて幸せな気持ちになれます。少し成長した太郎が、子ども扱いし過ぎって思うくらいですが、読み手としては小さかった頃の太郎の境遇を思うとたくさんの愛情に包まれる太郎にホッとします。
 蜜蝋クリーム、アロエローション、花梨シロップ、虫除けのオイル…。全部、太郎のためにウルが揃えたもの、きっと手作り。一つ一つに愛が詰まっている…。勉強、マナー、歌、ダンス、お昼寝、森での様々な経験…。永遠に続いてほしい。
 けれど、太郎が一人で人間世界に戻ることは大人になってウルと対等になるために必要だったのかなあと思います。だからこそ二人は本当のパートナーになれたのかなあと。
 素晴らしい物語、幸せな日々の短編集があればいいのに…。
 小石川あお先生、ありがとうございます!

0

なんという高クオリティ!(でも「そのままでよろ」派は回れ右案件

「Qの婚姻」で「ネタバレなしで」と書かれた最新レビューを目にしてすごく気になり(レビュワーさんに感謝!)、まずはこちらが一番評価が高いし、仲良くさせて頂いてるレビュワーさんが絶賛されてたので手に取りました。
これなんと本作→「獣王陛下と砂かぶりの花嫁」→「殿とつばめ 七十二候拾遺譚」→「Qの婚姻」の順番で「お伽噺BL」っていうシリーズなんですね。
(私が利用する電書サイトではそうなってました)
しかもBL AWARD 2021 BEST コミック 9位ですか…!納得の内容でした。
素晴らしいとしか言いようがない。絵力も満点。
ありそうでなさそうな、絶妙な和洋折衷の世界観も秀逸。
「赤ずきんちゃん」と「美女と野獣」のオマージュでもある。
ちょっと攻めや蛇男がデカすぎィ、と思ったけど 人型に戻ったら普通の人間サイズだったからヨシ!(・∀・)b

<特に良かった点>
一人称が「私」→萌え
タヌキ2匹→萌え
木の精も可愛い…
可愛い動物や昆虫、人外がいーーーっぱい出てきます。
雪虫がどんなビジュか、ググってしまいましたよw かわえぇなw
雪男おるやんけー!w
行商人さんを助ける精霊がクリオネっぽい!w
花ですら可愛い!w(「ぽ。ぽ。ぽ。ぽっ」)
春の精がかわい…くない!w

あ~楽しかった。BLとしても素晴らしい。
かすれた声は変声期かー!
ベッドにもぐりこんだシーンではドキドキしました。

背景に立ち並ぶ高層ビルー!そうか、100年だったのかぁ…。
当方オカルト好きなのでこの設定はすんなり受け入れられました。

この作者さん素晴らしいのは、「これどっちのセリフ?」ってシーンが皆無なこと。
片方を白黒反転させたり、切れ目とかの漫画界の約束事を駆使されていて読みやすいです。

<注意点>
・受けは大人になってもかなり小柄なので、そういうの苦手な方には不向きです
・セッ描写は人型のみです

2

舌を巻く表現の巧さ!琴線に触れる優しさ!五感を刺激する美しさ!

新刊で拝読した「Qの婚姻」が頗る良かったのでこちらも拝読!!
素晴らしい世界がずっと続いています

誰もが感じた事のあるノスタルジックな絵物語のエッセンスが土台に敷かれていながらも単にそこを踏襲するだけではなく、この作品のこのキャラ達ならではのコミカルさや苦悩や優しさのエッセンスをしっかり注ぎブレンドしている

読み易さと目新しさがしっかり融合している唯一無二の世界観を生み出しています

表現者としての技量がトンデモナイ高さですね!!

例えば太郎の成長期の描写!!
の…前に私は語りたい!!
「太郎という名」についてを…٩(>ω<)و

そもそも”太郎”というネーミングセンスですょね?何週回って辿り着いたんだ⁉という親しみやすさと彼の儚い容姿と全く相いれないギャップが生み出す底抜けの可愛らしさ…!!これぞトラディショナルの強み…!!
太郎、、、この名を選択する先生の感性に唸るしかない

さて、本題に戻りまして、、、(;'∀')
そう!太郎の成長期の描写が実に巧妙で美しく描かれておりました

声変わりや性への興味の芽生えなどを輪郭をぼかしながら描き映す事で太郎が成長している様を伝えてくれる
表現の巧さに引き込まれてしまうのは必然

細かいテクニックを散りばめ構築された世界で紡がれる優しさに満ちた世界
クロのこんこんと湧く枯れる事の無い太郎への愛情
クロの愛情を一身に受け親愛を知りやがてゆっくり情愛が育つ太郎
そして彼らと共に過ごす動物や精霊たち
キャラ達が魅せてくれる全てが愛おしく、どうかこの世界が壊れないで欲しい、、、と願わずには居られぬ心持ちになります

作品をページを通して触れているだけなのに、まるでこの世界に迷い込んで至近距離で彼らを見守っているような感覚にして下さる作画が生み出す空気感
美しいものには引力がありますね
その強力な引力を実感します.゚ .(*˘︶˘*). ゚.

大きな愛に勝るものナシ!
溺愛バンザイ!!
優しい世界よありがとう♡
最高でした!!!!!

修正|長年の愛を交わすシーンが本編最後にありますが修正は不要な描写!
なんか…もぉこれは別次元!!

そしてココで終わらず電子はコミカルな小話で終わるのもすごい良かった~~~!
かわいい2人に心が晴れやかになりました((っ´ω`)♡(´ω`⊂ ))

2

大人の絵本かのうように、読み返す作品

文句なしの神評価です。

一冊完結でこんなに満足度の高いBL漫画に出会えることってそうそうないのでは?

一冊で”大人”名作劇場です。

お話はとってもやさしいおおかみ男さんと、
かわいそうな(はずの)純粋少年が何年も季節をともにしながら進んでいきます。

おおかみ男さんは、それはそれはその少年を大事に大事に
傷つかないように何年も愛でて育み、おかげでは少年はピュアなまま青年に成長します。
2人のやりとりや取り巻く絵本のようなキャラクターにきゅん。

お互いがお互いをだいすきで大切な存在。

しかし、少年が青年となったことで、運命の日が訪れる。

運命の日を迎えたうえで二人が進む未来は・・・?

読了後もふと読みたくなって何度も読み返している作品です。
電子で買って後悔はなかった名作品!

2

愛情たっぷりきれいで優しいファンタジー

人外ものは苦手なのですが、この作品はとっても好きで繰り返し読んでいます。
優しさと愛に満ち満ちている一冊。

身体が大きく全身真っ黒、歯もするどく、恐ろし気な見た目のおおかみさん。
いけにえになった少年、その名も太郎、と暮らしています。

童話のような設定で、少年の名前が太郎。
最初から萌え満載の素敵な世界観なのがうかがえます。

いつか生贄として食べられることを覚悟して、大好きなウルと丁寧に暮らす太郎。
お互いを慈しみあっていることがわかるやりとりが心に響きます。

妖精、魔物、動物、森の中で暮らす2人。
道に迷って行き倒れた猟師、保護されて一時、3人で暮らします。
猟師の存在によって、2人の関係が、愛情が、より鮮明に浮き上がります。

お互いを想いあっているからこそ、一緒にいられないと泣くウル。
その言葉を聞いて最後に顔を見せてと泣く太郎。

覚悟の別離、そして年月が経ち、覚悟と決意をもってウルのもとに帰る太郎。

何度も涙しながら読み、最後には号泣でした。
きれいで優しくて素敵で、何度も繰り返し読んでいる大好きな作品です。

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